※本記事はテラプローブが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
テラプローブの2025年12月期(通期)は、売上高41,746百万円(前期比+12.5%)、営業利益8,893百万円(同+28.0%)、経常利益8,750百万円(同+24.9%)となり、資料はこれらを過去最高と位置付けている。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は3,367百万円(同▲4.0%)と減益となった。EV向けロジック製品が引き続き好調に推移し、サーバー向け及びAI関連製品も高水準を維持した。
連結業績(2025年12月期 実績)
資料は、通期で過去最高売上高・営業利益・経常利益を達成したとしている。親会社株主に帰属する当期純利益は前期の3,509百万円から3,367百万円(前期比▲4.0%)に減益となった。この点について資料は、2024年に固定資産売却益を計上したこと、及び法人税の見直しを要因として挙げている。4Q(10〜12月期)は、サーバー・AI関連製品の上振れや為替換算レート(NT$)が想定以上の円安となったことにより、4Q予想比で売上高・利益ともに増加したとしている。
| 項目 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 41,746 | 37,109 | +12.5% |
| 営業利益 | 8,893 | 6,949 | +28.0% |
| 経常利益 | 8,750 | 7,006 | +24.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,367 | 3,509 | ▲4.0% |

事業別(アプリケーション別)の状況
資料は、連結売上高の推移をアプリケーション別(産業・医療、車載、コンシューマ、他)に開示している。EV向けロジック製品の取引拡大により、車載向け売上比率が上昇したとしている。
| 区分 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| 産業・医療 | 94億円 | 35億円 |
| 車載 | 173億円 | 194億円 |
| コンシューマ | 150億円 | 142億円 |
| 合計 | 417億円 | 371億円 |

2026年12月期 上期業績予想
2026年12月期の上期(1〜6月)業績予想は、売上高250.0億円(前年同期比+31%)、営業利益56.0億円(同+51%)、経常利益53.0億円(同+54%)、親会社株主に帰属する当期純利益19.0億円(同+47%)としている。1QはEV向けが好調を維持する一方、先行投資による減価償却費の増加により、4Q比で営業利益は27.0億円(4Q比▲2.4億円、▲8%)を見込む。2Qはサーバー向け及びAI関連製品の需要増により、1Q比で売上高・利益ともに増加を見込む。想定為替レートはUS$1=156.00円(2〜6月)、NT$1=4.85円(2〜3月)・4.80円(4〜6月)としている。なお、資料は2026年12月期の上期分のみを開示しており、通期の業績予想は示されていない。
| 項目 | 2026年12月期 1Q予想(億円) | 2026年12月期 2Q予想(億円) | 2026年12月期 1H計画(億円) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 121.0 | 129.0 | 250.0 |
| 営業利益 | 27.0 | 29.0 | 56.0 |
| 経常利益 | 25.5 | 27.5 | 53.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8.5 | 10.5 | 19.0 |

株主還元
株主還元方針として、企業価値の向上に必要な事業基盤の強化のための設備投資や財務体質の健全性を実現しつつ、収益状況に応じて配当を行うとしている。配当金額は、連結当期純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)の30%程度としている。1株当たり配当金はFY2023・FY2024・FY2025のいずれも110円で推移し、配当性向(連結)はFY2023の24.4%からFY2025は29.7%に上昇した。配当性向(単体)は2024年度より連結ベースに変更したため、FY2024・FY2025は「-」としている。
| 項目 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 110円 | 110円 | 110円 |
| 配当性向(連結) | 24.4% | 28.5% | 29.7% |
| 配当性向(単体) | 36.3% | ー | ー |

トピックス
資料は市場評価としてPER17.0倍、PBR1.4倍を示している。資本収益性としてROE8.6%、ROIC8.1%、株主資本コスト10.4%〜12.4%、WACC7.8%〜9.2%を開示しており、経営指標目標としてROEは株主資本コストを上回る水準、ROICはWACCを上回る水準を掲げ、改善施策として純利益の継続的な改善、向上施策として有利子負債の削減・収益性の向上を挙げている。2025年の取り組みでは、サーバー向け・AI関連製品向けテスタへの積極投資により、売上高は前年比170%伸長・65億円増加したとしている。2026年の成長戦略として、AI・先端デバイス領域の積極獲得、国内半導体生産能力増強による新規需要の取り込み、日台拠点の強みを活かしたテスタ活用最大化と最適投資、スマートファクトリー推進による競争力のさらなる強化を掲げている。
※本記事はテラプローブが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。