※本記事は一家ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
一家ホールディングス(証券コード7127)の2026年3月期は、売上高11,533百万円(前期比+14.3%)と過去最高を更新した。飲食事業のメニュー価格見直しによる原価率適正化などが寄与し、営業利益250百万円、経常利益198百万円、親会社株主に帰属する当期純利益78百万円と、いずれも前期の損失から黒字に転換した。一方、レジャー施設「THE BOTANICAL RESORT『林音』」の開業経費増加などにより、通期業績予想に対する営業利益・経常利益の達成率はそれぞれ78.0%・69.2%にとどまり、固定資産の減損損失52百万円を特別損失に計上した。
連結業績(2026年3月期 実績)
グループ連結計の売上高は前年同期比114.3%となり増収。飲食事業店舗のメニュー価格見直しにより原価率が適正化され、販管費率も低下したことで、営業損益・経常損益・親会社株主に帰属する当期純損益はいずれも黒字へ転換した。
| 項目 | 前期(2025年3月期) | 当期(2026年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,089 | 11,533 | +14.3% |
| 売上総利益 | 6,678 | 7,781 | +16.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 6,753 | 7,531 | +11.5% |
| 営業損益 | ▲74 | 250 | - |
| 経常損益 | ▲100 | 198 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純損益 | ▲172 | 78 | - |

セグメント別の状況
飲食事業は前年同期比109.4%と増収。メニュー価格改定により客単価が上昇し、原価率の適正化と販管費率低下により営業利益が大きく改善した。ブライダル事業は前年同期比110.9%の増収となったが、依然として厳しい市場環境が続いており、営業損失は縮小したものの黒字化には至らなかった。レジャー事業は2025年11月29日に開業した「THE BOTANICAL RESORT『林音』」の運営受託料計上などにより売上高は466百万円となったが、開業経費の増加により営業損失は拡大した。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 飲食事業 | 売上高 | 8,905 | 8,138 |
| 飲食事業 | 営業損益 | 414 | 55 |
| ブライダル事業 | 売上高 | 2,158 | 1,946 |
| ブライダル事業 | 営業損益 | ▲34 | ▲131 |
| レジャー事業 | 売上高 | 466 | 3 |
| レジャー事業 | 営業損益 | ▲162 | ▲27 |

通期業績予想
2027年3月期は増収増益となり、過去最高売上高・過去最高営業利益額を見込んでいる。売上高は12,549百万円(前期比+8.8%)、営業利益414百万円(同+65.5%)、経常利益367百万円(同+85.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益229百万円(同+190.3%)を予想している。
| 項目 | 当期実績(2026年3月期) | 次期予想(2027年3月期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,533 | 12,549 | +8.8% |
| 売上総利益 | 7,781 | 8,608 | +10.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 7,531 | 8,194 | +8.8% |
| 営業利益 | 250 | 414 | +65.5% |
| 経常利益 | 198 | 367 | +85.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 78 | 229 | +190.3% |

事業別では、飲食事業は売上高9,339百万円(同+4.9%)を見込む一方、新規出店に伴う経費増加などにより営業利益は308百万円(同▲25.6%)を予想。ブライダル事業は売上高2,057百万円(同▲4.7%)を見込むが、サービス部門の内製化によるコスト削減などにより営業利益は43百万円と黒字化を計画している。レジャー事業は「THE BOTANICAL RESORT『林音』」の通期寄与により売上高1,154百万円(同+147.4%)、営業利益33百万円を見込む。
| 事業 | 指標 | 当期実績(2026年3月期) | 次期予想(2027年3月期) |
|---|---|---|---|
| 飲食事業 | 売上高 | 8,905 | 9,339 |
| 飲食事業 | 営業利益 | 414 | 308 |
| ブライダル事業 | 売上高 | 2,158 | 2,057 |
| ブライダル事業 | 営業利益 | ▲34 | 43 |
| レジャー事業 | 売上高 | 466 | 1,154 |
| レジャー事業 | 営業利益 | ▲162 | 33 |
株主還元
本資料に配当や自己株式取得など株主還元に関する記載はない。
トピック:THE BOTANICAL RESORT『林音』
レジャー事業では、2025年11月29日に茨城県那珂市の茨城県植物園・茨城県民の森をリニューアルした「THE BOTANICAL RESORT『林音』」を開業した。資料では「泊まる」「癒される」「食べる」「遊ぶ」を組み合わせた「日本初の“泊まれる体験型植物園”」へのリニューアルと位置付けられており、施設サイトは2025年9月24日に公開された。2027年3月期はメディア露出やSNS・OTA(Online Travel Agent)を通じた認知拡大に注力し、通期での売上寄与を見込む。

※本記事は一家ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。