百五銀行

百五銀行、2026年3月期は当期純利益48.8%増 2期連続の最高益

決算サマリー 2026.08.21
百五銀行、2026年3月期は当期純利益48.8%増 2期連続の最高益

※本記事は百五銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

百五銀行は2026年3月期決算で、親会社株主に帰属する当期純利益が268億円(前期比+87億円、48.8%の増益)となり、2期連続で最高益を更新した。経常利益は370億円(前期比+113億円)。株式等関係損益の増加(34億円→208億円)や資金利益の増加が主な要因で、貸出金利息・有価証券利息の増加が寄与した。年間配当金は34円(中間13円・期末21円)を実施し、2027年3月期は年間+8円の42円を予定、7年連続の増配となる見込み。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

業績ハイライト(連結)によると、資金利益は貸出金利息や有価証券利息の増加により666億円から778億円に増加した一方、低利回り債券の売却を進めたことで国債等債券損益は▲51億円から▲210億円へ悪化した。政策保有株式の売却進捗により株式等関係損益は34億円から208億円に増加。経常利益は257億円から370億円(+113億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は180億円から268億円(+87億円)となった。

項目2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)増減額
業務粗利益672億円648億円▲24億円
資金利益666億円778億円+112億円
役務取引等利益144億円134億円▲10億円
経費441億円464億円+22億円
業務純益227億円181億円▲46億円
コア業務純益283億円394億円+111億円
経常利益257億円370億円+113億円
親会社株主に帰属する当期純利益180億円268億円+87億円
2026年3月期決算サマリー
出典:百五銀行 2025年度決算説明会 P.4

単体ベースの主な増減要因

単体ベースでは、貸出金利息や有価証券利息の増加により資金利益(単体)は前期比16.8%増加した。役務取引等利益(単体)は住宅ローン獲得目標の見直しによる住宅ローン関連手数料の減少により前期比13.4%減少。経費(単体)はベースアップやDX投資により前期比6.3%増加し、与信関係費用(単体)は個別貸倒引当金繰入額の減少により前期比9.9%減少した。

グループ会社別の状況

営業系グループ会社の実績(連結ベース、グループ間取引消去後)では、百五証券の売上高が21.0億円(前期比+4.3億円)、当期純利益が2.9億円(前期比+3.2億円)と伸長。百五みらい投資は売上高3.5億円(前期比+2.1億円)、当期純利益1.1億円(前期比+0.8億円)。営業系グループ会社6社の当期利益は2026年3月期に14.5億円となった(2025年3月期は9.6億円)。

グループ会社指標2026年3月期(実績)前期比等
百五証券売上高21.0億円前期比+4.3億円
百五証券当期純利益2.9億円前期比+3.2億円
百五みらい投資売上高3.5億円前期比+2.1億円
百五みらい投資当期純利益1.1億円前期比+0.8億円
営業系グループ会社6社当期利益(合計)14.5億円2025年3月期は9.6億円
主要グループ会社の実績
出典:百五銀行 2025年度決算説明会 P.15

通期業績予想

2027年3月期は、資金利益や役務取引等利益の減少、経費や与信関係費用の増加が見込まれるものの、国債等債券損益の改善により連結・単体ともに増益で、3期連続の最高益更新を見込む。連結の経常利益は370億円から412億円(+41億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は268億円から289億円(+20億円)を予定。単体では業務粗利益589億円から672億円(+82億円)、資金利益785億円から776億円(▲9億円)、当期純利益258億円から277億円(+18億円)を予定している。

区分項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)増減額
連結経常利益370億円412億円+41億円
連結親会社株主に帰属する当期純利益268億円289億円+20億円
単体業務粗利益589億円672億円+82億円
単体資金利益785億円776億円▲9億円
単体当期純利益258億円277億円+18億円
2027年3月期決算予想
出典:百五銀行 2025年度決算説明会 P.13

株主還元

株主還元は長期安定配当を基本としながらも配当性向40%をめざし、機動的な自己株式取得も検討する方針。2026年3月期の年間配当金は34円(中間13円・期末21円)、配当性向は30.8%、総還元性向は40.1%、自己株式取得総額は2,499百万円だった。2027年3月期は年間+8円の42円(中間21円・期末21円)を予定し、7年連続の増配となる見込み。配当性向は35.3%、総還元性向は43%程度、自己株式取得総額は2,500百万円を予定。中期経営計画最終年度(2029年3月期)は配当性向40%以上をめざす。

決算期配当性向総還元性向自己株式取得総額
2025年3月期28.8%41.2%2,260百万円
2026年3月期30.8%40.1%2,499百万円
2027年3月期(予想)35.3%43%程度2,500百万円
2029年3月期(中期経営計画最終年度)40%以上
株主還元
出典:百五銀行 2025年度決算説明会 P.43

中期経営計画の進捗

中期経営計画「KAI-KAKU 150 FINAL STAGE」(2025年4月~2029年3月)の財務目標を見直し、2029年3月期の連結純資産ROE目標を5%以上から6%以上(長期的に8%以上をめざす)、当期純利益目標を240億円以上から340億円以上に引き上げた。2026年3月期の連結純資産ROE実績は5.63%(2025年3月期3.87%から1.76ポイント上昇)、連結当期純利益は268億円だった。政策保有株式は2029年3月期までの中期経営計画期間4年間で時価ベース200億円以上削減する計画のもと、2025年度は189億円を売却。退職給付信託に設定している株式(みなし保有株式)418億円は全部売却済み。

※本記事は百五銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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