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Hmcomm、2025年12月期は増収減益 双日テックと代理店契約を締結

決算サマリー 2026.08.24
Hmcomm、2025年12月期は増収減益 双日テックと代理店契約を締結

※本記事はHmcommが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Hmcommの2025年12月期(通期)決算は、売上高が前期比17.5%増の11.1億円となった一方、コンサルティング人材の採用強化に伴う費用や外注加工費の増加、のれん償却費を含むM&A関連費用の先行などにより、経常利益は同45.0%減の39百万円にとどまった。事業別ではAIソリューションが前期比80.7%増と大きく伸長した一方、AIプロダクトは顧客の予算執行時期の変更や導入見送りが重なり同24.3%減となった。期中には双日テックイノベーション株式会社と代理店契約を締結し、Terry2の販売強化を図る。2026年12月期は売上高13.7億円(前期比+23.5%)、経常利益0.4億円(前期比+16.2%)を見込む。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

売上高は11.1億円で従来想定比3.3億円下回ったものの、前期比では17.5%の増収となった。一方、コンサルティング人材の採用強化に伴う人件費増加、外注加工費の増加、のれん償却費を含むM&A関連費用の先行、売上未達に伴う利益減少が重なり、営業利益は38百万円(前期比59.3%減)、経常利益は39百万円(同45.0%減)、当期純利益は18百万円(同80.7%減)となった。なお、下期はプロジェクト管理等の改善により利益を創出したとしている。

売上高・経常利益の推移とエグゼクティブサマリー
出典:2025/12期 決算説明資料 P.10
項目2025年12月期2024年12月期前期比
売上高1,112百万円946百万円+17.5%
営業利益38百万円94百万円△59.3%
営業利益率3.5%10.0%△6.5pp
経常利益39百万円72百万円△45.0%
経常利益率3.6%7.6%△4.1pp
当期純利益18百万円96百万円△80.7%
EBITDA(参考)82百万円97百万円△16.1%

事業別(AIソリューション/AIプロダクト)の状況

AIソリューションは概ね計画通りの着地となり、売上高は680百万円(前期比80.7%増)。プロジェクト数は2025年9月のファンタラクティブ株式会社からの事業譲受の影響もあり152件(前期比+86件)と伸長し、通期計画比162%を達成した。一方、AIプロダクトは顧客側の予算執行時期の変更に伴うプロジェクトの後ずれや市場環境の変化による導入見送りが重なり、売上高は431百万円(前期比24.3%減)となった。アカウント数は42社(通期計画比86%)にとどまったが、アカウント当たり平均単価は10.2百万円まで上昇した。

区分2025年12月期2024年12月期前期比
AIプロダクト431百万円569百万円△24.3%
AIソリューション680百万円376百万円+80.7%
売上高合計1,112百万円946百万円+17.5%
2025年12月期決算概要(四半期推移・想定差異)
出典:2025/12期 決算説明資料 P.14

財務状況

有利子負債を完済し、自己資本比率は80.7%(前期は90.6%)の無借金経営を継続している。2025年2月と8月の事業譲受によりのれん317百万円を計上したことなどから固定資産が541百万円(前期比+471百万円)に増加し、総資産は2,083百万円(前期比+178百万円)となった。現預金は1,317百万円(前期比△57百万円)で、総資産の約6割を維持し投資資金は潤沢に確保しているとしている。営業キャッシュ・フローは277百万円のプラスとなった一方、事業譲受に伴う支出により投資キャッシュ・フローは△271百万円、自己株式取得により財務キャッシュ・フローは△63百万円となった。

項目2025年12月期末2024年12月期末前期比増減
流動資産1,542百万円1,835百万円△293百万円
現預金1,317百万円1,375百万円△57百万円
固定資産541百万円69百万円+471百万円
のれん317百万円+317百万円
総資産2,083百万円1,905百万円+178百万円
負債401百万円178百万円+223百万円
純資産1,681百万円1,726百万円△44百万円
B/Sの状況
出典:2025/12期 決算説明資料 P.17

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、当期実施の事業譲受による影響が本格的に寄与し、AIプロダクト・AIソリューションともに20%を超える伸長率を見込む。売上高は前期比23.5%増の1,373百万円、営業利益は同46.5%増の56百万円、経常利益は同16.2%増の45百万円、当期純利益は同19.9%増の22百万円を計画する。のれん償却費の負担が続くものの、現金創出力を示すEBITDA(参考指標)は前期比33.7%増の109百万円を見込む。既存事業の成長に加え、M&Aや業務提携といった非連続的な成長による事業拡大にも注力する方針としている。

項目2026年12月期見通し2025年12月期(実績)前期比
売上高1,373百万円1,112百万円+23.5%
AIプロダクト542百万円431百万円+25.9%
AIソリューション830百万円680百万円+22.0%
営業利益56百万円38百万円+46.5%
経常利益45百万円39百万円+16.2%
当期純利益22百万円18百万円+19.9%
EBITDA(参考)109百万円82百万円+33.7%
2026年12月期通期見通し
出典:2025/12期 決算説明資料 P.21

株主還元

本資料に配当に関する記載はない。2025年12月期は自己株式取得を実施し、財務キャッシュ・フローの押し下げ要因(△66百万円)となった。

中期経営計画・トピック

東証グロース市場の上場維持基準見直し案(5年後時価総額100億円)を踏まえ、中期展望(成長戦略)を再定義した。既存事業のオーガニック成長(既存顧客のLTV最大化、新規顧客の獲得拡大、生成AIの活用強化による生産性・製品付加価値の向上)に加え、M&Aや資本提携による非連続成長への再投資を新たな柱として位置付ける。2025年10月にはM&A戦略室を設置し、案件発掘からPMI(統合作業)まで一貫して推進する体制を整備した。

※本記事はHmcommが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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