ワイエイシイホールディングス

ワイエイシイホールディングス、2026年3月期は増収 受注高12.4%増 純利益137.1%増

決算サマリー 2026.08.20
ワイエイシイホールディングス、2026年3月期は増収 受注高12.4%増 純利益137.1%増

※本記事はワイエイシイホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ワイエイシイホールディングス(証券コード6298)は2026年3月期(通期)の連結決算を発表した。売上高は前期比14.8%増の26,460百万円となり、「半導体・メカトロニクス関連」「環境・社会インフラ関連」がともに売上100億円を突破した。営業利益は粗利率の低下により前期比2.6%減の1,319百万円となった一方、三和電気計器のM&Aに伴う負ののれん発生益などにより親会社株主に帰属する当期純利益は同137.1%増の1,326百万円と大幅に増加した。受注高は前期比12.4%増の26,562百万円、大口内示を含めると同22.9%増の31,544百万円となった。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は、電子部品テーピング装置、キャリアテープ、半導体関連クリーンコンベア、アニール装置、電力関連、光計測装置等が好調に推移し、前期比3,419百万円増の26,460百万円となった。売上総利益は7,009百万円(粗利率26.5%)で、前期の6,556百万円(同28.5%)から粗利率が2.0ポイント低下。営業利益は前期並みの1,319百万円(前期比2.6%減)となった一方、経常利益は為替差益184百万円や貸倒引当金の剥落86百万円などにより同8.6%増の1,221百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、三和電気計器のM&Aに伴う負ののれん発生益866百万円の押し上げ効果などにより、前期比137.1%増の1,326百万円となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
売上高26,460百万円23,041百万円+3,419百万円(14.8%増)
売上総利益7,009百万円(粗利率26.5%)6,556百万円(粗利率28.5%)+452百万円(6.9%増)
営業利益1,319百万円(営業利益率5.0%)1,354百万円(営業利益率5.9%)▲34百万円(2.6%減)
経常利益1,221百万円1,124百万円+97百万円(8.6%増)
親会社株主に帰属する当期純利益1,326百万円559百万円+766百万円(137.1%増)
1株当たり当期純利益72.43円30.39円+42.04円(138.3%増)

セグメント別(事業別)の状況

事業別に見ると、電子部品テーピング装置やキャリアテープ、半導体関連クリーンコンベアなどが好調な「半導体・メカトロニクス関連」は売上10,493百万円(前期比7.5%増)・利益1,435百万円(同2.8%増)。「医療・ヘルスケア関連」は売上5,508百万円(同5.0%増)となったものの、人工透析装置の新機種への移行に伴うコスト増や毛髪ビジネスの浸透に時間を要したことから利益は62百万円(同82.1%減)に落ち込んだ。アニール装置や電力関連、光計測装置関連が好調な「環境・社会インフラ関連」は売上10,459百万円(同30.1%増)・利益721百万円(同51.9%増)と大きく伸長した。

セグメント指標当期前期増減率
半導体・メカトロニクス関連売上高10,493百万円9,761百万円7.5%増
半導体・メカトロニクス関連利益1,435百万円1,395百万円2.8%増
医療・ヘルスケア関連売上高5,508百万円5,244百万円5.0%増
医療・ヘルスケア関連利益62百万円346百万円82.1%減
環境・社会インフラ関連売上高10,459百万円8,036百万円30.1%増
環境・社会インフラ関連利益721百万円475百万円51.9%増
HDその他利益▲899百万円▲862百万円
合計売上高26,460百万円23,041百万円14.8%増
合計利益1,319百万円1,354百万円2.6%減
ワイエイシイホールディングス 事業別売上・利益(2026年3月期)
出典:ワイエイシイホールディングス 2026年3月期 決算補足資料 P.6

受注動向

受注高は前期比+2,927百万円(12.4%増)の26,562百万円となり、3月末までに客先から文書で発注意思表示を得た大口内示を含めると、同条件で比較した前年同期比+5,873百万円(22.9%増)の31,544百万円となった。受注残は前期比+101百万円(0.6%増)の18,264百万円とほぼ前年並みだったが、内示を含めると同+3,046百万円(15.1%増)の23,246百万円と大幅に増加した。事業別では、内示含む受注額で「環境・社会インフラ関連」が前年同期比36.1%増、「医療・ヘルスケア関連」が同57.5%増と伸びが目立った。

事業別受注額の前年同期対比(2026年3月期)
出典:ワイエイシイホールディングス 2026年3月期 決算補足資料 P.8

通期業績予想

2027年3月期は、グループ各社の社長が営業本部長を兼務して受注強化に努めるほか、前期末の大口内示案件(49.8億円)の早期受注、新規グループ入りした三和電気計器の売上寄与、ガーター・デンコーの受注好調などを背景に、売上高350億円(前期比32.3%増)を計画。営業利益3,300百万円(同150.0%増)、経常利益3,000百万円(同145.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,000百万円(同50.8%増)を見込む。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高35,000百万円26,460百万円32.3%増
営業利益3,300百万円1,319百万円150.0%増
経常利益3,000百万円1,221百万円145.6%増
親会社株主に帰属する当期純利益2,000百万円1,326百万円50.8%増
1株当たり当期純利益109.24円72.43円
2027年3月期業績予想
出典:ワイエイシイホールディングス 2026年3月期 決算補足資料 P.17

株主還元

1株当たり配当金は、2026年3月期(期末は予想)の年間40円(中間20円・期末20円)から5円増配し、2027年3月期は年間45円(中間22円・期末23円)を予定している。配当性向は2026年3月期55.2%、2027年3月期予想39.9%。

項目2027年3月期予想2026年3月期2025年3月期実績
中間配当22円20円17.5円
期末配当23円20円20円
年間配当45円40円37.5円
配当性向39.9%55.2%123.4%
1株当たり配当金の推移
出典:ワイエイシイホールディングス 2026年3月期 決算補足資料 P.18

※本記事はワイエイシイホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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