※本記事はBASEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
BASE株式会社(東証グロース:4477)は2025年12月期(通期)の連結業績を発表した。売上高は20,729百万円(前年同期比+29.7%)、売上総利益は9,989百万円(同+39.4%)、営業利益は1,686百万円(同+118.2%)、経常利益は1,644百万円(同+106.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,826百万円(同+436.9%)と大幅な増収増益となった。「Pay ID」アプリの有料化によるBASE事業の成長、およびEストアーショップサーブ事業の連結開始等が主な要因。
株主還元では、10億円の自己株式取得(2025年4月終了)に加え、株主に対する利益還元施策として初めて剰余金の配当(1株当たり5円)を2026年2月に決議予定としている。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高・売上総利益・営業利益はいずれも大きく増加し、売上総利益率は48.2%(前期44.8%)、営業利益率も上昇した。通期業績予想(2025年11月6日公表)に対しては、売上高が達成率99.5%、営業利益が同143.0%、当期純利益が同126.7%となり、営業利益・経常利益・当期純利益は予想を大きく上回って着地した。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 20,729百万円 | 15,981百万円 | +29.7% |
| 売上総利益 | 9,989百万円 | 7,166百万円 | +39.4% |
| 売上総利益率 | 48.2% | 44.8% | +7.5% |
| 販管費 | 8,303百万円 | 6,393百万円 | +29.9% |
| EBITDA | 1,749百万円 | 803百万円 | +117.7% |
| 営業利益 | 1,686百万円 | 772百万円 | +118.2% |
| 経常利益 | 1,644百万円 | 796百万円 | +106.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,826百万円 | 340百万円 | +436.9% |

セグメント別(事業別)の状況
BASE事業は「Pay ID」の有料化等によるテイクレート上昇により売上総利益が前年同期比+24.7%増加し、セグメント利益は通期で1,404百万円と黒字を維持。PAY.JP事業は売上総利益が同+22.2%増加し、セグメント利益は通期で329百万円の黒字を維持。YELL BANK事業は売上総利益が同+25.1%増加。want.jp事業は既存事業の固定費削減・単価見直し等の収益構造改革が進捗。Eストアーショップサーブ事業は2025年第4四半期からPL連結を開始し、売上高1,309百万円、売上総利益767百万円で着地した。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期4Q | 2024年12月期4Q |
|---|---|---|---|
| BASE事業 | 売上高 | 3,198百万円 | 2,622百万円 |
| BASE事業 | セグメント利益 | 268百万円 | 22百万円 |
| PAY.JP事業 | 売上高 | 1,602百万円 | 1,539百万円 |
| PAY.JP事業 | セグメント利益 | 71百万円 | 45百万円 |
| YELL BANK事業 | 売上高 | 306百万円 | 262百万円 |
| YELL BANK事業 | セグメント利益 | 151百万円 | 122百万円 |
| want.jp事業 | 売上高 | 258百万円 | 258百万円 |
| want.jp事業 | セグメント利益 | -1百万円 | -47百万円 |
| Eストアーショップサーブ事業 | 売上高 | 1,309百万円 | -(2025年4Qより連結開始) |
| Eストアーショップサーブ事業 | セグメント利益 | 187百万円 | - |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、既存プロダクトの強化、グループシナジーの創出及びEストアーショップサーブ事業の通期寄与により、売上高は前年同期比+36.9%の28,371百万円、売上総利益は同+40.9%の14,070百万円を計画。営業利益は同+34.6%の2,270百万円、経常利益は同+23.4%の2,029百万円を見込む一方、税効果が一巡することで親会社株主に帰属する当期純利益は同-17.9%の1,497百万円と減益を見込んでいる。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期(実績) | 前期比(YoY) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 28,371百万円 | 20,729百万円 | +36.9% |
| 売上総利益 | 14,070百万円 | 9,989百万円 | +40.9% |
| 販管費 | 11,800百万円 | 8,303百万円 | +42.1% |
| EBITDA | 2,457百万円 | 1,749百万円 | +40.5% |
| 営業利益 | 2,270百万円 | 1,686百万円 | +34.6% |
| 経常利益 | 2,029百万円 | 1,644百万円 | +23.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,497百万円 | 1,826百万円 | -17.9% |

株主還元
2025年12月期は、株主に対する利益還元施策として初めて剰余金の配当を実施。1株当たり配当金額5円(配当性向31.5%、配当総額575百万円程度)の期末配当を2026年2月18日に決議予定で、基準日は2025年12月31日、効力発生日は2026年3月6日。あわせて10億円の自己株式取得を2025年4月に終了している。2026年12月期についても1株当たり5円の期末配当(配当性向38.4%、配当総額575百万円程度、基準日2026年12月31日、支払予定日2027年3月頃)を予定するとともに、機動的な株主還元を可能とするため当期の自己株式取得枠として上限10億円(普通株式3,800,000株・発行済株式数に対する割合3.3%、取得期間2026年2月13日~2026年12月31日)を設定した。
| 対象期 | 配当形態 | 1株あたり配当金 | 配当性向 | 配当総額 | 基準日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年12月期 | 期末配当(初配) | 5円00銭 | 31.5% | 575百万円程度 | 2025年12月31日 |
| 2026年12月期(予想) | 期末配当 | 5円00銭 | 38.4% | 575百万円程度 | 2026年12月31日 |

中期経営計画
新中期経営計画では、既存プロダクトの強化によるトップライン成長と収益性向上の両立に加え、プロダクトのAI実装化、グループシナジーの創出、M&A・提携等による非連続な成長(インオーガニック)を通じて、2028年12月期に売上高41,500百万円、営業利益5,000百万円(営業利益率12.0%)、EBITDA5,192百万円(EBITDAマージン12.5%)を目指す計画としている(2025年12月期実績はそれぞれ売上高20,729百万円、営業利益1,686百万円、EBITDA1,749百万円)。旧中期経営計画からの上方修正であり、戦略的M&Aや資本提携、新規事業を織り込み、売上高・利益ともに従来計画を上回る成長を目指すとしている。
※本記事はBASEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。