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イーディーピー、2026年3月期は売上高42.8%減 純損失2,415百万円に拡大

決算サマリー 2026.08.14
イーディーピー、2026年3月期は売上高42.8%減 純損失2,415百万円に拡大

※本記事はイーディーピーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

イーディーピーの2026年3月期は、SFD Indiaでの種結晶販売がほとんど実行できなかったことなどから売上高が前期比42.8%減の516百万円にとどまった。基板・ウエハの売上は増加したものの全体の落ち込みを補えず、1,300百万円の減損会計の計上等もあり、親会社株主に帰属する当期純損失は前期の2,306百万円から2,415百万円に拡大した。1インチウエハの発売や大型種結晶の発売など新製品投入を進める一方、中期経営計画は現在立案作業中である。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高516百万円(前期比42.8%減)、営業損失1,360百万円(前期は976百万円の損失)、経常損失1,341百万円(前期は989百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失2,415百万円(前期は2,306百万円の損失)となった。SFD Indiaでの種結晶販売がほとんど実行できず、基板・ウエハは大幅に売上が増加したものの、合計では大幅な売上低下となった。受注状況により工場の部分的な休止を含めた対応をとったが、各種の委託費等が増加したこともあり売上の減少を補えなかった。1,300百万円の減損会計の計上と連結子会社の負債の消去により、純損失が拡大した。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減額(増減率)
売上高516902△386(△42.8%)
営業利益△1,360△976△384(-)
経常利益△1,341△989△351(-)
親会社株主に帰属する当期純利益△2,415△2,306△109(-)
創立からの売上推移
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.3

製品別売上高の状況

種結晶は前年からの小型宝石の大幅な価格下落の影響が継続し、売上高は横ばいの状態にとどまった。基板・ウエハは国内の自動車関連企業、ダイヤモンドデバイスベンチャー企業や大学からの受注を獲得し、売上高が増加した。製造コスト削減を進めたが、在庫評価損及び減損損失の計上により大幅な損失となった。

製品当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
売上高合計516902
種結晶117531
宝石等22
基板・ウエハ350329
光学部品等1714
工具素材1026
1インチ単結晶ダイヤモンドウエハ
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2026年度の中期経営計画は立案作業中であるが、2027年3月期の業績予想として、売上高1,100百万円、営業損失283百万円、経常損失189百万円、当期純損失195百万円が2026年5月に開示されている。売上高の内訳は種結晶527百万円、宝石等73百万円、デバイス関連(基板・ウエハ)463百万円、その他37百万円を見込む。2028年3月期・2029年3月期の計画数値は未定(-)である。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想(26/5開示)
売上高5161,100
種結晶117527
宝石等2273
デバイス関連350463
その他2737
営業利益△1,360△283
経常利益△1,341△189
当期純利益△2,415△195

資金調達および財務状況

2026年3月期累計で新株予約権の行使により707百万円の資金調達を実施した。資金は基板等増産投資(110百万円、2025年度上期~下期稼働)や宝石ビジネスの基盤構築(250百万円、2024年度下期~2025年度下期稼働)に投資した。総資産は前期末の4,377百万円から2,510百万円に減少し、純資産合計は3,418百万円から1,709百万円に減少、自己資本比率は78.0%から68.1%に低下した。

項目2026.3期2025.3期増減
流動資産1,9242,721△797
固定資産5851,655△1,069
総資産2,5104,377△1,867
流動負債321354△32
固定負債479604△125
負債合計800958△158
純資産合計1,7093,418△1,709
自己資本比率68.1%78.0%△9.9%

中期経営計画・トピック

2026年度の中期経営計画は現在立案作業中であり、可能な限り早期の開示を目指している。2025年4月には1インチウエハ(直径25mm)を発売し、2インチウエハの実用化に向けた開発の第一歩とした。本田技研工業との共同研究を進めるべく意向契約も締結した。また、2026年5月13日には16x16mm~20x20mmの大型種結晶を発売し、インドを中心に販売を強化する方針である。宝石・宝飾品分野ではSFDを2026年3月31日でEDPが吸収合併し、SFD Antwerpは休眠状態として今後の進め方を検討している。

2インチ~4インチウエハへのロードマップ
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.20
大型種結晶(16x16mm~20x20mm)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.27

※本記事はイーディーピーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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