大黒屋ホールディングス

大黒屋ホールディングス、2026年3月期は営業赤字幅縮小 旧体制の課題整理が完了

決算サマリー 2026.08.21
大黒屋ホールディングス、2026年3月期は営業赤字幅縮小 旧体制の課題整理が完了

※本記事は大黒屋ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

大黒屋ホールディングスは2026年3月期通期の決算説明資料を公表した。売上高は114.7億円(前年同期比112.1%、計画比110.1%)で増収となり、営業損益は25.3期比で赤字幅が縮小した。一方、英国子会社(SFL社)の株式譲渡や旧体制下の不良在庫の減損処理など一過性の費用処理により、当期純利益の損失額は前期の968百万円から2,053百万円に拡大した。27.3期は構造改革の完遂により期間損益の黒字化を見込み、大幅な増収・増益を計画している。

目次

連結業績(2026年3月期 通期 実績)

26.3期の売上高は114.7億円(前年同期比112.1%)、売上総利益は30.0億円(前年同期比98.3%、計画比105.0%)、販管費は36.5億円(前年同期比92.3%、計画比105.6%)となった。商品在庫は31.5億円(前年同期比219.1%)まで積み上がった。

項目26.3期実績前年同期比計画比
売上高114.7億円112.1%110.1%
売上総利益30.0億円98.3%105.0%
販管費36.5億円92.3%105.6%
商品在庫31.5億円219.1%209.7%

連結損益計算書ベースでは、売上高は102億3,200万円から114億7,200万円に増加し、営業利益は前期の▲904百万円から▲652百万円へ赤字幅が縮小した。経常利益も▲1,076百万円から▲881百万円に改善した一方、英国子会社の株式譲渡に伴う為替換算調整勘定取崩損(1,292百万円)や清算費用(68百万円)等の特別損失計上により、当期純利益は▲968百万円から▲2,053百万円へ損失が拡大した。

項目25.3期通期26.3期通期増減
売上高10,232百万円11,472百万円+1,240百万円
営業利益▲904百万円▲652百万円+252百万円
経常利益▲1,076百万円▲881百万円+195百万円
当期純利益▲968百万円▲2,053百万円▲1,085百万円
26.3期通期 連結損益計算書
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.6

事業別(大黒屋事業・電機事業)の状況

売上高は大黒屋事業が9,901百万円から11,131百万円(前年同期比112.4%)に増加し、電機事業も330百万円から340百万円(前年同期比103.0%)に増加した。営業利益は大黒屋事業が▲517百万円から▲301百万円に赤字幅が縮小し、電機事業は113百万円から127百万円(前年同期比112.4%)に増益となった。

区分指標25.3期通期26.3期通期
大黒屋事業売上高9,901百万円11,131百万円
大黒屋事業営業利益▲517百万円▲301百万円
電機事業売上高330百万円340百万円
電機事業営業利益113百万円127百万円

通期業績予想(2027年3月期)

27.3期は連結売上高223億円(前年比194.0%)、売上総利益53億円(前年比174.7%)、販管費39億円(前年比106.7%)、商品在庫46億円(前年比147.4%)を計画している。営業利益は13億1,500万円、経常利益は11億3,700万円、当期純利益は6億2,500万円を見込み、期間損益の黒字化を計画している。事業別では、既存のリユース事業に加え、事業譲受した出張買取事業(売上高17億5,700万円、営業利益1億9,300万円を計画)が新たに寄与する見通し。

区分指標26.3期実績27.3期予想増減
リユース売上高10,222百万円19,215百万円+8,993百万円
質料売上高909百万円925百万円+16百万円
出張買取売上高1,757百万円+1,757百万円
その他売上高340百万円354百万円+14百万円
リユース営業利益▲301百万円1,363百万円+1,664百万円
出張買取営業利益193百万円+193百万円
その他営業利益▲351百万円▲241百万円+110百万円
連結経常利益▲881百万円1,137百万円+2,018百万円
連結当期純利益▲2,053百万円625百万円+2,678百万円
27.3期 通期予想
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.13

中期経営計画/トピック

27.3期の主なトピックとして、出張買取事業を展開するVOOM株式会社から事業を譲り受け、連結子会社ラックスワイズ株式会社を通じて参入した(譲渡対価3.6億円)。譲受事業の直前期(2025年11月期)実績は売上高1,297百万円、売上総利益782百万円(粗利率60%)、営業利益109百万円。大黒屋ホールディングス中期経営計画(骨子)では、2031年3月期に売上高300億円、営業利益30億円(既存事業)を掲げ、出張買取事業を含むM&A等で10億円、法人向け金融等の新規事業で10億円の営業利益を積み上げる計画としている。また、27.3期より、事業者向けオークションで発生する市場手数料の計上区分を販売管理費から売上原価へ変更する会計方針の変更を行う(営業損益への影響はない)。

出張買取事業のM&A概要
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.15
中期経営計画(骨子)における2031年3月期の業績目標
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.21

※本記事は大黒屋ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次