※本記事はCKサンエツが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事は、株式会社CKサンエツ(証券コード5757)が2026年5月13日に公表した「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づく簡易サマリーです。同社は決算補足説明資料の作成が「無」とされているため、決算短信のサマリー頁・経営成績等の概況・セグメント情報等の注記・業績予想の記載のみを原典としています。2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績は、売上高149,438百万円(前期比19.4%増)、営業利益14,161百万円(同38.0%増)と増収増益となった一方、営業外費用としてデリバティブ損失89億36百万円等を計上したことにより、経常利益は5,636百万円(同32.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,587百万円(同31.1%減)となりました。同社は2025年4月1日に同業の三谷伸銅株式会社の株式を譲受し連結子会社化しており、伸銅事業の販売量増加が売上高を押し上げています。
連結業績(2026年3月期 実績)
決算短信によると、当連結会計年度は、三谷伸銅株式会社を連結子会社化したことに伴う伸銅事業における販売量の増加や、主要原材料である銅の相場が高値で推移したこと等により、売上高は1,494億38百万円(前年同期比19.4%増加)、営業利益は141億61百万円(同38.0%増加)となりました。一方、営業外費用としてデリバティブ損失が89億36百万円、デリバティブ評価損が2億51百万円発生したため、経常利益は56億36百万円(同32.8%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億87百万円(同31.1%減少)となっています。包括利益は4,986百万円(△12.3%)です。1株当たり当期純利益は432円19銭、自己資本当期純利益率は6.7%、売上高営業利益率は9.5%でした。特別利益には負ののれん発生益192百万円、段階取得に係る差益38百万円等が計上され、税金等調整前当期純利益は5,954百万円となりました。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 149,438百万円 | 125,108百万円 | 19.4%増 |
| 営業利益 | 14,161百万円 | 10,263百万円 | 38.0%増 |
| 経常利益 | 5,636百万円 | 8,383百万円 | △32.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,587百万円 | 5,207百万円 | △31.1% |
| 包括利益 | 4,986百万円 | 5,687百万円 | △12.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 432円19銭 | 616円11銭 | - |
| 自己資本当期純利益率 | 6.7% | 10.4% | - |
| 売上高営業利益率 | 9.5% | 8.2% | - |
| 総資産 | 97,520百万円 | 86,975百万円 | 前期末比105億45百万円増加 |
| 純資産 | 62,648百万円 | 59,038百万円 | 前期末比36億9百万円増加 |
| 自己資本比率 | 56.3% | 60.1% | - |
| 1株当たり純資産 | 6,651円37銭 | 6,137円67銭 | - |
財政状態は、流動資産が727億58百万円(前連結会計年度末比97億96百万円増加)、固定資産が247億62百万円(同7億48百万円増加)となり、資産合計は975億20百万円となりました。負債合計は348億71百万円(同69億35百万円増加)、純資産合計は626億48百万円(同36億9百万円増加)で、自己資本比率は56.3%(前連結会計年度末は60.1%)です。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが29億65百万円(前年同期比23億47百万円収入の減少)、投資活動によるキャッシュ・フローが△48億31百万円(同25億10百万円支出の増加)、財務活動によるキャッシュ・フローが△5億39百万円(同2億59百万円支出の増加)となり、現金及び現金同等物の期末残高は12億92百万円(前連結会計年度末比24億3百万円減少)となりました。なお参考として開示された個別業績は、売上高1,109百万円(前期比△4.9%)、営業利益363百万円(同△24.6%)、経常利益628百万円(同15.8%増)、当期純利益505百万円(同14.2%増)です。
セグメント別の状況
セグメント情報等の注記および経営成績の概況によると、伸銅事業では販売量が10万389トン(前年同期比11.7%増加)、売上高は1,314億42百万円(同23.5%増加)となり、セグメント損益は111億77百万円のセグメント利益(同57.7%増加)となりました。精密部品事業では売上高が60億9百万円(同6.6%増加)、セグメント損益は9億6百万円のセグメント利益(同45.2%増加)です。配管・鍍金事業では売上高が119億85百万円(同8.2%減少)、セグメント損益は18億72百万円のセグメント利益(同15.2%減少)となりました。報告セグメント計のセグメント利益13,955百万円に対し、セグメント間取引消去840百万円、全社費用△634百万円を調整した結果が連結財務諸表の営業利益14,161百万円です。なお「伸銅」セグメントにおいて、三谷伸銅株式会社の株式取得・子会社化に伴い負ののれん発生益192百万円が計上されています。主要な顧客ごとの情報では、東泉産業株式会社への売上高が19,742百万円(関連セグメントは伸銅・精密部品)と記載されています。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 伸銅 | 外部顧客への売上高 | 131,442百万円 | 106,407百万円 |
| 伸銅 | セグメント利益 | 11,177百万円 | 7,089百万円 |
| 伸銅 | セグメント資産 | 78,509百万円 | 65,539百万円 |
| 精密部品 | 外部顧客への売上高 | 6,009百万円 | 5,638百万円 |
| 精密部品 | セグメント利益 | 906百万円 | 624百万円 |
| 精密部品 | セグメント資産 | 3,485百万円 | 3,239百万円 |
| 配管・鍍金 | 外部顧客への売上高 | 11,985百万円 | 13,061百万円 |
| 配管・鍍金 | セグメント利益 | 1,872百万円 | 2,209百万円 |
| 配管・鍍金 | セグメント資産 | 14,233百万円 | 14,499百万円 |
| 報告セグメント計 | 外部顧客への売上高 | 149,438百万円 | 125,108百万円 |
| 報告セグメント計 | セグメント利益 | 13,955百万円 | 9,923百万円 |
通期業績予想
2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高180,000百万円(前期比20.5%増)、営業利益10,000百万円(同△29.4%)、経常利益10,000百万円(同77.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,500百万円(同81.2%増)、1株当たり当期純利益787円28銭とされています。同社は年次での業務管理を行っているため、第2四半期(累計)の連結業績予想の記載は省略されています。予想の前提となる金属相場価格は、電気銅2,110千円/t、電気亜鉛586千円/tです。決算短信では、次期の電気銅や電気亜鉛の価格水準を当期実績よりも高く想定していることから売上高は増収となる見込みである一方、当期で発生した相場差益が次期では発生しないことを前提としているため営業利益は減益、当期に発生したデリバティブ損失が次期では発生しないことを前提としているため経常利益は増益となる見込みと説明されています。事業別の見通しとしては、伸銅事業で三谷伸銅株式会社とサンエツ金属株式会社の生産技術・ノウハウの相互活用、サンエツ金属砺波事業所への最新鋭の横型連続鋳造設備導入による夜勤レス体制の実現、精密部品事業で半導体製造装置向けバッキングプレートの増産、配管・鍍金事業でシーケー金属株式会社による配管機器の新製品および溶融亜鉛鍍金の新技術の開発が挙げられています。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 180,000百万円(20.5%増) | 149,438百万円 |
| 営業利益 | 10,000百万円(△29.4%) | 14,161百万円 |
| 経常利益 | 10,000百万円(77.4%増) | 5,636百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,500百万円(81.2%増) | 3,587百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 787円28銭 | 432円19銭 |
| 1株当たり年間配当金 | 100円00銭(中間50円00銭・期末50円00銭) | 90円00銭(中間45円00銭・期末45円00銭) |
| 配当性向(連結) | 12.7% | 20.8% |
| 前提となる金属相場価格 | 電気銅2,110千円/t、電気亜鉛586千円/t | - |
株主還元
決算短信では、利益配分について、自己資本比率の向上を図りつつ業績に応じた適正な利益配分を安定的に行うことを基本方針としたうえで、株主配当については減配せず配当を維持または増加させる「累進配当」方針を2027年3月期より採用することにしたと記載されています。この方針に基づき、短期的な業績変動に左右されにくい配当を継続することで、中長期的な株主価値の向上に取り組むとしています。当期の配当金は1株当たり90円(中間配当45円、期末配当45円)で、配当金総額は787百万円、配当性向(連結)は20.8%、純資産配当率(連結)は1.4%です。次期は中間配当50円、期末配当50円、合計100円を予定しており、配当性向(連結)は12.7%の見込みです。自己株式については、当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローにおいて自己株式の取得による支出14億31百万円(自己株式の取得による支出12億66百万円および子会社の自己株式の取得による支出1億64百万円)、自己株式の処分による収入1億94百万円が計上されており、期末自己株式数は610,807株(前期末351,591株)となっています。
※本記事はCKサンエツが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。