TOWA

TOWA、2026年3月期は増収も営業減益に 受注高は過去2番目の水準

決算サマリー 2026.08.28
TOWA、2026年3月期は増収も営業減益に 受注高は過去2番目の水準

※本記事はTOWAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

TOWA株式会社の2026年3月期連結業績は、売上高543.6億円(前期比+1.7%)と増収を確保したものの、営業利益は69.1億円(同▲22.1%)、経常利益は69.4億円(同▲26.1%)、当期純利益は45.9億円(同▲43.4%)といずれも減益となった。受注高は595.6億円(前年同期比+25.6%)で過去2番目の水準となり、AI・データセンター向け需要を中心に伸長した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高はメモリや先端パッケージ向けなどAI・データセンター向けが好調で過去最高を記録した。一方、製品ミックスの変動や初回納入に伴う追加コストの影響により、営業利益・経常利益は減益となった。2026年3月期の修正予想(売上高545.0億円、営業利益70.0億円、経常利益70.0億円、当期純利益49.5億円)に対しては、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のいずれも下回った。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績前期比2026年3月期修正予想予想比
売上高534.7億円543.6億円+8.8億円(+1.7%)545.0億円▲1.3億円(▲0.2%)
営業利益88.8億円69.1億円▲19.6億円(▲22.1%)70.0億円▲0.8億円(▲1.2%)
営業利益率16.6%12.7%▲3.9pt12.8%▲0.1pt
経常利益94.0億円69.4億円▲24.5億円(▲26.1%)70.0億円▲0.5億円(▲0.8%)
当期純利益81.2億円45.9億円▲35.2億円(▲43.4%)49.5億円▲3.5億円(▲7.2%)
TOWA 2026年3月期 業績サマリー
2026年3月期 サマリー 出典:TOWA 2026年3月期 決算説明資料 P.4

セグメント別売上高の状況(2026年3月期 実績)

AI・データセンター向け投資の増加を背景に半導体事業の売上高は403.9億円(前期比+2.2%)と増収、メディカルデバイス事業も24.8億円(同+9.9%)と伸長した。新事業は94.7億円(同+0.6%)とほぼ横ばい、レーザ事業は20.0億円(同▲11.0%)と減収した。

セグメント2025年3月期実績2026年3月期実績前期比
半導体事業395.3億円403.9億円+8.6億円(+2.2%)
メディカルデバイス事業22.6億円24.8億円+2.2億円(+9.9%)
新事業94.2億円94.7億円+0.5億円(+0.6%)
レーザ事業22.6億円20.0億円▲2.5億円(▲11.0%)
TOWA 営業利益増減要因分析
2026年3月期累計 連結営業利益 増減要因分析(対前年同期比) 出典:TOWA 2026年3月期 決算説明資料 P.12

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、受注残高や足元の受注水準を背景に売上高640.0億円(前期比+17.7%)を見込む。AI・データセンター関連投資が引き続き牽引するほか、先端パッケージ向けPLPの量産投資の開始も見込んでいる。売上高の増加に伴い利益率も改善する見通しで、営業利益は102.4億円(同+48.0%)、経常利益は102.4億円(同+47.4%)、当期純利益は70.0億円(同+52.4%)を予想する。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減額前期比
売上高543.6億円640.0億円+96.3億円+17.7%
営業利益69.1億円102.4億円+33.2億円+48.0%
営業利益率12.7%16.0%+3.3pt
経常利益69.4億円102.4億円+32.9億円+47.4%
当期純利益45.9億円70.0億円+24.0億円+52.4%

セグメント別売上予想(2027年3月期)

セグメント別では、AI・データセンター向け投資の拡大により半導体事業が484.3億円(前期比+19.9%)と伸びる計画。レーザ事業も32.5億円(同+61.9%)と高い伸びを見込む。メディカルデバイス事業は25.5億円(同+2.5%)、新事業は97.7億円(同+3.1%)を計画している。

セグメント2026年3月期実績2027年3月期予想増減額前期比
半導体事業403.9億円484.3億円+80.3億円+19.9%
メディカルデバイス事業24.8億円25.5億円+0.6億円+2.5%
新事業94.7億円97.7億円+2.9億円+3.1%
レーザ事業20.0億円32.5億円+12.4億円+61.9%

株主還元

配当については「安定・継続配当」の方針に基づき、2027年3月期は2026年3月期の20.0円から4.0円増配となる24.0円を計画している。また設備投資は2026年3月期の41.9億円から2027年3月期は55.0億円を予定しており、ラボ機能強化や各工場の新規生産設備導入・更新、DX投資などに充てる計画としている。

TOWA 設備投資・配当予想
設備投資・配当予想 出典:TOWA 2026年3月期 決算説明資料 P.16

TOPICS

資料では市場動向として、中国はEV向けやパワーモジュールの国産化投資が堅調に推移し、台湾はAIサーバー需要の増加を受けOSATでの生産が拡大していると説明している。半導体市場はAI用途(HBM・GPU・AIアクセラレータなど)が成長を牽引しており、生産キャパシティの拡大や生産効率向上に向けたPLP投資の増加を見込むとしている。また新製品として「第4次モールディング革命」と位置づける新製品INNOMSを紹介しており、量産コストの約50%削減、1台当たり生産性の2倍化、設置面積の約40%削減、消費電力の約50%削減、消耗品材料の約25%削減などを特長として挙げている。

TOWA 新製品INNOMS
第4次モールディング革命 ~INNOMS~ 出典:TOWA 2026年3月期 決算説明資料 P.21

※本記事はTOWAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次