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CaSy、2025年11月期は売上高9.1%増の1,922百万円 2026年11月期は先行投資で営業損失133百万円の予想

決算サマリー 2026.08.30
CaSy、2025年11月期は売上高9.1%増の1,922百万円 2026年11月期は先行投資で営業損失133百万円の予想

※本記事はCaSyが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社CaSy(カジー、証券コード9215)は2025年11月期(第12期、2024年12月1日〜2025年11月30日)決算で、売上高1,922百万円(前期比+9.1%)、売上総利益720百万円(同+7.0%)、営業利益50百万円(前期7百万円から+43百万円)、経常利益60百万円(前期6百万円から+53百万円)、当期純利益46百万円(前期5百万円から+41百万円)となった。子会社の取得や自治体との連携による依頼増で売上高が伸長したほか、広告宣伝投資の効率化やコスト削減で販売管理費をコントロールし、利益は前期から増加した。当社は2025年11月期第1四半期より連結決算に移行しており、前期の数値(単体ベース)と今期の数値(連結ベース)は完全に一致するものではないが、参考値として増減額・増減率を記載している。また、グループ会社全体を11月決算に統一したことによる一過性の影響も売上成長率に含まれている。

目次

業績(2025年11月期 実績)

通期業績予想(対期初予想値)に対しては、売上高は予想レンジ1,937百万円〜2,113百万円に対し進捗率99.2%〜91.0%となった。営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも期初予想の0百万円を上回った。

項目2025年11月期2024年11月期前期比
売上高1,922百万円1,761百万円+9.1%
売上総利益720百万円673百万円+7.0%
販管費669百万円665百万円+0.6%
営業利益50百万円7百万円
経常利益60百万円6百万円
当期純利益46百万円5百万円

2025年11月期第4四半期は、自治体連携やM&Aによる粗利増加(+30百万円)、広告宣伝投資の効率的な配分による費用減少(+9百万円)等があった一方、子会社分経費増(△22百万円)、その他経費増(△9百万円)もあり、前年同期(2024年11月期第4四半期)の20百万円から28百万円の営業黒字となった。

業績ハイライト(累計、2025年11月期)
出典:2025年11月期 決算説明資料 P.5

主要KPI(定期UU)の状況

ストック収入の前提となる主要KPIの定期UUは、子会社化したサンジュ社の影響もあり前年同期比4.1%増加の7,661人となった。自治体連携の顧客は大半がスポット利用となっており、CaSy単体では増加ペースが鈍化している。お客様登録数は前年同期比11.4%増加と継続的に増加した一方、キャスト登録数は同5.8%の増加にとどまり、課題として認識しているとしている。

財政状態

固定資産は、2025年8月に実施したサンジュ社のM&Aに伴うのれんの計上により97百万円から194百万円(+97百万円)に増加した。固定負債は新規借入により28百万円から154百万円(+126百万円)に増加した。これらの結果、自己資本比率は45.5%から39.0%に低下した。

項目2025年11月期末2024年11月期末増減額
流動資産509百万円441百万円+67百万円
現金及び預金351百万円324百万円+26百万円
固定資産194百万円97百万円+97百万円
流動負債274百万円264百万円+9百万円
固定負債154百万円28百万円+126百万円
純資産274百万円245百万円+28百万円
自己資本比率39.0%45.5%
貸借対照表(2025年11月期末・2024年11月期末)
出典:2025年11月期 決算説明資料 P.14

通期業績予想(2026年11月期)

2026年11月期は、今後の売上成長を目指し中小企業成長加速化補助金を活用した先行投資を計画している。海外キャストを活用した家事支援事業や訪問介護事業等の新規事業の影響で営業損失を計上する見込み。資料は、業績予想の大幅な赤字について、2035年を目安に売上高100億円の達成を目指す新規事業(海外キャストを活用した家事支援サービス事業の供給力確保、訪問介護サービスの新規展開、暮らしのサービスを提供するプラットフォームへの進化)の展開に向けた先行投資によるものであり、採択された事業期間内に投資した資金は回収可能な計画を策定している他、既存事業では定期契約に基づき安定した収益を獲得できる見込みであり一時的な赤字を想定している、としている。

項目2026年11月期計画2025年11月期実績前期比
売上高2,125百万円1,922百万円+10.5%
(既存事業)1,993百万円1,922百万円+3.7%
(新規事業)131百万円
営業利益△133百万円50百万円
(既存事業)3百万円50百万円
(新規事業)△136百万円
経常利益△139百万円60百万円
当期純利益△139百万円46百万円
2026年11月期 業績予想(既存事業・新規事業別)
出典:2025年11月期 決算説明資料 P.18

地方自治体との連携・トピックス

2025年11月までに10の自治体(葛飾区、墨田区、台東区、豊島区、国分寺市、調布市、中野区、港区、渋谷区、文京区)で家事・子育て支援事業の事業者として参画した。第4四半期には渋谷区(産前産後家事サポーター派遣事業)、文京区(おうち家事・育児サポート事業)へ新規参入し、自治体連携エリアを拡大している。また、経済産業省・中小企業庁・独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する「中小企業成長加速化補助金」に採択され、家事支援サービス事業の供給力確保、訪問介護サービスの新規展開、広く暮らしのサービスを提供するプラットフォームへの進化という成長手段により、2035年に売上高100億円の達成を目指す「100億円宣言」を掲げている。

地方自治体との取り組み(参画自治体一覧)
出典:2025年11月期 決算説明資料 P.37

株主還元

当社は配当は実施しておらず、株主還元及びサービスへの理解と認知度向上を目的として株主優待制度を導入している。毎年11月30日現在の株主名簿に記載又は記録された、当社株式1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、当社の各種サービスに利用できる特別優待ギフト券8,000円分を贈呈する(ギフト券の有効期間は翌年2月末まで)。

※本記事はCaSyが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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