リネットジャパングループ

リネットジャパングループ、2025年9月期は経常利益4.9億円で黒字転換 2026年9月期はGIGA特需で売上150億円・大幅増益計画

決算サマリー 2026.08.26
リネットジャパングループ、2025年9月期は経常利益4.9億円で黒字転換 2026年9月期はGIGA特需で売上150億円・大幅増益計画

※本記事はリネットジャパングループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

リネットジャパングループは2025年11月14日、2025年9月期の決算を発表した。売上高は104億円(前期比89.2%)とカンボジア事業からの完全撤退やソーシャルケア事業の構造改革により減収となったが、営業利益3.0億円、経常利益4.9億円と前期の赤字から黒字転換を達成した。経常利益は自社株価予約取引による差金益(約1.3億円)やリユース・リサイクル事業の伸長(+2.2億円)により、期初計画から2.4億円上方修正となった。2026年9月期は、GIGAスクール端末の入替え特需を成長ドライバーに、売上高150億円(前期比144%)、経常利益10億円(前期比201%)の大幅増収増益を計画している。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

2025年9月期は、カンボジア金融事業の完全撤退とソーシャルケア事業の構造改革(アニスピホールディングス社の売却等)により売上高が前期比で減少したものの、リユース・リサイクル事業の増益とソーシャルケア・金融事業の赤字撲滅により、経常利益は前期の赤字(▲1,184百万円)から1,680百万円改善し496百万円の黒字となった。バランスシートについても、カンボジア事業撤退やソーシャルケア事業の構造改革により総資産が▲14億円圧縮され、自己資本比率は3.0%から13.9%へ改善した。

項目2025年9月期2024年9月期増減
売上高(百万円)10,41211,676前期比89.2%
営業利益(百万円)301▲1,263黒字化
経常利益(百万円)496▲1,184前期比1,680百万円の増益
当期純利益(百万円)497▲1,882黒字化
項目2025年9月期2024年9月期
総資産(百万円)7,0428,449
純資産(百万円)1,093332
自己資本比率(%)13.93.0

セグメント別の状況

事業別では、リユース・リサイクル事業が売上高84.5億円(前期比108.1%)、経常利益10.9億円(前期比125.5%)と好調に推移した。ソーシャルケア事業は、不採算のアニスピFC事業の切り離しにより売上高は19.6億円(前期比69.5%)に減少したものの、直営店運営への特化により経常利益1.8億円(前期は5.6億円の赤字)と黒字化した。

セグメント指標当期前期
リユース・リサイクル事業売上高84.5億円前期比108.1%
リユース・リサイクル事業経常利益10.9億円前期比125.5%
ソーシャルケア事業売上高19.6億円前期比69.5%
ソーシャルケア事業経常利益1.8億円前期赤字▲5.6億円
2025年9月期決算実績(セグメント別業績)
出典:リネットジャパングループ 2025年9月期決算説明資料 P.13

通期業績予想

2026年9月期は、リサイクル事業においてGIGAスクール端末の入替え特需が到来することを背景に、売上高150億円(前期比144%)、経常利益10億円(前期比201%)の大幅な増収増益を計画している。GIGA商戦は初めての商戦であるため、2025年10月時点で受注済みの案件のみを保守的に織り込んでおり、今後は四半期ごとに新たな受注進捗を開示する予定である。事業別では、リサイクル事業の売上高が7,325百万円(前期比271.9%)と大幅な増収を見込むほか、リユース事業6,216百万円(同108.0%)、外国人材事業181百万円(同104.9%)はいずれも増収を計画する一方、ソーシャルケア事業はアニスピFC事業切り離しの影響で1,485百万円(同83.2%)を計画している。

項目2026年9月期(計画)2025年9月期(実績)
売上高(百万円)15,00010,412
営業利益(百万円)1,000301
経常利益(百万円)1,000496
当期純利益(百万円)700497
リサイクル事業 2026年9月期計画
出典:リネットジャパングループ 2025年9月期決算説明資料 P.40

成長戦略・トピック(GIGAスクール特需)

国策により2020年度に導入された第1期GIGAスクール端末は、2026年度・2027年度にかけて約1千万台の入替えが見込まれており、この特需がリサイクル事業の成長ドライバーになるとしている。連携自治体数は745、人口カバー率は72.0%(8,900万人)に達している。同社はGIGA商戦に向けた買取資金として、三菱UFJフィナンシャルグループから資本性劣後ローンにより20億円を調達した。

GIGAスクール端末の出荷台数予測
出典:リネットジャパングループ 2025年9月期決算説明資料 P.24

株主還元

株主還元策として、創業25周年記念優待(300株以上保有、2026年2月末株主対象、3万円相当)に加え、年2回(2月末・8月末)のQUOカード等優待(1,000株以上保有、各3万円相当、記念優待と合わせ年間最大6万円相当)を新設・拡充した。また、EVO FUNDとの自社株価予約取引(3億円分)が完了しており、業績拡大が進んだ場合には株主優待や自社株価予約取引の追加、株式分割等の更なる株主還元策も検討するとしている。100株以上保有の株主には、代表取締役社長・黒田氏の著書(環福連携モデルについてまとめたもの)を無料進呈する。

株主還元策
出典:リネットジャパングループ 2025年9月期決算説明資料 P.7

※本記事はリネットジャパングループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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