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カルビー、2025年3月期は増収増益 売上高・営業利益とも過去最高

決算サマリー 2026.08.23
カルビー、2025年3月期は増収増益 売上高・営業利益とも過去最高

※本記事はカルビーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

カルビーの2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)連結業績は、売上高3,226億円(対前年+195億円、+6.4%)、営業利益291億円(対前年+18億円、+6.5%)、当期純利益209億円(対前年+10億円、+5.0%)となり、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。国内の強い販売が連結全体の売上高・営業利益を牽引し、海外は優先課題である売上高成長を実現した。2026年3月期は引き続き増収増益を計画し、キャッシュ創出力を高める指標としてEBITDAを新たに導入し、EBITDA成長(+8%)を目指す方針を示した。

2025年3月期エグゼクティブサマリ
出典:カルビーグループ決算説明会資料 2025年3月期 P.4
目次

連結業績(2025年3月期 実績)

2025年3月期の売上高は3,226億円(前期比+6.4%)、営業利益は291億円(同+6.5%)で、期初からの修正計画(売上高3,230億円、営業利益295億円)に対してはわずかに未達となった。当期純利益は209億円(前期比+5.0%)で、修正計画195億円を14億円上回った。経常利益は298億円(前期比△4.2%)。当期純利益は、為替の円高進行による影響を税制優遇の適用等で相殺し、前年を上回った。

項目2024年3月期実績2025年3月期実績伸び率2025年3月期修正計画修正計画比
売上高3,030億円3,226億円+6.4%3,230億円99.9%
国内2,299億円2,432億円+5.8%2,410億円100.9%
海外731億円794億円+8.5%820億円96.8%
営業利益273億円291億円+6.5%295億円98.5%
営業利益率9.0%9.0%+0.0pts9.1%△0.1pts
経常利益312億円298億円△4.2%290億円102.9%
当期純利益199億円209億円+5.0%195億円107.0%
2025年3月期業績サマリ
出典:カルビーグループ決算説明会資料 2025年3月期 P.22

セグメント別(国内・海外事業)の状況

国内事業は売上高2,432億円(前期比+5.8%)、営業利益261億円(同+9.3%)だった。6月の戦略的価格・規格改定実行後も効果的なマーケティングと営業力で数量を伸長し、高い前年を超える売上高を達成した。スナックは2,254億円(同+5.0%)で、うちポテトチップスは1,028億円(同+4.6%)、じゃがりこは483億円(同+6.5%)、その他スナックは743億円(同+4.6%)。土産用製品は177億円(同+13.6%、参考)で、国内外の旺盛な旅行需要により伸長した。シリアルは継続的なマーケティング施策や営業との連携強化により二桁成長を実現し、169億円(同+8.4%)となった。その他(アグリ・食と健康・役務提供)は294億円(同+12.3%)で、甘しょ事業の卸販売の堅調継続やパーソナルフードプログラム「Body Granola」の伸長が寄与した。

項目2025年3月期前期比増減額前期比増減率
国内売上高2,432億円+133億円+5.8%
スナック2,254億円+108億円+5.0%
(うちポテトチップス)1,028億円+45億円+4.6%
(うちじゃがりこ)483億円+29億円+6.5%
(うちその他スナック)743億円+33億円+4.6%
土産用製品(参考)177億円+21億円+13.6%
シリアル169億円+13億円+8.4%
その他(アグリ・食と健康・役務提供)294億円+32億円+12.3%
リベート等控除△285億円△20億円
国内営業利益261億円+22億円+9.3%
営業利益率10.7%+0.3pts

海外事業は売上高794億円(前期比+8.5%、為替影響除く実質+3.5%)、営業利益29.9億円(同△13.1%)だった。地域別売上高は欧米426億円(同+16.9%、うち北米283億円、同+20.6%)、アジア・オセアニア476億円(同+3.5%、うち中華圏171億円、同△8.0%)。北米は「Harvest Snaps」や日本発ブランドの販売が好調で売上高成長を牽引したが、英国での新設ラインの稼働トラブル等の影響で欧米の営業利益は減益となった。中華圏は通関規制や景気停滞の影響で減収となったが、小売店舗向け販売の強化により増益となった。

項目2025年3月期(億円)前期比増減額前期比増減率為替影響除く実質伸び率
海外売上高794+62+8.5%+3.5%
欧米426+62+16.9%+10.1%
(うち北米)283+48+20.6%+14.2%
アジア・オセアニア476+16+3.5%△0.1%
(うち中華圏)171△15△8.0%△12.5%
リベート等控除△109△15
海外営業利益29.9△4.5△13.1%
営業利益率3.8%△0.9pts

通期業績予想(2026年3月期 計画)

2026年3月期は売上高3,450億円(前期比+7.0%)、営業利益298億円(同+2.5%)、当期純利益205億円(同△1.8%)を計画する。国内は売上高2,550億円(同+4.9%)を計画する一方、原材料高騰等の影響で営業利益は244億円(同△6.4%)を見込む。海外は売上高900億円(同+13.4%)、営業利益54.0億円(同+80.9%)を計画する。キャッシュ創出力を高める指標として新たにEBITDAを導入し、470億円(前期比+8.0%)への成長を目指す。計画為替レートは1ドル=152円。

項目2025年3月期実績(億円)2026年3月期計画(億円)増減増減率
売上高3,2263,450+224+7.0%
国内2,4322,550+118+4.9%
海外794900+106+13.4%
営業利益291298+7+2.5%
営業利益率9.0%8.6%△0.4pts
国内営業利益261244△17△6.4%
海外営業利益3054+24+80.9%
経常利益298304+6+1.9%
当期純利益209205△4△1.8%
EBITDA435470+35+8.0%
EBITDA率13.5%13.6%+0.1pts
2026年3月期計画サマリ
出典:カルビーグループ決算説明会資料 2025年3月期 P.29

株主還元

2025年3月期の総還元性向は34.7%、DOEは3.7%、1株当たり配当金は58円(前期比+2円)だった。2026年3月期は総還元性向36.6%、DOE3.5%、1株当たり配当金60円(前期比+2円)を計画する。中期的には総還元性向50%以上、DOE4%を目途に、持続的に安定的な増配を目指す方針。投資については、2025年3月期は英国・インドネシア等海外の増産設備や新製品生産設備への成長投資、せとうち広島工場設立などの効率化投資を実施した。2026年3月期は国内外での生産能力増強や新製品開発、M&Aを含む新規領域への成長投資、省力化・自動化による生産性向上やDX・S&OPへの効率化投資を計画する。

投資・株主還元 実績・計画
出典:カルビーグループ決算説明会資料 2025年3月期 P.33

中期経営計画(Change2025)

カルビーは成長戦略「Change2025」の最終年度である2026年3月期に向け、構造改革を完遂し来期以降の成長を加速させる方針を示す。2024年3月期から2025年3月期の2カ年実績では、連結純売上のCAGRが+7%、連結営業利益のCAGRが+14%となり、いずれも3カ年の成長ガイダンス(純売上+4〜6%、営業利益+6〜8%)を上回って推移した。2026年3月期は成長ガイダンスに沿って、連結純売上3,450億円(3カ年CAGR+7%)、連結営業利益298億円(同+10%)を計画する。

※本記事はカルビーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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