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アプリックス、2025年12月期は売上収益22.4%減 最終損益137百万円の赤字に

決算サマリー 2026.08.26
アプリックス、2025年12月期は売上収益22.4%減 最終損益137百万円の赤字に

※本記事はアプリックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社アプリックス(東証、証券コード3727)は2026年2月13日、2025年12月期(連結)決算補足説明資料を公表した。連結売上収益は2,873百万円(前年同期比▲22.4%、前年同期3,707百万円)となり、業績予想値3,767百万円に対しても▲23.7%の未達となった。のれんの減損損失113百万円、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」に関するソフトウェア資産の減損損失80百万円などを計上した結果、営業利益は▲64百万円(前期218百万円)、親会社の所有者に帰属する当期利益は▲137百万円(前期157百万円)といずれも赤字に転じた。2025年12月期期末配当は1株当たり3.5円で、期初予想から変更はなかった。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

減収の主因はMVNE/MVNOサービスの契約ユーザー数減少やシステム開発事業の軟調な推移。前期取得した株式会社H2の売上が一定程度寄与したものの、これらの影響を十分に吸収するには至らなかった。事業利益は上記の減収要因に加え、株式会社グローバルキャストとの株式交換実施に伴うデューデリジェンス費用や弁護士費用などの関連費用、AIドライブレコーダー「AORINO」の在庫評価損など一時的費用(計約46百万円)の発生により、前年実績及び業績予想を下回った。

項目当期(2025年12月期)前期(2024年12月期)増減額増減率
売上収益2,873百万円3,707百万円▲833百万円▲22.4%
営業費用2,772百万円3,480百万円▲708百万円▲20.3%
事業利益101百万円227百万円▲125百万円▲55.2%
EBITDA260百万円377百万円▲117百万円▲31.1%
営業利益▲64百万円218百万円▲283百万円
親会社の所有者に帰属する当期利益▲137百万円157百万円▲294百万円
アプリックス 連結業績概要(連結損益計算書)
出典:アプリックス 2025年12月期決算補足説明資料 P.10

減損損失の計上

SMC(スマートモバイルコミュニケーションズ)が提供するMVNE/MVNOサービスにおける契約ユーザー数の減少などにより業績が軟調に推移していることを踏まえ、保守的な事業計画に基づきIFRS(国際会計基準)に則った減損テストを実施した結果、連結決算においてのれんの減損損失113百万円を計上した。また、2025年10月にサービスを開始したリテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」に関連するソフトウェア資産についても、事業の立ち上がりが当初計画から大幅に遅延している状況を踏まえ、より保守的な前提を用いて減損テストを実施し、減損損失80百万円を計上した。

項目金額
のれん減損(MVNE/MVNO関連)113百万円
ソフトウェア資産減損(BRIDGE AD関連)80百万円
アプリックス 減損損失の計上
出典:アプリックス 2025年12月期決算補足説明資料 P.7

セグメント別業績

ストックビジネス事業とシステム開発事業の2事業で構成。ストックビジネス事業はMVNE/MVNOサービスの契約ユーザー数減少により減収減益となった。システム開発事業は自社サービス向けシステム開発への開発リソース投入増加やIoT開発をはじめとする受託開発案件数の減少により減収となったが、外注費・通信費等の費用減少や販売管理費のストックビジネス事業への計上比率増加などにより増益となった。

セグメント指標2024年12月期累計実績2025年12月期累計実績増減額増減率
ストックビジネス事業売上収益3,164百万円2,518百万円▲646百万円▲20.4%
ストックビジネス事業セグメント事業利益374百万円297百万円▲76百万円▲20.4%
システム開発事業売上収益577百万円370百万円▲206百万円▲35.7%
システム開発事業セグメント事業利益50百万円55百万円+4百万円+8.4%
調整額事業利益▲198百万円▲251百万円▲52百万円
アプリックス セグメント別業績概要
出典:アプリックス 2025年12月期決算補足説明資料 P.5

株主還元

2025年12月期期末配当は1株当たり3.5円(期初予想から変更なし)、配当金総額は76百万円。基準日は2025年12月31日、効力発生日は2026年3月17日。前期(2024年12月期)の配当は記念配当1.0円を含む3.5円だった。

アプリックス 剰余金の配当(2025年12月期期末配当)
出典:アプリックス 2025年12月期決算補足説明資料 P.12

2026年12月期の経営方針・業績予想の公表延期

2026年1月16日に公表した株式会社グローバルキャストとの株式交換及び連結子会社化に伴い、効力発生日である2026年4月1日以降の連結業績の見通しを精査中であるため、2026年12月期の連結業績予想及び配当予想は現時点で未定としている。公表時期は2026年5月中旬に予定する第1四半期決算短信開示時としている。あわせて、グローバルキャストとの経営統合を通じて持株会社体制への移行を前提とし、「販売×開発・企画」の融合による再成長軌道の確立を経営方針として掲げている。

トピックス

「前払式支払手段(第三者型)発行者」としての登録が2026年1月20日付で完了(登録番号:関東財務局長第00792号)した。MVNO事業の終了・縮小を検討する事業者から事業を引き継ぐ「まかせるMVNO」をベースとしたロールアップM&Aの全国展開を開始した。また、アプリックスグループ内の横断的営業活動を推進する目的で「統合ソリューション営業部」を2026年1月に新設した。

※本記事はアプリックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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