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図研、2026年3月期は売上高5期連続で過去最高 経常利益20.2%増、年間配当は記念配当含め200円

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は図研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

図研の2026年3月期連結決算は、売上高43,101百万円(前期比5.8%増)、営業利益5,865百万円(同8.8%増)、経常利益7,133百万円(同20.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,400百万円(同3.3%増)の増収増益となった。短信によると、売上高はすべてのソリューションで前期を上回り5期連続で過去最高を更新し、営業利益・経常利益も5期連続、親会社株主に帰属する当期純利益は2期連続で過去最高となった。年間配当は普通配当100円に記念配当100円を加えた200円とし、2027年3月期は普通配当を50円増配して150円を予定している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

短信によると、製造業におけるDXへの取り組みが加速し、主要顧客であるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業ではDXに向けたIT投資が引き続き活発な状況が続いた。同社はエレクトロニクス製造業向けの主力電気設計システム「CR-8000 Design Force」、自動車関連・産業機器製造業向けのワイヤハーネス設計システム「E3.series」の拡販に注力し、設計データ管理システムDSシリーズを併せて提案することで大規模な設計環境への導入につなげた。MBSEモデリングツール「GENESYS」の提案活動も強化した。

売上高の伸長は、全世界で主力の「CR-8000」シリーズが順調に販売を伸ばし、日本および欧米で「E3.series」の販売が堅調に推移したことによるとしている。利益面では、MBSE分野を中心に開発を加速させたことにより開発費が増加したものの、売上高の伸長により営業利益、経常利益が過去最高を更新した。1株当たり当期純利益は253.15円(前期236.99円)、自己資本当期純利益率は13.3%(前期13.0%)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高43,101百万円40,736百万円5.8%増
営業利益5,865百万円5,392百万円8.8%増
経常利益7,133百万円5,936百万円20.2%増
親会社株主に帰属する当期純利益5,400百万円5,226百万円3.3%増

製品区分別の状況

同社は製品区分として基板設計ソリューション、回路設計ソリューション、ITソリューション、クライアントサービスの4区分を開示しており、当期はすべての区分で売上高が前期を上回った。開発面では、「CR-8000」シリーズでAIを活用した自動配置配線機能を進化させて新たにリリースしたほか、次世代半導体プロジェクトで半導体チップの実装プロセスへの技術支援を行った。「E3.series」では工場プラントや電力インフラなど新たな市場向けの製品を開発し、「GENESYS」で作成したモデルをWeb上で共有できる製品もリリースした。

財政状態・キャッシュ・フロー

当期末の総資産は前期末より4,351百万円増加して67,625百万円となった。現金及び預金、前払費用、関係会社株式の増加などが主な要因。負債は前期末より3,021百万円増加して26,347百万円となり、主な要因は前受金の増加。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益5,400百万円の計上と、当期中の自己株式3,000百万円の取得などの差引により、前期末より1,329百万円増加して41,277百万円となり、自己資本比率は61.0%(前期末63.1%)となった。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産67,625百万円63,274百万円
純資産41,277百万円39,948百万円
自己資本比率61.0%63.1%
1株当たり純資産1,958.54円1,843.79円

営業活動によるキャッシュ・フローは6,131百万円の収入(前期比1,269百万円増)、投資活動によるキャッシュ・フローは757百万円の支出(前期は1,076百万円の収入)、財務活動によるキャッシュ・フローは自己株式の取得による支出3,000百万円や配当金の支払などにより5,211百万円の支出となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末に比べ1,063百万円増加し、28,287百万円となった。

株主還元

2026年3月期の年間配当金は、中間50円、期末150円の200円(前期100円)。短信の注記によると、普通配当100円に記念配当100円を加えたもので、配当性向は79.0%となる。2027年3月期は、普通配当100円を50円増配し、中間75円・期末75円の年間150円(予想配当性向55.5%)を予定している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金200.00円(うち記念配当100円)150.00円
配当性向(連結)79.0%55.5%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高46,000百万円(前期比6.7%増)、営業利益6,700百万円(同14.2%増)、経常利益7,800百万円(同9.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,700百万円(同5.6%増)。同社は年次で業績管理を行っているため、通期予想のみを開示している。短信では、生成AIをはじめとする先端テクノロジーの活用が広がる中で、取り組むべき事業領域はますます拡大していくことが見込まれるとし、モノづくりのプロセス全体の効率化を実現するソリューションを早期に提供していく方針を示している。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高46,000百万円6.7%増
営業利益6,700百万円14.2%増
経常利益7,800百万円9.3%増
親会社株主に帰属する当期純利益5,700百万円5.6%増
1株当たり当期純利益270.45円-

本記事は図研が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は図研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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