※本記事は東テクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
東テクグループの2026年3月期は、大都市を中心とした再開発の新築需要に加え、データセンターや工場、ホテルなどの民間投資案件、官公庁案件の需要を取り込み、売上高1,700億円(前期比+9.0%)、営業利益171億円(同+16.6%、営業利益率10.1%)と、通期計画を過達して過去最高の売上高・利益を達成した。経常利益は179億円(同+15.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は131億円(同+17.3%)で、いずれも過去最高値となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
商品販売・工事の両セグメントともに増収となり、特に工事セグメントが二桁増収(前期比+16.8%)となった。増収効果に加え受注時採算の改善により両セグメントとも売上総利益率が改善し、全社の売上総利益率は28.4%(前期比+1.5pt)となった。コア3事業も空調事業(同+3.6%)、計装事業(同+15.2%)、エネルギー事業(同+32.7%)といずれも増収した。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,700億円 | 1,559億円 | +140億円(+9.0%) |
| 営業利益 | 171億円 | 146億円 | +24億円(+16.6%) |
| 経常利益 | 179億円 | 155億円 | +24億円(+15.5%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 131億円 | 111億円 | +19億円(+17.3%) |
事業別の状況
事業別売上高は空調事業749億円(前期比+3.6%)、計装事業316億円(同+15.2%)、エネルギー事業205億円(同+32.7%)、国内グループ会社430億円(同+9.6%)となり、コア事業・国内グループ会社ともに堅調に拡大した一方、海外グループ会社は56億円(同▲8.7%)と微減となった。
| 事業 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 空調事業 | 749億円 | 723億円 | +3.6% |
| 計装事業 | 316億円 | 274億円 | +15.2% |
| エネルギー事業 | 205億円 | 154億円 | +32.7% |
| 国内グループ会社 | 430億円 | 392億円 | +9.6% |
| 海外グループ会社 | 56億円 | 61億円 | △8.7% |

財務・受注の状況
総資産は1,151億円、純資産は736億円となり、自己資本比率は64.0%(前期比+5.8pt)に改善した。受注高は前期比+16.2%、受注残は同+18.2%と、いずれも堅調に推移した。売上総利益率の高い工事セグメントの受注高は前期比+27.3%、受注残は同+27.7%と特に好調だった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1,151億円 | 1,052億円 |
| 純資産 | 736億円 | 612億円 |
| 自己資本比率 | 64.0% | 58.2% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 95億円 | 138億円 |

通期業績予想(2027年3月期)
建設市場は都市部を中心に大型の再開発案件が継続すると期待される一方、原価上昇や物流コスト増、給与水準引き上げに伴う販管費の増加を見込む。2027年3月期は売上高1,800億円(前期比+5.9%)、営業利益180億円(同+5.1%)、経常利益185億円(同+2.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益137億円(同+4.3%)を計画し、増収・増益を目指す。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,800億円 | 1,700億円 | +5.9% |
| 営業利益 | 180億円 | 171億円 | +5.1% |
| 経常利益 | 185億円 | 179億円 | +2.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 137億円 | 131億円 | +4.3% |

株主還元
これまで連結配当性向40%を目安とする方針を掲げ、2026年3月期は期初の配当予想104円に対し24円増配となる年間128円(配当性向40.1%)の配当を実施予定。第二次中期経営計画に基づき、2026年度から配当方針を「DOE6%+累進配当」へ変更し、2027年3月期の配当予想も128円としている。

第二次中期経営計画(2026年度~2030年度)
2026年5月に公表した第二次中期経営計画「Redesign TOTECH -100年へ、つなぐ-」(2026年度~2030年度)では、第一次中期経営計画期間の好業績を踏まえ、2030年度の業績目標を上方修正した。売上高は2,200億円(当初計画2,000億円)、経常利益は220億円(当初計画150億円)を目指す。事業別売上高及び構成比は、空調事業890億円、計装事業490億円、エネルギー事業220億円、国内グループ会社500億円、海外グループ会社100億円を計画する。
※本記事は東テクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。