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イード、2026年6月期は減収減益 連結子会社エンファクトリーの株式譲渡を決議

決算サマリー 2026.08.27
イード、2026年6月期は減収減益 連結子会社エンファクトリーの株式譲渡を決議

※本記事はイードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社イードは、2026年6月期の通期連結決算を発表した。売上高は前期比98%の5,952百万円、営業利益は同49%の226百万円と減収減益となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は同101%の311百万円と堅調を維持した。また同日、連結子会社である株式会社エンファクトリーの保有株式全てを株式会社パソナグループへ譲渡することを決議した。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

売上高は前期末に実施した出版事業の一部撤退の影響等により前年同期比98%、調整後EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用+M&A関連費用)は同69%にとどまったが、当期純利益は同101%と堅調を維持した。

項目2025年6月期 通期2026年6月期 通期前年同期比
売上高6,084百万円5,952百万円98%
売上原価3,328百万円3,384百万円102%
売上総利益2,756百万円2,568百万円93%
販売費及び一般管理費2,296百万円2,341百万円102%
営業利益459百万円226百万円49%
営業利益率7.6%3.8%▲3.8pt
経常利益454百万円273百万円60%
親会社株主に帰属する当期純利益307百万円311百万円101%
調整後EBITDA666百万円462百万円69%
2026年6月期通期連結経営成績
出典:2026年6月期 通期決算補足説明資料 P.7

セグメント別(CP事業・CS事業)の状況

クリエイタープラットフォーム事業(CP事業)は、厳しい事業環境が続いていたネット広告売上に回復の兆しが見え始めたほか、データ・コンテンツ売上も堅調に推移し収益構造の多様化が進展した。クリエイターソリューション事業(CS事業)は、厳しい事業環境に適応した体質改善を継続する中で受注回復の兆候が見え始めたが、営業損益は前期の20百万円の利益から▲49百万円の損失に転じた。

セグメント指標2025年6月期 通期2026年6月期 通期
CP事業売上高5,569百万円5,491百万円
CP事業営業利益439百万円275百万円
CS事業売上高515百万円461百万円
CS事業営業利益20百万円▲49百万円
CP事業 RD区分2025年6月期 通期2026年6月期 通期前年同期比
ネット広告2,502百万円2,506百万円100%
出版ビジネス1,128百万円1,081百万円96%
メディア・システム457百万円255百万円56%
データ・コンテンツ提供1,517百万円1,676百万円110%
セグメント内取引▲36百万円▲29百万円開示なし
セグメント別売上高・営業利益の推移
出典:2026年6月期 通期決算補足説明資料 P.9

財務基盤の状況

2026年6月期末の資産合計は6,356百万円(前期末比+104百万円)、負債合計は1,344百万円(同▲270百万円)、株主資本は利益剰余金の積み上げにより4,561百万円(同+245百万円)、純資産合計はその他有価証券評価差額金の増大もあり5,012百万円(同+374百万円)となった。現金及び預金は3,098百万円(同▲498百万円)に減少した。

2026年6月期期末連結貸借対照表
出典:2026年6月期 通期決算補足説明資料 P.14

通期業績予想

2027年6月期の連結業績予想については、連結子会社エンファクトリーの株式譲渡に伴う連結範囲の変更及び今後の事業ポートフォリオ再構築の影響等を精査中であるため、合理的な算定が可能となった時点で公表するとしている。

株主還元

2026年6月期末の配当は1株につき23円を予定している。同社は株主還元の安定性及び予見性を重視し、連結株主資本配当率(DOE)2.5%を目安とする配当方針を継続するとしており、2027年6月期末の配当予想は1円増配の1株24円としている。また当期は、期末に当社株式を500株(5単元)以上保有の株主1名につき、1年未満の保有の場合はQUOカード1万円分、1年以上継続保有の場合は1万5千円分を贈呈予定としている。

項目2026年6月期(当期)2027年6月期(来期)
配当方針DOE2.5%を目安DOE2.5%を目安
1株配当23円(予定)24円(予想、1円増配)
株主優待QUOカード1万円分(1年以上継続保有は1万5千円分)当期と同等のものを継続予定
株主還元施策の強化
出典:2026年6月期 通期決算補足説明資料 P.5

トピック:連結子会社エンファクトリーの株式譲渡

2026年8月14日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社エンファクトリーの保有株式の全てを株式会社パソナグループに譲渡することを決議した。資料は、「AIメディアカンパニー」の実現に向けた中長期的な企業価値向上を目的とした事業ポートフォリオの見直しの中で、資源配分の最適化とエンファクトリーのさらなる成長の双方に資するものと判断したためとしている。本株式譲渡により創出される資金については、M&Aを含む成長投資と株主還元のバランスを勘案し、最適な資本配分を行うとしており、自己株式取得についても有力な選択肢の一つとして検討するとしている。

※本記事はイードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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