エディオン

エディオン、2026年3月期は4期連続の増収増益

決算サマリー 2026.08.24
エディオン、2026年3月期は4期連続の増収増益

※本記事はエディオンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エディオンは2026年5月11日、2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の決算説明資料を公表した。売上高は793,746百万円(前期比103.3%)で4期連続の増収となり、会計方針変更前ベースでは2010年度ぶりに8,000億円を超えた。営業利益は25,782百万円(同110.2%)、経常利益は26,640百万円(同109.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,453百万円(同109.5%)といずれも増益となり、売上高・利益とも公表していた業績予想を上回った。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は、パソコンの買い替え需要や新型ゲーム機発売による売上増加、エアコンの好調継続等により既存店売上が伸長したほか、新店による売上増加もあり増収となった。売上総利益率は売上構成(ミックス)の影響から前期比0.34pt低下し28.68%(前期29.01%)となった。販売管理費は人件費の増加や連結子会社の追加等により前期より23.6億円増加した一方、販管費率は0.6pt改善し25.4%となった。営業外収益には商品不具合対応補填金250百万円、営業外費用には支払利息の増加140百万円を計上。特別利益にはフリーペーパー事業撤退に伴う補償金約200百万円、特別損失には減損損失2,857百万円(前期比+421百万円)、固定資産除却損859百万円(同+99百万円)を計上した。

項目2026年3月期実績前年比前年増減公表予想との差
売上高793,746百万円103.3%+25,617百万円+3,746百万円
売上総利益227,619百万円(利益率28.68%)102.1%+4,753百万円△881百万円
販売管理費201,836百万円(比率25.4%)101.2%+2,365百万円△1,663百万円
営業利益25,782百万円(利益率3.25%)110.2%+2,388百万円+782百万円
経常利益26,640百万円(利益率3.4%)109.4%+2,290百万円+640百万円
親会社株主に帰属する当期純利益15,453百万円(比率1.9%)109.5%+1,334百万円+953百万円
連結損益計算書・業績サマリ
出典:2026年3月期決算説明資料 P.5

商品別の状況(POSベース受注前年比)

主要商品別のPOSベース受注前年比(年度累計)は、パソコンが127.7%となり、Windows10のサポート終了(2025年10月)に伴う買い替え需要が冬商戦・新生活期を通じて堅調だった。ゲーム・玩具は123.9%、携帯電話(台数)は108.9%、エアコンは継続的な強い需要により102.9%となった。一方、冷蔵庫は93.2%、洗濯機は96.6%、ELS(リフォーム事業)は92.1%と前年を下回った。テレビは年度累計で100.2%だったが、第4四半期はスポーツイベント等もあり106.5%(既存店比106.6%)と伸長に転じた。

商品年度累計前年比(POSベース)
テレビ100.2%
エアコン102.9%
冷蔵庫93.2%
洗濯機96.6%
パソコン127.7%
ELS(リフォーム事業)92.1%
携帯電話(台数)108.9%
ゲーム・玩具123.9%
主要商品別受注前年比(パソコン・ELS事業)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.9

出店・退店の状況

2026年3月末時点のエディオングループの店舗数は1,180店舗(直営店453店舗、フランチャイズ店727店舗)。2026年3月期は通期計画で新設3店舗・移転建替5店舗を予定していたのに対し、実績は新設4店舗・移転建替4店舗・閉鎖5店舗となり、純増減は-1店舗、期末店舗数は453店舗(計画457店舗)となった。2027年3月期は新設2店舗・移転建替7店舗を計画し、期末店舗数は455店舗を見込む。2026年4月には岡山本店(岡山県)がS&Bオープンした。

区分新設移転・建替閉鎖増減期末店舗数
2026年3月期計画(通期)3店舗5店舗+3店舗457店舗
2026年3月期実績(通期)4店舗4店舗5店舗-1店舗453店舗
2027年3月期計画(通期)2店舗7店舗+2店舗455店舗
出店・移転・閉店実績および計画
出典:2026年3月期決算説明資料 P.17

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、既存店売上高が上期実績102.5%、下期100.5%、通期予想101.5%で推移する前提のもと、売上高816,000百万円(前期比102.8%)、売上総利益率28.90%(前期実績28.68%)を見込む。販売管理費は新店分・売上変動分の増加、給与ベースアップ、新店家賃等の増加や移転・改装等の一時経費により208,800百万円(前期比103.4%)を計画する。営業利益は27,000百万円(同104.7%)、経常利益は27,000百万円(同101.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,700百万円(同101.6%)を見込む。

項目2027年3月期業績予想前年比2026年3月期実績
売上高816,000百万円102.8%793,746百万円
売上総利益235,800百万円(利益率28.90%)103.6%227,619百万円(28.68%)
販売管理費208,800百万円(比率25.6%)103.4%201,836百万円(25.4%)
営業利益27,000百万円(利益率3.3%)104.7%25,782百万円(3.25%)
経常利益27,000百万円(利益率3.3%)101.3%26,640百万円(3.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益15,700百万円(比率1.9%)101.6%15,453百万円(1.9%)
連結業績予想(2027年3月期)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.16

株主還元

配当については、業績および経営環境等を総合的に加味し、配当性向30%以上の安定配当を基本方針とする。自己株式の取得は、資本効率の向上に資する株主還元策を前提に、業績・経営環境や投資・株価を含めた市場環境を総合的に考慮し機動的に実施する。連結キャッシュ・フロー計算書によれば、2026年3月期の自己株式取得は2,017百万円(前期7,986百万円)、配当金支払は4,581百万円(前期4,482百万円)だった。

中期ビジョン(2026年度~2030年度)

会社は2026年度~2030年度の中期ビジョンとして、効率性の追求、人事制度・組織刷新、既存事業の成長、成長戦略の4本柱を掲げる。2030年度の中期ターゲットは、売上高9,200億円、経常利益350億円(経常利益率3.3%→3.8%)、当期利益200億円、ROE8.0%、ROIC7.5%。ELS(リフォーム)事業は2030年度に1,000億円(2025年度650億円・速報ベース)を目指す。5か年のキャッシュアロケーションでは、営業キャッシュフロー160,000百万円等を原資に、成長投資100,000百万円(62.5%)、株主還元60,000百万円(37.5%)に配分する計画である。

※本記事はエディオンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次