※本記事はタカラスタンダードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
2026年3月期(通期)は、新築向けの堅調な推移とリフォームの下期回復により増収となり、加えて粗利率の改善と経費の抑制により営業利益は前期比+22.1%の大幅増益となった。売上高・営業利益・経常利益・純利益とも通期の過去最高を更新。2027年3月期は中期経営計画2026の最終年度目標(売上高2,500億円、営業利益200億円)から上振れる形で、売上高2,600億円、営業利益208億円を計画し、過去最高益の更新を見込む。
業績(2026年3月期 実績)
売上高は2,527億円(前期比+3.9%)、営業利益は190億円(同+22.1%)、経常利益は196億円(同+22.9%)、純利益は150億円(同+35.9%)となり、売上高・各利益とも通期の過去最高を達成した。新築向けが戸建・集合とも堅調に推移し、リフォームも下期に好調に推移したことで増収。増収に加え、粗利率の改善、経費の抑制により大幅増益となった。純利益は政策保有株式などの非事業用資産の売却を進めたことで高い増益率となった。ROEは7.7%(前期比+1.9P)。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,527億円 | 2,433億円 | +93億円(+3.9%) |
| 売上総利益 | 901億円 | 845億円 | +56億円(+6.7%) |
| 販売費及び一般管理費 | 710億円 | 688億円 | +21億円(+3.2%) |
| 営業利益 | 190億円 | 156億円 | +34億円(+22.1%) |
| 経常利益 | 196億円 | 160億円 | +36億円(+22.9%) |
| 純利益 | 150億円 | 110億円 | +39億円(+35.9%) |
| ROE | 7.7% | 5.8% | +1.9P |
市場別の状況
市場別では、新築戸建は商品単価の上昇及びシェアの拡大により778億円(構成比30.8%、前期比+4.0%)、新築集合は首都圏をはじめ大都市圏の底堅い需要や商品単価の上昇により892億円(同35.3%、同+5.6%)となり、新築計は1,671億円(同66.1%、同+4.9%)。リフォームはボリュームゾーン商品の仕様強化やニーズに沿った商品提案の継続により販売台数が増加し、745億円(同29.5%、同+2.4%)となった。
| 区分 | 当期実績 | 構成比 | 前期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 新築 戸建 | 778億円 | 30.8% | 748億円 | +4.0% |
| 新築 集合 | 892億円 | 35.3% | 845億円 | +5.6% |
| 新築 計 | 1,671億円 | 66.1% | 1,594億円 | +4.9% |
| リフォーム | 745億円 | 29.5% | 727億円 | +2.4% |
| 合計 | 2,527億円 | 100.0% | 2,433億円 | +3.9% |

通期業績予想
2027年3月期は、売上高2,600億円(前期比+2.9%)、営業利益208億円(同+9.0%、営業利益率8.0%)、経常利益215億円(同+9.3%)、純利益154億円(同+2.2%)を計画。新築部門の販売単価上昇や相対的に粗利率の高いリフォームの売上拡大により、原材料価格の高騰や人的資本投資などの経費増を吸収し、売上高・各利益とも過去最高の更新を見込む。ROEは8.0%(前期比+0.3P)を計画し、中期経営計画で目標として掲げた8.0%の達成を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,600億円 | 2,527億円 | +2.9% |
| 営業利益 | 208億円 | 190億円 | +9.0% |
| 営業利益率 | 8.0% | 7.6% | +0.4P |
| 経常利益 | 215億円 | 196億円 | +9.3% |
| 純利益 | 154億円 | 150億円 | +2.2% |
| ROE | 8.0% | 7.7% | +0.3P |

株主還元
配当金は前期から38円、当初予想から16円増配し、年間116円(中間50円・期末66円、配当性向50.0%)とした。2027年3月期も8円増配し、年間124円(中間62円・期末62円、配当性向50%水準)を予定。自己株式取得は2026年3月期~2027年3月期の2期間で約220億円を計画し、2026年3月期は104億円を取得済み、2027年3月期は約120億円を想定。総還元性向は130%水準となる見込み。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予定) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 116円(中間50円・期末66円) | 124円(中間62円・期末62円) |
| 前期からの増配額 | +38円 | +8円 |
| 配当性向 | 50.0% | 50%水準 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画2026の最終年度目標(売上高2,500億円、営業利益200億円)に対し、近年の堅調な業績を鑑み、2027年3月期は売上高2,600億円、営業利益208億円へ上振れを見込む。設備投資は2026年3月期に242億円(うち福岡工場新棟建設に113億円)を実施し、2027年3月期も福岡工場新棟へ143億円を含む256億円を計画。トピックスとして、3月に機関投資家向けの施設見学会を初開催したほか、家事代行サービス「saikou!」の提供を開始、2026年4月にはIR室を代表取締役社長直轄の組織へ改組した。

※本記事はタカラスタンダードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。