※本記事はGMOインターネットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
GMOインターネットの2025年12月期は、新体制1年目となる連結業績で売上高785億円(通期予想750億円に対し進捗率104.7%)、営業利益82.2億円(同80億円、進捗率102.8%)、経常利益83.4億円(同78億円、進捗率106.9%)、純利益55.6億円(同50億円、進捗率111.2%)と、通期業績予想を上回って着地した。2025年1月のグループ再編により事業構成が変更されたため、本資料に前年同期との比較(前年比)は開示されていない。
連結業績(2025年12月期 実績、予想対比)
連結売上高は785億円、連結営業利益は82.2億円、連結経常利益は83.4億円、連結純利益は55.6億円となり、いずれも通期業績予想を上回った。四半期では、売上高が前四半期比+3.6億円(GPUクラウド事業の売上増加、Q3に続くドメインの大口取引発生)、営業利益が同+2.2億円(インフラ既存事業の順調な推移、GPUクラウド事業の四半期黒字化、広告事業の収益回復と期末需要の取り込み)となった。GPUクラウド事業は立ち上げフェーズが完了し安定的な事業運営へ、インフラ既存事業は岩盤ストック収益として継続的に貢献、広告事業の収益性改善は短期的な立て直しが完了したとしている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 785億円 | 750億円 | 104.7% |
| 営業利益 | 82.2億円 | 80億円 | 102.8% |
| 経常利益 | 83.4億円 | 78億円 | 106.9% |
| 純利益 | 55.6億円 | 50億円 | 111.2% |

セグメント別の状況
セグメント別(通期累計)では、インターネットインフラ事業が売上高659億円・営業利益86.3億円、インターネット広告・メディア事業が売上高131億円・営業利益2.0億円、その他及び連結消去が売上高▲6.1億円・営業利益▲6.0億円だった。インフラ事業の内訳は、お名前.com・ConoHa・GMO GPUクラウド等の「ドメイン・レンタルサーバー事業」が売上高207億円・営業利益51.2億円、とくとくBB・GMO BIZアクセス等の「インターネット接続事業」が売上高413億円・営業利益79.4億円、海外事業やインフラ事業共通費等を含む「インフラその他」が売上高38.5億円・営業利益▲44.3億円。広告・メディア事業の内訳は、GMO NIKKO・GMO INSIGHT等の「広告・メディア事業」が売上高131億円・営業利益11.4億円、広告事業共通費等の「広告・メディアその他」が売上高非開示(-億円)・営業利益▲9.4億円。契約件数KPIは国内合計1,263万件、Z.com海外インフラ事業18万件(いずれもドメイン・レンタルサーバー事業とインターネット接続事業の合計)。
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| インターネットインフラ事業 | 659億円 | 86.3億円 |
| インターネット広告・メディア事業 | 131億円 | 2.0億円 |
| その他及び連結消去 | ▲6.1億円 | ▲6.0億円 |
| サブセグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| ドメイン・レンタルサーバー事業 | 207億円 | 51.2億円 |
| インターネット接続事業 | 413億円 | 79.4億円 |
| インフラその他(海外事業・インフラ事業共通費等) | 38.5億円 | ▲44.3億円 |
| 広告・メディア事業 | 131億円 | 11.4億円 |
| 広告・メディアその他(広告事業共通費等) | -億円 | ▲9.4億円 |
| 全社共通費等・連結消去 | ▲6.1億円 | ▲6.0億円 |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、売上高820億円(2025年実績比104.4%)、営業利益94.6億円(同115.0%)、経常利益91.0億円(同109.0%)、純利益59.0億円(同106.1%)で、新規事業の投資余地を確保しつつ15%成長を目指す。成長戦略は、①既存事業の安定・継続成長、②インフラ×広告メディアの事業シナジー、③新規事業、④仲間づくり(M&A)の4本柱で、2026年度も同方針を継続する。GPUクラウド事業は2026年に四半期黒字化から通期黒字化を目指し、自動運転技術を開発するチューリング株式会社と、今後4年間0.37EFLOPSの大規模AI計算基盤を提供する長期契約を予定(32億円出資)。仲間づくり(M&A)では、2025年11月に広告事業の一部(ベトナム・タイなどアジア6カ国・連結9社)を譲渡している。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 成長率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 785億円 | 820億円 | 104.4% |
| 営業利益 | 82.2億円 | 94.6億円 | 115.0% |
| 経常利益 | 83.4億円 | 91.0億円 | 109.0% |
| 純利益 | 55.6億円 | 59.0億円 | 106.1% |

株主還元
2025年の配当は四半期ごとに実施し、Q1 4.61円、Q2 4.17円、Q3 5.84円、Q4 5.64円の合計20.26円となり、通期配当予想18.20円に対し進捗率111.3%だった。四半期配当は、1株当たり四半期純利益に配当性向100%(基本配当性向65%+記念配当性向35%)を乗じて算出している。新体制では基本配当性向を従来の50%から65%に引き上げ、2025年・2026年の2年間は記念配当性向35%を上乗せし、総配当性向100%(変更前50%)とした。2026年の配当方針も同様の算出方式(基本65%+記念35%)を継続し、通期配当予想は21.51円。株主優待は、GMOクリック証券における当社株式買付手数料相当額(株式買付代金×0.03%、上限1万円)に相当するビットコインの付与に見直された。

会社概要・トピック
2025年1月、GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム9449)の事業再編に伴い、同社のインフラ事業がGMOアドパートナーズ株式会社(旧証券コード4784)へ承継され、同社はGMOインターネット株式会社に社名変更。GMOインターネットグループ株式会社は持株会社化した。パートナー(社員)数は国内1,115名・海外968名(2025年12月時点)、海外はタイ・ベトナム・フィリピン・モンゴル・ミャンマー・ラオスに海外9社を展開する。事業構成は2025年売上高785億円のうちインターネットインフラ事業が83%、インターネット広告・メディア事業が17%。プライム市場の上場維持基準である流通株式比率35%以上に対し、2025年末の見通しは7.7%にとどまっており、対応期限の2026年12月末までにGMOインターネットグループ株式会社と連携して充足を目指す方針。2026年5月には上場維持基準充足に向けた株式売出しを公表したが、株価変動や市場動向を踏まえ5月26日付で売出しの中止を決議した。
※本記事はGMOインターネットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。