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共栄セキュリティーサービス、2025年3月期は増収増益 当期純利益は減損損失で赤字転落

決算サマリー 2026.08.28
共栄セキュリティーサービス、2025年3月期は増収増益 当期純利益は減損損失で赤字転落

※本記事は共栄セキュリティーサービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

共栄セキュリティーサービスは2025年3月期(連結)の決算を発表した。売上高は10,113百万円(前期比8%増)、営業利益は484百万円(同57%増)となり増収増益となった。一方、2024年3月期に買収した複数の連結子会社について325百万円の減損損失を計上した影響により、親会社株主に帰属する当期純利益は38百万円の損失(前期は248百万円の利益)となり、赤字に転落した。

目次

連結業績(2025年3月期 実績)

売上総利益は2,350百万円(同13%増、売上総利益率23.2%)、経常利益は542百万円(同40%増)、EBITDAは714百万円(同40%増、EBITDAマージン7.1%)となった。2025年3月期の期初見通し(売上高10,000百万円、営業利益500百万円、経常利益500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益332百万円)との比較では、売上高は見通し比1%増で達成した一方、営業利益は見通し比3%の未達、親会社株主に帰属する当期純利益は前述の減損損失計上により見通し比370百万円(112%)の大幅な未達となった。

項目2025年3月期2024年3月期増減率
売上高10,113百万円9,354百万円8%増
売上総利益(利益率)2,350百万円(23.2%)2,086百万円(22.3%)13%増
営業利益(利益率)484百万円(4.8%)309百万円(3.3%)57%増
経常利益542百万円388百万円40%増
親会社株主に帰属する当期純利益△38百万円248百万円赤字転落
EBITDA(EBITDAマージン)714百万円(7.1%)509百万円(5.4%)40%増
共栄セキュリティーサービスの2025年3月期連結業績表
出典:投資家向け説明会資料 P.6 2025年3月期 連結業績

警備事業の状況(就業人員数・契約種別売上高)

当社は警備事業の単一セグメントである。非連結子会社3社を含むグループ就業人員数は3,102名となり、前期末の2,928名から174名(6%)増加した。内訳は正社員768名、契約社員(年間平均)2,334名である。一方、連結業績におけるKPIと位置づける連結就業人員数(非連結子会社を除く)は2,823名となり、前期末の2,630名から193名(7%)の純増となった。正社員は退職による自然減で減少した一方、契約社員は㈱ネオ・アメニティーサービス(千葉県千葉市)、㈱バンガード(埼玉県朝霞市)のM&Aによる人員確保により増加した。連結就業人員数ベースの1人当たり営業利益は117千円から171千円へ改善した。売上高の内訳では、常駐契約(契約期間1年以上)が8,987百万円(前期比649百万円、8%増)、臨時契約(契約期間1年未満)が1,126百万円(同109百万円、11%増)となった。常駐契約の増加は、2023年10月に子会社化した東神産業㈱(6ヶ月分)、㈱セキュリティ(6ヶ月分)、㈲セキュリティ・ライセンス・KOB(6ヶ月分)、及び東邦警備保障㈱(9ヶ月分)の買収4社の貢献、料金改定、ボートレース場・合同庁舎等での新規契約開始が主な要因であり、常駐契約の年平均成長率(3年)は15%となっている。臨時契約の増加はグループ会社の増加によるものである。

項目2025年3月期2024年3月期増減率
グループ就業人員数(非連結子会社含む)3,102名2,928名6%増
 うち正社員768名803名
 うち契約社員(年間平均)2,334名2,125名
連結就業人員数(連結子会社のみ)2,823名2,630名7%増
常駐契約売上高(契約期間1年以上)8,987百万円8,338百万円8%増
臨時契約売上高(契約期間1年未満)1,126百万円1,016百万円11%増
1人当たり営業利益(連結就業人員数ベース)171千円117千円
共栄セキュリティーサービスの常駐契約・臨時契約別売上高推移
出典:投資家向け説明会資料 P.7 売上高推移
共栄セキュリティーサービスのグループ就業人員数の推移
出典:投資家向け説明会資料 P.15 グループ就業人員数(非連結子会社を含む)の推移

株主還元

株主還元については、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置づけ、安定的かつ継続的な利益配分を行うことを基本方針としている。2025年3月期の1株当たり配当金(期末)は90円となり、2024年3月期の90円から据え置きとなった。なお、22/3期には特別配当60円を含む合計150円の配当を実施している。株主総利回りは2025年3月期に113%となった。

項目2025年3月期2024年3月期
1株当たり配当金(期末)90円90円
株主総利回り113%126%
共栄セキュリティーサービスの1株当たり配当金の推移と株主総利回り
出典:投資家向け説明会資料 P.17 株主還元

決算期変更と次期の業績見通し

当社は2025年5月15日に決算期(事業年度の末日)の変更を公表しており、2025年6月27日開催予定の第41期定時株主総会での承認を条件に、決算期を3月から7月へ変更する予定である。これに伴い、変更後の会計年度は2025年4月1日から2026年7月31日までの16か月間となる変則決算となる可能性があり、現時点での業績予想は困難であるため未定としている。今後、合理的な算出が可能となった時点で速やかに開示するとしている。

※本記事は共栄セキュリティーサービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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