ウィルソン・ラーニング ワールドワイド

ウィルソン・ラーニング ワールドワイド、2026年3月期は増収増益 赤字額は大幅縮小

決算サマリー 2026.08.15
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド、2026年3月期は増収増益 赤字額は大幅縮小

※本記事はウィルソン・ラーニング ワールドワイドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは2026年5月15日、2026年3月期(通期)の決算を発表した。経営陣交代後の構造改革により前期比で収益構造が大きく改善し、増収増益で着地した。売上高は1,921,825千円(前期比+13.8%)、営業損益は70,733千円の損失(前期393,918千円の損失から323,185千円改善)となり、赤字額は大幅に縮小した。来期(2027年3月期)は営業黒字転換を目指す方針を示している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上総利益は1,400,429千円(前期比+11.6%)、粗利率は72.9%(前期74.2%から1.3pt低下)となった。販管費は費用見直しにより約177百万円(177,214千円)減少し1,471,163千円となった。経常損益は91,977千円の損失(前期385,721千円の損失から293,744千円改善)、親会社に帰属する当期純損失は140,227千円(前期386,041千円の損失から245,814千円改善)となった。なお、営業損益は北米における契約完了の遅れ(バックログ、約30百万円)の影響で公表値に比べて若干ビハインドしたとしている。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減
売上高1,921,825千円1,688,892千円+13.8%
売上原価521,395千円434,433千円
売上総利益1,400,429千円1,254,459千円+11.6%
粗利率72.9%74.2%△1.3pt
販売費及び一般管理費1,471,163千円1,648,377千円△177,214千円
営業損益△70,733千円△393,918千円+323,185千円
経常損益△91,977千円△385,721千円+293,744千円
親会社に帰属する当期純損失△140,227千円△386,041千円+245,814千円

四半期業績の推移

四半期別では、2026年3月期は北米の好調に加え日本でも期末需要を取り込み、前年同期間比で大きく増収増益となった。2026年3月期4Qの売上高は489,904千円(前年同期比+28.8%)、営業損益は8,896千円の損失(前年同期比74,422千円改善)となった。会社は来期に向けて1Q・3Qでの失速を改善し、各四半期での黒字化を目指すとしている。

四半期2025年3月期 売上高2025年3月期 営業利益2026年3月期 売上高2026年3月期 営業利益
1Q439,960千円△146,151千円439,059千円△106,510千円
2Q418,852千円△54,330千円590,210千円111,050千円
3Q449,769千円△110,119千円402,652千円△66,377千円
4Q380,311千円△83,318千円489,904千円△8,896千円
四半期業績の推移(売上高・営業利益)
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.6

地域別の状況(研修プログラム売上構成)

2026年3月期の連結売上高19億円のうち、地域別では北米が11.0億円(構成比57%)で現在の成長エンジンと位置づけられている。日本は6.6億円(構成比34%)で最注力分野とされ、日本事業のブレイクイーブンを目標に営業体制の見直しや広告・マーケティング活動の再始動を進める。その他(インド・シンガポール中心)は1.4億円(構成比7%)で、戦略再構築中としてインド・シンガポールを中心とした拡大を検討している。

地域2026年3月期 売上高構成比位置づけ
北米11.0億円57%現在の成長エンジン
日本6.6億円34%最注力分野
その他(インド・シンガポール中心)1.4億円7%戦略再構築中(インド・SGPを中心に拡大検討)
地域別の研修プログラム売上構成
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.13

2027年3月期ガイダンス

2027年3月期は営業黒字転換を見込む。金額の具体的開示は準備が整い次第行うとしている。海外収益の貢献拡大(北米を中心とした海外収益の安定化)、規律あるコスト管理(低固定費体制の維持とリブランディング・マーケティング施策による収益拡大・利益率確保)、新規サービスの展開(サンダーバードを中心とするETC領域での新サービスによる収益拡大)の3点を柱に掲げている。

2027年3月期ガイダンス
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.8

事業方針

日本事業は2026年3月期、売上高が前期比+16%と増収となったものの、営業損益は70百万円の損失で損益分岐点に届かなかった。2027年3月期に向けては、既存商品のリブランディングやサンダーバードを中心とする新サービスの拡充、ワンチームでの営業組織の見直し、固定費見直しによる広告・マーケティング予算の確保に取り組む。海外事業は北米を中心にターンアラウンドが完了し黒字化フェーズに移行した。北米・インド・シンガポールの3社合計で利益を計上しており、2027年3月期は利益のさらなる拡大とともに、ヨーロッパ・中国など主力以外拠点の閉鎖を検討し、海外事業全体での利益拡大を推進するとしている。

海外事業の事業方針
出典:2026年3月期決算補足説明資料 P.10

成長ビジョン

同社は今年で創業60年を迎え、新たな成長ビジョン『L×ETC構想』を通じて時価総額100億円企業を目指す方針を掲げている。2025年8月には根岸正州氏が代表取締役社長に就任するなど、新しい経営体制のもとで目標達成を目指すとしている。

※本記事はウィルソン・ラーニング ワールドワイドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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