サンコール

サンコール、2026年3月期は減収も営業利益107.0%増 純利益は黒字転換

決算サマリー 2026.08.27
サンコール、2026年3月期は減収も営業利益107.0%増 純利益は黒字転換

※本記事はサンコールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

サンコールの2026年3月期連結業績は、売上高52,223百万円(前期比▲11,717百万円/▲18.3%)、営業利益7,125百万円(同+3,682百万円/+107.0%)、経常利益7,484百万円(同+4,327百万円/+137.1%)となった。当期純利益は6,209百万円(前期は769百万円の当期純損失)となり黒字化した。HDD用サスペンション事業からの撤退に伴い売上高は減少した一方、データセンター向け需要の拡大を背景に通信関連製品が増収増益となったことが利益を押し上げた。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高はHDD用サスペンション事業撤退の影響等により前期比▲18.3%の減収となった。営業利益は、データセンター向け需要の好調に伴う電子情報通信分野の利益増加、および前期に計上したHDD用サスペンションの事業整理費用の反動等により増益となった。経常利益は当期の為替差益282百万円、持分法投資利益100百万円等を計上した一方、前期は為替差損513百万円を計上していた。当期純利益は、前期にHDD用サスペンションの事業撤退損および固定資産減損損失(HDD用サスペンション・中国子会社)等を計上していたことの反動もあり増益となった。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減
売上高(百万円)52,22363,940▲11,717(▲18.3%)
営業利益(百万円)7,1253,442+3,682(+107.0%)
経常利益(百万円)7,4843,156+4,327(+137.1%)
当期純利益(百万円)6,209▲769+6,979
1株当たり利益(円)205.02▲25.53開示なし

事業別の状況

EV関連製品は、バスバーの新機種量産立ち上げおよびLED関連製品の増加により前期比+23.0%の増収となり、増収効果と生産性改善により営業利益も増益となった。電子情報通信分野は、プリンター関連が顧客の受注減少により▲15.0%減収となった一方、通信関連はデータセンター向け需要を取り込み北米・アジアでの売上が増加した。HDD用サスペンションは事業撤退により2025年6月に生産、同7月に出荷を終了した。同分野の営業利益は通信関連の増収に加え、HDD用サスペンションの前期事業整理費用の反動等により増益となった。既存自動車分野は、材料関連が主要顧客の受注減少により▲13.5%減収となった一方、自動車関連は国内販売停滞の影響があった前期並みで推移した。営業利益は材料関連におけるメキシコ子会社の改善および自動車関連の収益性改善等により増益となった。

区分当期売上高(百万円)前期売上高(百万円)当期営業利益(百万円)前期営業利益(百万円)
連結合計52,22363,9407,1253,442
EV関連製品4,2713,473173▲33
電子情報通信分野14,95326,0685,1422,906
 HDD用サスペンション3,86516,371開示なし開示なし
 プリンター関連3,5814,213開示なし開示なし
 通信関連6,9594,965開示なし開示なし
 その他547517開示なし開示なし
既存自動車分野32,99834,3991,809569
 材料関連8,2839,578開示なし開示なし
 自動車関連24,71424,821開示なし開示なし
2026年3月期決算概要
出典:2026年3月期 業績補足説明資料 P.4
事業別売上高・営業利益
出典:2026年3月期 業績補足説明資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期は、通信関連が増加する一方、HDD用サスペンション事業撤退に伴う売上剥落および自動車関連の減少により、全体では前期比▲3.3%の減収を予想している。営業利益はHDD用サスペンションの利益剥落および自動車関連の減収により▲18.6%の減益、当期純利益は営業利益の減少により▲32.4%の減益を見込んでいる。

項目2027年3月期(通期予想)2026年3月期(通期実績)増減率
売上高(百万円)50,50052,223▲3.3%
営業利益(百万円)5,8007,125▲18.6%
経常利益(百万円)5,6007,484▲25.2%
当期純利益(百万円)4,2006,209▲32.4%
1株当たり利益(円)138.65205.02開示なし
2027年3月期通期業績予想概要
出典:2026年3月期 業績補足説明資料 P.9

株主還元

2026年3月期の年間配当は中間5円・期末15円の合計20円とした(HDD用サスペンション事業撤退に伴う一過性利益を含むため)。2027年3月期は、前期比で減益が見込まれるものの、中期経営計画2027に掲げる株主還元方針に基づき、年間配当予想を30円(中間15円・期末15円)とし、2027年度は配当性向30%以上を目指すとしている。なお、2025年3月期は無配だった。

区分2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
中間配当(円)515
期末配当(円)1515
年間配当合計(円)2030
2027年3月期配当方針
出典:2026年3月期 業績補足説明資料 P.11

※本記事はサンコールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次