バーチャレクス・ホールディングス

バーチャレクス・ホールディングス、2026年3月期は6.0%増収 営業利益41.3%増益 特別損失で純利益は赤字転落

決算サマリー 2026.08.20
バーチャレクス・ホールディングス、2026年3月期は6.0%増収 営業利益41.3%増益 特別損失で純利益は赤字転落

※本記事はバーチャレクス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

バーチャレクス・ホールディングスは2026年3月期の決算説明資料を公表した。連結売上高は6,880百万円(前期比+6.0%)、営業利益は394百万円(同+41.3%)と大幅増益となり、IT&コンサルティング事業・アウトソーシング事業ともに増収増益で着地した。一方、投資有価証券評価損等404百万円の特別損失計上により、当期純利益は81百万円の赤字(前期は111百万円の黒字)となった。2027年3月期は増収増益、当期純利益は黒字転換を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比6.0%増の6,880百万円で、IT&コンサルティング事業・アウトソーシング事業ともに増収した。セグメント利益(合計)は1,462百万円(同+14.6%)に伸びた一方、新卒採用人数倍増による研修関連費用増などで全社費用は1,068百万円(同+7.1%)に拡大。結果として営業利益は394百万円(同+41.3%)となり、業績予想利益を大きく上回った。経常利益は投資事業組合運用益・人材育成助成金等の営業外利益62百万円を計上し442百万円(同+139.1%)となった。特別損失として投資有価証券評価損等▲404百万円を計上したことにより、当期純利益は81百万円の赤字(前期は111百万円の黒字)となった。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高6,880百万円6,488百万円+6.0%(+198百万円)
セグメント利益(合計)1,462百万円1,276百万円+14.6%(+186百万円)
全社費用1,068百万円996百万円+7.1%(+71百万円)
営業利益394百万円279百万円+41.3%(+115百万円)
経常利益442百万円185百万円+139.1%(+257百万円)
純利益▲81百万円111百万円-%(▲192百万円)

セグメント別の状況

IT&コンサルティング事業は、VXC社のIT領域事業売上が好調で全プロジェクトがほぼ計画通り進捗し高稼働率を維持。売上高は前期比7.7%増の4,028百万円、セグメント利益は同21.1%増の942百万円となった(前期は貸倒引当金戻入等41百万円あり)。アウトソーシング事業は、マザーセンター運営受託支援の取組みにより大手クライアント企業内で受託規模が拡大し、売上高は同3.7%増の2,851百万円、セグメント利益は同4.4%増の519百万円となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期増減率
IT&コンサルティング事業売上高4,028百万円3,739百万円+7.7%(+289百万円)
IT&コンサルティング事業セグメント利益942百万円778百万円+21.1%(+164百万円)
アウトソーシング事業売上高2,851百万円2,749百万円+3.7%(+102百万円)
アウトソーシング事業セグメント利益519百万円497百万円+4.4%(+22百万円)
IT&コンサルティング事業とアウトソーシング事業の2026年3月期セグメント売上・利益を示す事業系統図
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.27

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、IT&コンサル事業・アウトソーシング事業ともに増収増益を見込み、連結売上高は7,000百万円(対前期比101.7%)、セグメント利益は1,600百万円(同109.2%)を計画する。全社費用は人材採用等への積極投資を継続しつつ増加を抑制し1,100百万円(同103.0%)、営業利益は410百万円(同103.9%、前期貸倒引当金戻入等41百万円を控除した実質ベースでは同116.1%)を見込む。当期決算で計上した営業外利益・特別損失の反動もあり、経常利益は400百万円(同90.3%)と減益を見込む一方、当期純利益は260百万円(黒字転換)を見込む。

項目2027年3月期予想対前期比
IT&コンサル事業 売上4,100百万円101.8%
IT&コンサル事業 セグメント利益1,050百万円111.4%
アウトソーシング事業 売上2,900百万円101.7%
アウトソーシング事業 セグメント利益550百万円105.8%
合計 売上7,000百万円101.7%
合計 セグメント利益1,600百万円109.2%
全社費用1,100百万円103.0%
営業利益410百万円103.9%
経常利益400百万円90.3%
純利益260百万円-%
2027年3月期の通期業績予想(セグメント別・全社費用・営業利益・経常利益・純利益)
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.10

株主還元

配当基本方針は、資産売却益等の一過性利益を除いた親会社株主に帰属する当期純利益に対して10%~20%程度を目標に総合的に勘案して1株当たり配当金額を決定するというもの。2026年3月期の年間配当は前年度並みの1株当たり15.00円(期末配当のみ、配当金総額42百万円、純資産配当率2.5%)を実施予定(期末配当の実施は2026年6月下旬開催の定時株主総会で付議予定)。2027年3月期は年間配当15.00円、配当性向17.0%を予想する。また2026年3月期より株主優待制度を創設し、200株以上保有株主に対し1回5,000円分・年間10,000円分のQUOカードを贈呈する(当期末株主を対象に第2回の優待を実施予定)。

決算期期末配当(円)年間配当合計(円)配当金総額(百万円)配当性向(連結,%)純資産配当率(連結,%)
2025年3月期15.0015.004238.12.5
2026年3月期15.0015.00422.5
2027年3月期(予想)15.0015.0017.0
配当の状況と株主優待制度の内容を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.13

中期経営計画/トピック

新中期3ヵ年目標(2025年3月期~2027年3月期)では、3ヵ年合計連結営業利益10億円を目標としているが、25.3期実績2.8億円・26.3期実績3.9億円・27.3期予想4.1億円の合計10.8億円で目標を上回って着地する見込み。成長戦略では、全事業領域をよりAIビジネスにフォーカスし、Consulting/Technology/Operationの3つのケイパビリティを活かしたAIソリューションによるCC変革マーケットのトップリーダーを目指す。具体的には、①未来型AIコールセンター化(マザーセンターで実証したAI技術を全センターへ展開)、②AI自動応答ソリューション「KotoznaTPG」の導入横展開、③進化計算TENKEI(生産計画)の導入事例拡大の3つを重要成功要因(KFS)に掲げ、東京電力EP社等での導入事例構築を進めている。

新中期3ヵ年目標(2025年3月期~2027年3月期)の営業利益進捗を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.12

※本記事はバーチャレクス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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