リソー教育グループ

リソー教育グループ、2026年2月期は増収減益 新中期経営計画で新規事業拡大へ

決算サマリー 2026.08.20
リソー教育グループ、2026年2月期は増収減益 新中期経営計画で新規事業拡大へ

※本記事はリソー教育グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

リソー教育グループの2026年2月期(通期)連結業績は、売上高34,240百万円(前期比+2.5%)、営業利益2,704百万円(前期比△7.8%)、経常利益2,732百万円(前期比△7.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,615百万円(前期比△7.3%)となった。期初は生徒数が計画を下回って推移し、下期で挽回したものの売上高は期初計画を下回った。持株会社体制移行により広告宣伝費の利用を効率化したが、固定費の増加により利益は前期比で減少した。なお、2026年1月9日公表の業績予想修正値(売上高34,200百万円、営業利益2,470百万円、経常利益2,500百万円、純利益1,540百万円)は上回る結果となった。

目次

連結業績(2026年2月期 実績)

売上高は前年同期比+2.5%の34,240百万円となった一方、営業利益は同△7.8%の2,704百万円、経常利益は同△7.0%の2,732百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同△7.3%の1,615百万円といずれも前期を下回った。

項目2026年2月期(実績)2025年2月期(実績)前年同期比
売上高34,240百万円33,394百万円+2.5%
営業利益2,704百万円2,933百万円△7.8%
経常利益2,732百万円2,938百万円△7.0%
親会社株主に帰属する当期純利益1,615百万円1,743百万円△7.3%
2026年2月期 実績(連結)サマリー
出典:2026年2月期決算説明資料 P.4

セグメント別(事業別)の状況

学習塾事業(TOMAS)は売上高177.23億円(前年同期比+0.8%)、経常利益13.51億円(同△13.4%)で、期初の在籍数が計画に対して下振れし期中で回復したものの売上高は前期比で横ばいとなった。幼児教育事業(伸芽会)は売上高57.46億円(同+0.7%)、経常利益2.31億円(同△50.1%)で、利益率の高い受験局の生徒数減が売上高・利益に影響した。家庭教師派遣教育事業(名門会)は売上高51.60億円(同+4.6%)、経常利益5.10億円(同+43.3%)で、サービス内容の改善と校舎の統廃合の効果により売上高・利益が改善した。学校内個別指導事業(スクールTOMAS)は売上高37.44億円(同+8.9%)、経常利益5.26億円(同+7.6%)。情操合宿教育事業(プラスワン教育)は売上高17.12億円(同+5.4%)、経常利益0.9億円(同+83.7%)で、利益率の高い体操スクール・サッカースクールの生徒数増加が寄与した。なお、各事業の経常利益は事業実態の経年比較のため、グループ経営管理料控除前の数値(調整後)を記載している。

事業指標2026年2月期実績前年同期比
学習塾事業(TOMAS)売上高177.23億円+0.8%
学習塾事業(TOMAS)経常利益13.51億円△13.4%
幼児教育事業(伸芽会)売上高57.46億円+0.7%
幼児教育事業(伸芽会)経常利益2.31億円△50.1%
家庭教師派遣教育事業(名門会)売上高51.60億円+4.6%
家庭教師派遣教育事業(名門会)経常利益5.10億円+43.3%
学校内個別指導事業(スクールTOMAS)売上高37.44億円+8.9%
学校内個別指導事業(スクールTOMAS)経常利益5.26億円+7.6%
情操合宿教育事業(プラスワン教育)売上高17.12億円+5.4%
情操合宿教育事業(プラスワン教育)経常利益0.9億円+83.7%
学校内個別指導事業(スクールTOMAS)売上高・稼働校舎数推移
出典:2026年2月期決算説明資料 P.8

通期業績予想

2027年2月期の連結業績予想は、売上高35,640百万円、営業利益2,875百万円、経常利益2,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円としている。新中期経営計画では2028年2月期に売上高37,900百万円・経常利益3,320百万円(経常利益率8.8%)、最終年度の2029年2月期に売上高39,100百万円・経常利益3,640百万円(経常利益率9.3%)を計画目標として掲げている。

項目2027年2月期(予想)2026年2月期(実績)
売上高35,640百万円34,240百万円
営業利益2,875百万円2,704百万円
経常利益2,800百万円2,732百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円1,615百万円
連結業績目標(2026年2月期実績~2029年2月期計画)
出典:2026年2月期決算説明資料 P.21

株主還元

2026年2月期の配当は1株当たり10円(実績)とし、2027年2月期(予想)も10円を予定している。内部留保の充実度合いや利益の状況、経営環境等を総合的に考慮し、配当性向50%以上を目途に配当する方針で、ROE10%以上の高水準を維持するとしている。

項目2025年2月期(実績)2026年2月期(実績)2027年2月期(予想)
配当額10円10円10円

新中期経営計画/トピック

新中期経営計画は「既存事業の業績向上」と「新規事業による売上増加」の2大方針を掲げる。既存事業では在籍生徒数増加に向けた新たな取り組みやDXによる事務作業時間の削減に取り組み、10年後には最大で年間約60万時間の事務作業時間削減を見込む。新規事業では映像授業による全校展開(駿台Diverseの拡大)、オンライン授業によるFC展開(MOPS)、スクールTOMASの事業拡大、こどもでぱーとの新規開校計画を推進する。駿台Diverseは2026年2月期に14校でスタートし、2027年2月期24校、2028年2月期に全校展開を目指すもので、3ヵ年で約4億円の売上高を見込む。MOPSは名門会講師(約1,000名)によるオンライン個別指導を地方の学習塾へFC展開するもので、中期経営計画3ヵ年で売上高累計3.4億円、10年後には全国1,000校・年間売上高30億円を目指す。スクールTOMASはオンライン受講率を現在の28%から5年後に50%へ引き上げ、中期経営計画最終年度(2029年2月期)に年間売上高140億円(2026年2月期比+17億円)を目指す。こどもでぱーとは自由が丘・本八幡・千代田区・麻布・渋谷で展開し、中期経営計画3ヵ年で累計売上高約27億円を見込む。また、グループ間生徒紹介の仕組化により中期経営計画3ヵ年で累計売上高+5億円、在籍生徒数+450名を目指す。なお、2025年9月1日付で持株会社体制へ移行し、「株式会社リソー教育」を「株式会社リソー教育グループ」に社名変更、学習塾事業・英語スクール事業・生徒募集勧誘事業は「株式会社TOMAS」へ承継した。グループ管理本部では広告・広報部門を「広告マーケティング部」、教室開発部門を「不動産管理部」へ統合するとともに「DX推進部」を新設し、業務効率化とデジタル基盤の強化を進めている。

オンライン授業によるFC展開(MOPS)のモデル図
出典:2026年2月期決算説明資料 P.15

※本記事はリソー教育グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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