マーキュリアホールディングス

マーキュリアホールディングス、2025年12月期は過去最高益 2026年12月期は反動減見込み

決算サマリー 2026.08.21
マーキュリアホールディングス、2025年12月期は過去最高益 2026年12月期は反動減見込み

※本記事はマーキュリアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

マーキュリアホールディングスの2025年12月期は、バイアウト1号ファンドの投資先Exitに伴う成功報酬及び自己投資収益の計上により、営業総利益67.4億円(対前年比149%)、経常利益25.5億円(対前年比221%)、親会社株主に帰属する当期純利益16.8億円(対前年比333%)と、いずれも過去最高益を更新した。一方、2026年12月期は主要Exitの発生を来期以降に見込むため反動減の予想となるが、新規ファンド及び新規事業の推進を継続する。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

2025年12月期の営業収益は72.2億円、営業総利益は67.4億円(対前年比149%)となり、内訳は管理報酬27.2億円、成功報酬19.2億円、自己投資/その他21.0億円だった。営業利益は25.2億円、経常利益は25.5億円(対前年比221%)、親会社株主に帰属する当期純利益は16.8億円(対前年比333%)で、いずれも過去最高益を更新した。バイアウト1号ファンドにおける投資先・小島製作所のExitにより、第4四半期に成功報酬及び自己投資収益を計上したことが主因である。単位はいずれも億円。

項目23/12期実績24/12期実績25/12期実績25/12期業績予想(修正前予想)対前期比
営業収益58.455.772.271(64~91)130%
営業総利益(管理報酬)30.029.227.2
営業総利益(成功報酬)0.29.619.2
営業総利益(自己投資/その他)10.16.521.0
営業総利益(合計)40.345.367.466(63~90)149%
営業利益13.49.825.226(23~39)258%
経常利益15.211.625.526(23~39)221%
親会社株主に帰属する当期純利益10.65.116.817(15~25)333%
主要経営指標の推移(営業総利益・経常利益・運用資産残高)
出典:2025年12月期 決算説明会資料 P.11

セグメント別(事業投資/資産投資)の状況

事業投資部門はバイアウト投資・ストラクチャード投資(縁ファンド)・グロース投資(ベンチャーファンド)の運用を行い、資産投資部門は不動産投資(Spring REIT)・航空機投資・再エネ投資を行う。年間安定収益はバイアウト事業(事業投資)とSpring REIT事業(資産投資)で連結の約80%強を構成する。バイアウト1号ファンドは投資先Exit(小島製作所)により2025年12月期に成功報酬19.2億円を計上し、バイアウト1号からの累計成功報酬は29億円となった。Spring REIT事業は配当・管理報酬等により年間約13~14億円の収益を計上する一方、ユニット価格下落に伴う時価評価損△3.0億円を計上した。

区分ファンドファンド規模(管理報酬基準資産)
資産投資再エネ・航空機1号/2号約200億円
資産投資Spring REIT約2,200億円
事業投資バイアウト1号ファンド213億円
事業投資バイアウト2号ファンド438.5億円
事業投資ストラクチャードエクイティ1号/2号(縁ファンド、投資助言)約180億円
事業投資ベンチャー1号/2号約50~80億円
事業ポートフォリオ(事業投資ファンド・資産投資ファンド・新規事業の構成)
出典:2025年12月期 決算説明会資料 P.45

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、成功報酬ステージにあるバイアウト1号ファンドの次の主要投資先Exitを来期以降に見込むため反動減となる見通し。営業収益50億円、営業総利益49億円、営業利益15億円、経常利益15億円、親会社株主に帰属する当期純利益10億円を予想する。バイアウト2号の投資先Exitによる自己投資収益の獲得、バイアウト3号(目標500億円)・航空機3号(目標500~750億円、オープンエンド型)の新規組成など、新規ファンド及び新規事業の着実な推進に取り組む。

項目23/12期実績24/12期実績25/12期実績26/12期業績予想
営業収益58.455.772.250
営業総利益(管理報酬)30.029.227.2
営業総利益(成功報酬)0.29.619.2
営業総利益(自己投資/その他)10.16.521.0
営業総利益(合計)40.345.367.449
営業利益13.49.825.215
経常利益15.211.625.515
親会社株主に帰属する当期純利益10.65.116.810
2026年業績予想と今後の目標(連結業績予想)
出典:2025年12月期 決算説明会資料 P.53

株主還元

株主還元は配当を基本とし、配当の安定性に配慮する方針。成功報酬等により単年度損益への影響が比較的大きいことから、当面は対象利益指標を「5年平均当期純利益」とし、配当性向は30%程度を目安とする。25年12月期の1株当たり配当金は22円(5年平均当期純利益に対する配当性向35.7%)を予定しており、26年12月期も1株当たり配当金22円を見込む。

項目21/12期実績22/12期実績23/12期実績24/12期実績25/12期実績
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)1,3041,5631,0555061,685
5年平均当期純利益(百万円)1,1951,2101,1389911,222
1株当たり配当金20円20円21円22円22円
発行済株式総数(自己株式控除後)20,911,579株20,500,979株19,793,579株19,843,379株19,843,379株
配当金総額(百万円)418410416437437
配当性向(5年平均当期純利益に対する)35.0%33.9%36.5%44.1%35.7%
配当の状況と配当方針
出典:2025年12月期 決算説明会資料 P.52

トピック

2025年はバイアウト3号ファンド・航空機3号ファンド(オープンエンド)の立ち上げ準備が本格化したほか、九州産業強靭化プロジェクトや高島屋との百年のれんプロジェクトなど新規事業の企画が始動した。ガバナンス面では投資先の公正価値評価開示への移行、監査等委員会設置会社への移行、ファンド管理グループの本格稼働、PRI(責任投資原則)への署名及びレポーティング開始に取り組んだ。上場以降目標としてきたAUM3,000億円を達成し、AUM5,000億円規模に向けた取組みを開始する。一方、プライム市場の上場維持基準(流通株式時価総額100億円以上)については、2024年12月末基準では充足したものの、2025年12月末基準では流通株式時価総額99.4億円とわずかに届かず、2026年は再度の基準充足を目指すとしている。

※本記事はマーキュリアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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