※本記事は西部ガスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
西部ガスホールディングスの2026年3月期(2025年4月~2026年3月)連結業績は、電力販売事業や国際エネルギー事業の販売量増加等により増収となり、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも増益となった。経常利益ベースは2022年度以来3期ぶりの増収・増益、親会社株主に帰属する当期純利益ベースも2022年度以来3期ぶりの増収・増益で、経常利益は過去最高となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は電力・その他エネルギー事業や国際エネルギー事業の販売量増加等により2.9%増の261,823百万円。営業利益はガス事業の売上原価減少等により18.4%増の12,463百万円、経常利益は18.6%増の12,583百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.3%増の7,147百万円となった。
| 項目 | 当期(2025.4-2026.3) | 前期(2024.4-2025.3) | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 261,823百万円 | 254,442百万円 | +7,381百万円 | +2.9% |
| 営業利益 | 12,463百万円 | 10,530百万円 | +1,932百万円 | +18.4% |
| 経常利益 | 12,583百万円 | 10,611百万円 | +1,971百万円 | +18.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7,147百万円 | 6,362百万円 | +784百万円 | +12.3% |

セグメント別の状況
売上高は電力・その他エネルギー、不動産、その他の各セグメントが増収、ガス及びLPGセグメントは減収となった。営業利益はガス、LPG、電力・その他エネルギーの各セグメントが増益となる一方、不動産及びその他セグメントは減益となった。
| セグメント | 売上高(当期) | 売上高(前期) | 営業利益(当期) | 営業利益(前期) |
|---|---|---|---|---|
| ガス | 153,490百万円 | 159,109百万円 | 7,914百万円 | 5,682百万円 |
| LPG | 26,098百万円 | 26,864百万円 | 1百万円 | ▲217百万円 |
| 電力・その他エネルギー | 31,419百万円 | 23,274百万円 | 1,235百万円 | 228百万円 |
| 不動産 | 47,700百万円 | 41,317百万円 | 3,329百万円 | 4,170百万円 |
| その他 | 23,603百万円 | 22,256百万円 | 60百万円 | 288百万円 |
| 計 | 261,823百万円 | 254,442百万円 | 12,463百万円 | 10,530百万円 |

都市ガス販売動向
都市ガス販売量は前期と比べ1.8%減の913,410千m3(45MJ/m3換算)となった。家庭用は平均気温が高かったこと等により2.7%減少、業務用は既存顧客の稼働減等により1.4%減少、卸供給は卸供給先の需要減により2.6%減少した。平均気温は当期18.7℃、前期18.4℃で0.3℃上昇した。ガス売上高は原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響等により3.5%減の153,490百万円となったが、営業利益はひびきLNG基地の減価償却費が減少したこと等により39.3%増の7,914百万円となった。経常利益の対前期比較では、都市ガスの増減要因として原料費調整によるタイムラグの影響+1,284百万円、減価償却費減+2,104百万円、販売量減▲1,011百万円が資料に記載されている。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 都市ガス販売量(千m3) | 913,410 | 930,390 | ▲16,980 | ▲1.8% |
| 家庭用 | 200,962 | 206,437 | ▲5,475 | ▲2.7% |
| 業務用 | 592,840 | 601,196 | ▲8,356 | ▲1.4% |
| 卸供給 | 119,608 | 122,757 | ▲3,149 | ▲2.6% |
| 平均気温(℃) | 18.7 | 18.4 | +0.3 | - |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、中東情勢の影響等による直近の市況水準を踏まえ、2026年3月26日公表の西部ガスグループ経営計画から原油価格及び為替レートの前提を見直した。見通しの前提は原油価格80ドル/bbl、為替レート155円/ドルで、経常利益ベースは減収減益、親会社株主に帰属する当期純利益ベースは減収増益の見込みとなっている。なお2026年3月26日公表の経営計画では、原油価格70ドル/bbl、為替レート150円/ドルの前提のもと、売上高247,000百万円、営業利益12,000百万円、経常利益14,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9,000百万円が示されていた。
| 項目 | 2027年3月期見通し | 2026年3月期実績 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 253,000百万円 | 261,823百万円 | ▲8,823百万円 | ▲3.4% |
| 営業利益 | 10,000百万円 | 12,463百万円 | ▲2,463百万円 | ▲19.8% |
| 経常利益 | 12,000百万円 | 12,583百万円 | ▲583百万円 | ▲4.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,000百万円 | 7,147百万円 | +853百万円 | +11.9% |

株主還元
期末配当は1株につき35円を予定しており、通期では中間配当として実施した35円を加え、1株につき70円の配当となる予定である。次期(2027年3月期)の配当につきましても、中間配当を含め1株につき70円の配当を予定している。
※本記事は西部ガスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。