※本記事はダイヘンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ダイヘンの2025年度(2026年3月期)は、電力インフラ及び半導体関連企業の設備投資増加を背景に増収増益となり、売上高・営業利益・経常利益はいずれも過去最高を更新した。2026年度は売上高・利益すべての項目で過去最高を更新する見通しで、2026年度中期計画目標を達成する見込みとしている。
連結業績(2025年度 実績)
売上高は2,377億円(前年度比+114億円、+5.0%)、営業利益は187億円(同+26億円、+16.1%)、経常利益は201億円(同+29億円、+17.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は141億円(同+22億円、+18.0%)となった。開発費投資額は70億円から75億円(+5億円、+7.1%)、設備投資額は97億円から134億円(+37億円、+38.1%)、減価償却費は65億円から69億円(+4億円、+6.2%)へといずれも増加した。
| 項目 | 2025年度実績 | 2024年度実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,377億円 | 2,263億円 | +114億円(+5.0%) |
| 営業利益 | 187億円(7.9%) | 161億円(7.1%) | +26億円(+16.1%) |
| 経常利益 | 201億円(8.5%) | 171億円(7.6%) | +29億円(+17.0%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 141億円(5.9%) | 119億円(5.3%) | +22億円(+18.0%) |

セグメント別の状況
「エネルギーマネジメント」セグメントは、工場受変電設備の更新投資が堅調に推移し、再エネ導入進展に伴う電力需給調整市場の拡大を背景とする蓄電池システムの増加などにより増収増益となった。「ファクトリーオートメーション」セグメントは、米国や中国での新規顧客開拓の成果により増収となったが、収益性の高い案件の減少により営業利益は減益となった。「マテリアルプロセシング」セグメントは、生成AI用途の先端半導体関連投資が高水準で推移したことにより増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 2025年度実績 | 2024年度実績 |
|---|---|---|---|
| エネルギーマネジメント | 売上高 | 1,282億円 | 1,208億円 |
| エネルギーマネジメント | 営業利益 | 141億円 | 114億円 |
| ファクトリーオートメーション | 売上高 | 329億円 | 327億円 |
| ファクトリーオートメーション | 営業利益 | 20億円 | 23億円 |
| マテリアルプロセシング | 売上高 | 764億円 | 726億円 |
| マテリアルプロセシング | 営業利益 | 74億円 | 69億円 |

通期業績予想
2026年度は売上高2,800億円(前年度比+423億円、+17.8%)、営業利益250億円(同+63億円、+33.1%)、経常利益255億円(同+54億円、+26.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益165億円(同+24億円、+16.9%)を予想しており、売上高・利益すべての項目で過去最高を更新し、2026年度中期計画目標(売上高2,500億円以上、営業利益率10%以上)を達成する見通し。開発費投資額は75億円から87億円(+12億円、+16.0%)、設備投資額は134億円から145億円(+11億円、+8.2%)、減価償却費は69億円から93億円(+24億円、+34.8%)を計画している。
| 項目 | 2026年度予想 | 2025年度実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,800億円 | 2,377億円 | +423億円(+17.8%) |
| 営業利益 | 250億円(8.9%) | 187億円(7.9%) | +63億円(+33.1%) |
| 経常利益 | 255億円(9.1%) | 201億円(8.5%) | +54億円(+26.9%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 165億円(5.9%) | 141億円(5.9%) | +24億円(+16.9%) |

株主還元
「幸せの目標値」に沿ったステークホルダーへのバランスの取れた利益還元を基本方針とし、配当性向30%以上、コストダウン成果の50%還元などを掲げる。2024・2025年度累計では、営業キャッシュフロー290億円のもと、自己株式取得75億円(うち社員向け株式交付信託10億円)を実施し、総還元性向は2024年度66%、2025年度56%となった。2025年度期末配当は2026年6月開催の株主総会で決議予定。2026年度の1株当たり年間配当金は210円(前年度180円から増配)を予想している。
| 年度 | 1株当たり年間配当金 |
|---|---|
| 2022年度 | 162円 |
| 2023年度 | 165円 |
| 2024年度 | 165円 |
| 2025年度 | 180円 |
| 2026年度予想 | 210円 |

2026年度中期経営計画のトピック
2026年度中期計画では、2023年度実績(売上高1,885億円、営業利益率8.0%、ROE13.3%、開発費率4.1%、配当性向24.5%)に対し、2026年度計画で売上高2,500億円以上・営業利益率10%以上・ROE12%以上・開発費率6%以上・配当性向30%以上を掲げ、2030年度目標として売上高3,000億円以上・営業利益率12%以上・ROE12%以上を目指している。2025年度実績・2026年度予想はいずれも計画を上回る水準で推移している。
※本記事はダイヘンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。