※本記事はジャパニアスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジャパニアス株式会社は2026年1月13日、2025年11月期の決算説明資料を公表した。エンジニア数の増加と一人当たり売上高の上昇により、売上高・経常利益は前期比で増収増益となった。売上高は12,084百万円(前期比+7.8%)、経常利益は1,078百万円(前期比+5.4%)、当期純利益は765百万円(前期比+5.9%)だった。2025年11月期期初予想に対する進捗率は、売上高100.3%、経常利益95.4%だった。
連結業績(2025年11月期 実績)
売上高は前期の11,211百万円から12,084百万円に増加し、前期比+7.8%となった。オンサイト型開発支援と受託開発がいずれも好調だったことが要因。売上総利益は2,900百万円(前期比+0.0%)とほぼ横ばいで、製販区分の一部見直しにより売上原価が前期比+10.5%増加した一方、販売費及び一般管理費は1,917百万円(前期比△1.8%)に減少した。営業利益は982百万円(前期比+3.9%)、経常利益は1,078百万円(前期比+5.4%)、当期純利益は765百万円(前期比+5.9%)だった。特別利益・特別損失の計上はなかった。また、運転資金として短期借入金300百万円を新たに調達し、M&Aや資本業務提携に向けた取り組みを加速している。現金及び預金は2,999百万円から3,691百万円に増加し、純資産は2,996百万円から3,379百万円に増加した。
| 項目 | 2025年11月期実績 | 2024年11月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,084 | 11,211 | +7.8% |
| 売上原価 | 9,184 | 8,312 | +10.5% |
| 売上総利益 | 2,900 | 2,898 | +0.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,917 | 1,952 | △1.8% |
| 営業利益 | 982 | 945 | +3.9% |
| 営業外収益 | 99 | 78 | +26.9% |
| 営業外費用 | 3 | 1 | +162.2% |
| 経常利益 | 1,078 | 1,022 | +5.4% |
| 特別利益 | - | - | - |
| 特別損失 | - | - | - |
| 税引前当期純利益 | 1,078 | 1,022 | +5.4% |
| 法人税等 | 312 | 299 | +4.3% |
| 当期純利益 | 765 | 722 | +5.9% |

技術分野別の状況
IT分野は一人当たり売上高の上昇により売上高は順調に推移し、特にソフトウエア評価は業務提携先との連携効果もあり好調だった。技術分野別の売上高・人数(2025年11月期)は、ソフトウエア開発が4,935百万円・683名、ソフトウエア評価が1,900百万円・312名、インフラが2,316百万円・364名、機械・電気が1,644百万円・202名、クラウドが551百万円・78名、CRMが530百万円・67名だった。
| 技術分野 | 指標 | 2025年11月期 | 2024年11月期 |
|---|---|---|---|
| ソフトウエア開発 | 売上高(百万円) | 4,935 | 4,638 |
| ソフトウエア開発 | 人数(人) | 683 | 662 |
| ソフトウエア評価 | 売上高(百万円) | 1,900 | 1,651 |
| ソフトウエア評価 | 人数(人) | 312 | 274 |
| インフラ | 売上高(百万円) | 2,316 | 2,117 |
| インフラ | 人数(人) | 364 | 362 |
| 機械・電気 | 売上高(百万円) | 1,644 | 1,667 |
| 機械・電気 | 人数(人) | 202 | 216 |
| クラウド | 売上高(百万円) | 551 | 487 |
| クラウド | 人数(人) | 78 | 50 |
| CRM | 売上高(百万円) | 530 | 530 |
| CRM | 人数(人) | 67 | 74 |
技術者数・稼働率・一人当たり売上高
エンジニア数は、期中平均のエンジニア在籍数とビジネスパートナー人数(臨時従業員を含む)を集計したもので、新卒・中途採用を継続的に進めた結果、前期比で80名増加した。新卒エンジニアは40名、中途エンジニアは330名を採用した。期末時点のエンジニア数は、2024年11月期の1Q1,624名・2Q1,731名・3Q1,695名・4Q1,651名に対し、2025年11月期は1Q1,678名・2Q1,772名・3Q1,739名・4Q1,731名だった。稼働率は(月ごとのエンジニア稼働数+ビジネスパートナー稼働数の合計)÷(月ごとのエンジニア在籍数+ビジネスパートナー人数の合計)×100で算出され、2Qに研修生の増加で一時的に低下したものの、待機期間短縮の取り組みを継続した結果、前期比で0.5ポイント改善した。会計期間ごとの稼働率は、2024年11月期が1Q94.6%・2Q91.4%・3Q93.6%・4Q96.4%、2025年11月期が1Q95.1%・2Q93.0%・3Q94.2%・4Q95.6%で、8月以降は95.0%以上を維持した。一人当たり売上高は、累計期間の売上高を月ごとのエンジニア稼働数とビジネスパートナー稼働数の合計で除して算出され、高単価案件へのシフトと継続的な単価交渉の効果により前期比で14千円/月向上した。会計期間ごとの一人当たり売上高は、2024年11月期が1Q576・2Q583・3Q580・4Q596千円/月、2025年11月期が1Q584・2Q593・3Q601・4Q614千円/月だった。

通期業績予想(2026年11月期)
高稼働率を維持しながら人的資本への投資を強化することにより、2026年11月期は前期比で売上高+8.8%、経常利益+3.9%となる見通し。売上高は13,150百万円(前期比+8.8%)、売上総利益は3,190百万円(前期比+10.0%)、営業利益は1,035百万円(前期比+5.3%)、経常利益は1,120百万円(前期比+3.9%)、純利益は785百万円(前期比+2.6%)を見込む。
| 項目 | 2025年11月期実績 | 2026年11月期見通し | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,084 | 13,150 | +8.8% |
| 売上総利益 | 2,900 | 3,190 | +10.0% |
| 営業利益 | 982 | 1,035 | +5.3% |
| 経常利益 | 1,078 | 1,120 | +3.9% |
| 純利益 | 765 | 785 | +2.6% |

株主還元
配当方針である配当性向50%を堅持し、継続的な増配を計画している。1株当たり当期純利益は2023年11月期155.52円、2024年11月期181.51円、2025年11月期193.09円、2026年11月期(予想)198.05円。1株当たり配当金は2023年11月期77.00円、2024年11月期95.00円、2025年11月期99.00円、2026年11月期(予想)101.00円。配当性向は2023年11月期49.5%、2024年11月期52.3%、2025年11月期51.3%、2026年11月期(予想)51.0%だった。
| 項目 | 2023年11月期 | 2024年11月期 | 2025年11月期 | 2026年11月期(予想) |
|---|---|---|---|---|
| 1株当たり当期純利益(円) | 155.52 | 181.51 | 193.09 | 198.05 |
| 1株当たり配当金(円) | 77.00 | 95.00 | 99.00 | 101.00 |
| 配当性向 | 49.5% | 52.3% | 51.3% | 51.0% |

中期経営計画の進捗・トピックス
2025年11月期の基本戦略の取り組み状況として、事業戦略では高単価顧客・高単価案件への受注シフトを継続的に推進し、継続的な単価交渉の成果により一人当たり売上高が累計で着実に向上したほか、公共案件の獲得などにより売上高が増加した。財務戦略では既存事業の強化につながるM&A案件の探索を継続し、財務基盤を維持しながら更なる成長に向けた選択肢を拡充するとともに、札幌事業所の開設、関西第一・第二事業所の移転・拡大を実施した。人材戦略ではJ-college/J-learningにおける教育プログラムの拡充、エンジニア主導の勉強会・資格取得支援の強化、経営トップが現場と対話する機会を設けることで理念の共有と従業員エンゲージメントの向上を推進した。資格取得支援の強化もあり、資格保有者数は2025年11月期に1,733名となり、前期比で211名増加した。内訳は情報処理技術者試験が516名(前期比+80名)、ベンダー資格が769名(同+106名)、その他が448名(同+25名)だった。
※本記事はジャパニアスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。