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興研、2025年12月期は増収増益 売上高・各利益とも過去最高

決算サマリー 2026.08.21
興研、2025年12月期は増収増益 売上高・各利益とも過去最高

※本記事は興研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

興研は2025年12月期の連結決算で、売上高118億57百万円(前期比10.2%増)、営業利益12億71百万円(同25.9%増)、経常利益12億20百万円(同21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億85百万円(同22.6%増)を計上した。マスク関連事業が前期並みに安定的に推移したことに加え、環境関連事業の好調な売上が全体業績を牽引し、売上高は2期連続で過去最高額を更新した。原材料価格や物流コスト等の上昇に対し、グループ全体で業務効率化や製造技術の改善による原価率低減に取り組んだ結果、営業利益・経常利益・当期純利益とも過去最高額を更新した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

売上高は前期比10.2%増の118億57百万円、営業利益は同25.9%増の12億71百万円、経常利益は同21.7%増の12億20百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22.6%増の8億85百万円となった。売上原価は同10.9%増の64億74百万円、売上総利益は同9.4%増の53億82百万円、販売費・一般管理費は同5.1%増の41億11百万円だった。

項目2025年12月期2024年12月期増減率
売上高11,85710,762+10.2%
売上原価6,4745,840+10.9%
売上総利益5,3824,922+9.4%
販売費・一般管理費4,1113,912+5.1%
営業利益1,2711,009+25.9%
経常利益1,2201,002+21.7%
親会社株主に帰属する当期純利益885722+22.6%
連結業績の5期推移グラフ
出典:2025年12月期決算説明資料 P.2

セグメント別の状況

マスク関連事業の売上高は前年度比2.7%増の95億64百万円となった。産業用マスクは、米国の通商政策の影響も懸念された中、製造業向けは前期に対して微増し、公共事業向けは全国で老朽化が進むインフラ整備の工事増加を背景に底堅く推移した。医療用マスクは新たな感染症の流行等による需要拡大がなく減収となったが、医療機関からの安定的な受注が続き、売上はコロナ禍前の約3倍の水準を維持した。自衛隊向け防護マスクの売上は3期連続で前年実績を上回った。環境関連事業の売上高は前年度比82.3%増の19億39百万円と大きく伸長した。オープンクリーンシステム「KOACH」が国内半導体市場を中心に大きく売上を伸ばし、過去最高額を達成した。大型機種「フロアーコーチ」の販売台数が大幅に増加したほか、中・小型機も安定的に販売台数を増やした。

セグメント2025年12月期売上高2024年12月期売上高前年度比
マスク関連事業9,5649,314+2.7%
環境関連事業1,9391,063+82.3%
その他事業353384
連結セグメント別の業績
出典:2025年12月期決算説明資料 P.3

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、マスク関連事業が緩やかながら成長を維持することに加え、オープンクリーンシステム「KOACH」の販売拡大によって3期連続の増収を見込む。一方、コストアップが依然として続くことを予想しており、製造・調達体制の最適化や業務プロセスの改善等でコスト低減に努めるものの、減益となる見通し。業績予想は、売上高122億円(前期比2.9%増)、営業利益12億20百万円(同4.1%減)、経常利益11億50百万円(同5.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益8億30百万円(同6.2%減)としている。

項目2026年12月期予想2025年12月期実績増減率
売上高12,20011,857+2.9%
営業利益1,2201,271△4.1%
経常利益1,1501,220△5.8%
親会社株主に帰属する当期純利益830885△6.2%
1株当たり当期純利益168円79銭179円82銭
項目2026年12月期予想2025年12月期実績2024年12月期実績
1株当たり期末配当35円00銭50円00銭35円00銭
2026年12月期連結業績・配当予想
出典:2025年12月期決算説明資料 P.8

株主還元

2026年12月期の期末配当金の予想については、当社の利益配分に関する方針に基づき実施する予定であり、1株当たり普通配当35円としている。2025年12月期の1株当たり期末配当は50円、2024年12月期は35円だった。

トピック:環境関連事業(クリーン事業)の成長

オープンクリーンシステム「KOACH」は世界最高水準の清浄度「ISOクラス1」のクリーン環境を簡便に構築できるクリーンデバイスで、全国のショールームでの体験提供やオンラインでの「リモートライブ営業」により拡販を進めている。従来の販売代理店に加え新たな販売ルートを開拓し、全国で数百拠点の販売網を構築、2025年の物件数や相談案件数は過去最高となり成約にも繋がった。展示会にも積極的に出展しており、昨年12月には東京ビッグサイトで開催された半導体の国際展示会「SEMICON Japan2025」に大型機種「フロアーコーチ」の実機を展示した。また、ISOクラス1とケミカルフリーを両立する世界初のクリーンデバイス「KOACH Duet(デュエット)」を開発した。

環境関連事業(クリーン事業)の成長への取り組み
出典:2025年12月期決算説明資料 P.7

※本記事は興研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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