※本記事はレオン自動機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
レオン自動機は2026年3月期の連結業績で、売上高42,014百万円(前期比7.1%増)、営業利益5,174百万円(同2.3%減)、経常利益5,588百万円(同3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,898百万円(同0.2%増)となった。米国・アジア市場を中心に食品加工機械製造販売事業が増収増益となった一方、食品製造販売事業(オレンジベーカリー等)が減収減益となり、連結営業利益を押し下げた。
連結業績(当期 実績)
売上高は2025年11月12日公表の2026年3月期計画(40,520百万円)を上回り42,014百万円となった。営業利益は計画5,230百万円に対し5,174百万円とわずかに下回ったが、経常利益は計画5,320百万円に対し5,588百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は計画3,600百万円に対し3,898百万円と、いずれも計画を上回った。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 42,014百万円 | 39,214百万円 | +2,800百万円(+7.1%) |
| 営業利益 | 5,174百万円 | 5,298百万円 | ▲124百万円(▲2.3%) |
| 経常利益 | 5,588百万円 | 5,415百万円 | +173百万円(+3.2%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,898百万円 | 3,889百万円 | +9百万円(+0.2%) |
| ROE | 9.5% | 10.4% | ▲0.9pt |
| EPS | 144.63円 | 144.74円 | ▲0.11円 |
| 1株当たり配当金 | 58.00円 | 44.00円 | +14円 |
事業別の状況
食品加工機械製造販売事業は、米国・アジア市場での需要が好調に推移したことで売上高、セグメント利益ともに増加した。売上高は25,965百万円(前期比+12.8%)、セグメント利益は6,034百万円(同+6.8%)となり、連結売上高の62%を占めた。一方、食品製造販売事業は、米国において終売先の発生と円高影響があり、売上高16,048百万円(同▲0.9%)、セグメント利益1,549百万円(同▲16.9%)といずれも減少した。
| 事業 | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 食品加工機械製造販売事業 | 売上高 | 25,965百万円 | 23,028百万円 |
| 食品加工機械製造販売事業 | セグメント利益 | 6,034百万円 | 5,650百万円 |
| 食品製造販売事業 | 売上高 | 16,048百万円 | 16,186百万円 |
| 食品製造販売事業 | セグメント利益 | 1,549百万円 | 1,864百万円 |
食品加工機械製造販売事業を地域別にみると、日本は製パンライン等の設備更新・新規投資が見られた一方、食品成形機や修理その他が減少し、売上高は11,484百万円(前期比▲0.4%)、セグメント利益は4,618百万円(前期比+5.4%)となった。北米・南米はアルチザンブレッドやコンチャ生産ラインの販売が好調で、売上高5,857百万円(同+21.5%)、セグメント利益384百万円(同+2.4%)。ヨーロッパは小型製パン機や大型ラインの販売が好調で円安も追い風となり、売上高5,422百万円(同+17.4%)、セグメント利益351百万円(同▲10.0%)。アジアは中国・台湾・韓国・東南アジアでの販売が順調に推移し、売上高3,200百万円(同+56.0%)、セグメント利益679百万円(同+35.0%)となった。
| 地域(食品加工機械製造販売事業) | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 売上高 | 11,484百万円 | 11,536百万円 |
| 日本 | セグメント利益 | 4,618百万円 | 4,380百万円 |
| 北米・南米 | 売上高 | 5,857百万円 | 4,821百万円 |
| 北米・南米 | セグメント利益 | 384百万円 | 375百万円 |
| ヨーロッパ | 売上高 | 5,422百万円 | 4,618百万円 |
| ヨーロッパ | セグメント利益 | 351百万円 | 390百万円 |
| アジア | 売上高 | 3,200百万円 | 2,051百万円 |
| アジア | セグメント利益 | 679百万円 | 503百万円 |
食品製造販売事業のうち北米・南米(オレンジベーカリー)は、新規顧客獲得により現地通貨ベースでは売上が増加したものの円ベースでは若干減少し、売上高15,592百万円(前期比▲0.6%)、顧客獲得費の上昇によりセグメント利益1,517百万円(同▲15.5%)となった。日本(ホシノ天然酵母パン種)は大口顧客向け販売の減少と売上原価率の上昇により、売上高456百万円(同▲7.5%)、セグメント利益32百万円(同▲53.0%)と大幅に低下した。


通期業績予想
2027年3月期の通期業績予想は、売上高42,900百万円、営業利益5,620百万円、経常利益5,690百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,020百万円、1株当たり配当金60円としている。事業別売上高予想は、食品加工機械製造販売事業が26,450百万円(日本3,030百万円、北米・南米5,700百万円、ヨーロッパ6,220百万円、アジア11,500百万円)、食品製造販売事業が16,450百万円(北米・南米〈オレンジベーカリー〉15,980百万円、日本〈ホシノ天然酵母パン種〉470百万円)となっている。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 42,900百万円 | 42,014百万円 |
| 営業利益 | 5,620百万円 | 5,174百万円 |
| 経常利益 | 5,690百万円 | 5,588百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,020百万円 | 3,898百万円 |
| EPS | 149.14円 | 144.63円 |
| 1株当たり配当金 | 60円 | 58.00円 |

株主還元
1株当たり配当金は2026年3月期実績で58.00円(前期44.00円から+14円)となり、2025年11月12日公表の計画54.00円を上回った。2027年3月期は60円を予想している。
事業別の重点施策(2027年3月期)
食品加工機械製造販売事業では、日本で大手メーカーの設備更新需要の継続や中小企業省力化投資補助金を活用した案件の増加を見込むほか、北米・南米ではアルチザンブレッド生産ラインなど大型製パンライン等の受注継続と展示会(IBIE)での見込客開拓、ヨーロッパでは主力の小型製パン機ツインデバイダーの販売強化とアフリカでの営業展開強化、アジアでは台湾・東南アジアでの設備更新需要の取り込みやインド・オセアニア地区での販売拡大を目指すとしている。食品製造販売事業では、北米・南米(オレンジベーカリー)でホイロ後冷凍製品のラインアップ拡充と新規先への提案営業強化、日本(ホシノ天然酵母パン種)で展示会出展や製品講習会の実施による拡販を図るとしている。

※本記事はレオン自動機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。