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日本電技、2026年3月期は営業利益29.6%増 受注高・売上高とも過去最高

決算サマリー 2026.08.22
日本電技、2026年3月期は営業利益29.6%増 受注高・売上高とも過去最高

※本記事は日本電技が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本電技は2026年3月期の連結業績で、売上高46,371百万円(前期比7.7%増)、営業利益11,821百万円(同29.6%増)、経常利益12,126百万円(同30.3%増)、当期純利益8,442百万円(同31.6%増)を計上した。旺盛な建設需要による売上増と利益率改善努力による収益性向上により、全経営指標において過去最高業績で着地した。ROEは19.6%となり、前期の17.3%から2.3ポイント上昇して高水準を達成した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上総利益は21,963百万円(前期比17.7%増)、売上総利益率は47.4%(前期比4.1ポイント上昇)となった。営業利益率も25.5%(同4.3ポイント上昇)に改善し、収益性の向上が業績を押し上げた。

項目2025年3月期2026年3月期前期比増減増減率
売上高43,06146,3713,3107.7%
売上総利益18,65621,9633,30717.7%
売上総利益率43.3%47.4%4.1%
営業利益9,12011,8212,70129.6%
営業利益率21.2%25.5%4.3%
経常利益9,30712,1262,81930.3%
当期純利益6,4148,4422,02831.6%
ROE17.3%19.6%2.3%
連結損益計算書要旨
出典:日本電技 2026年3月期 決算説明資料 P.5

セグメント別(事業別)の状況

セグメント別売上高は、空調計装関連事業が41,697百万円(前期比5.9%増、構成比89.9%)、産業システム関連事業が4,674百万円(同26.5%増、構成比10.1%)と両事業ともに増加した。収益性を意識した受注や利益率改善努力により、セグメント利益は空調計装関連事業が16,563百万円(同22.3%増)、産業システム関連事業が867百万円(同102.5%増)となった。

セグメント(百万円)2025年3月期構成比2026年3月期構成比前期比
空調計装関連事業39,36791.4%41,69789.9%5.9%
 空調計装工事38,93390.4%41,16188.8%5.7%
  新設工事16,41638.1%13,91530.0%▲15.2%
  既設工事22,51752.3%27,24658.8%21.0%
 制御機器類販売4331.0%5351.2%23.5%
 セグメント利益13,54016,56322.3%
産業システム関連事業3,6948.6%4,67410.1%26.5%
 産業計装工事3,2197.5%4,3819.4%36.1%
 制御機器類販売4741.1%2930.6%▲38.3%
 セグメント利益428867102.5%
合計43,061100.0%46,371100.0%7.7%
セグメント別売上高
出典:日本電技 2026年3月期 決算説明資料 P.6

受注高は施工余力を勘案した受注活動を実施しているものの、旺盛な事業環境を背景に合計54,001百万円(前期比23.4%増)と過去最高で着地した。繰越高も33,476百万円(同29.5%増)と依然として高い水準で推移している。

セグメント(百万円)2025年3月期構成比2026年3月期構成比前期比
空調計装関連事業38,88388.8%48,23189.3%24.0%
 空調計装工事38,45087.8%47,69588.3%24.0%
  新設工事13,81331.6%16,93431.4%22.6%
  既設工事24,63656.3%30,76157.0%24.9%
 制御機器類販売4331.0%5351.0%23.5%
産業システム関連事業4,89311.2%5,77010.7%17.9%
 産業計装工事4,41910.1%5,47710.1%24.0%
 制御機器類販売4741.1%2930.5%▲38.3%
合計43,777100.0%54,001100.0%23.4%

通期業績予想(2027年3月期)

会社は2027年3月期の業績予想として、売上高51,500百万円(前期比11.1%増)、営業利益12,500百万円(同5.7%増)、経常利益12,700百万円(同4.7%増)、当期純利益8,700百万円(同3.0%増)を見込む。売上高・営業利益は既往ピークを更新する見込みで、営業利益予想には中東情勢や取適法への対応による影響も織り込んでいる。当期純利益も営業利益増加見込みに伴い既往ピーク更新を見込む。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前期比増減増減率
売上高46,37151,5005,12811.1%
営業利益11,82112,5006785.7%
営業利益率25.5%24.3%▲1.2%
経常利益12,12612,7005734.7%
当期純利益8,4428,7002573.0%
ROE19.6%18.4%▲1.2%
配当(1株当たり)40円56円
2027年3月期業績予想
出典:日本電技 2026年3月期 決算説明資料 P.10

株主還元

1株当たり配当金は2027年3月期に56円を予想しており、2026年3月期の分割後換算配当40円から16円の増配となる見通し。同社は2026年5月、株主還元方針を配当性向40%以上もしくはDOE(連結株主資本配当率)7%以上に引き上げるとともに、機動的な自己株式取得も継続的に実施する方針を示した。2027年3月期予想のDOEは7.0%以上を見込む。なお、2026年4月1日付で普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施しており、上記の配当額は分割後の数値で記載されている。

配当金推移
出典:日本電技 2026年3月期 決算説明資料 P.30

中期経営計画・長期経営指針

中期経営計画(第2フェーズ、2024~2027年度)では、足元の事業環境を踏まえて業績目標を上方修正した。2027年度目標(修正後)は受注高545億円、売上高520億円、営業利益130億円、営業利益率25%、ROE15.0%以上とし、従来目標(受注高468億円、売上高465億円、営業利益95億円、営業利益率20.4%、ROE12.5%)から引き上げた。

長期経営指針では、最終年度である2030年度の業績目標を上方修正し、売上高600億円、営業利益150億円、連結ROE15%以上を掲げる。資本コストや株価を意識した経営として、連結ROE目標を15%以上に見直したほか、事業別のROICモニタリングやIR活動の強化(2025年度の機関投資家面談回数は92回、2023年度比3.8倍)にも取り組んでいる。

※本記事は日本電技が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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