※本記事は有機合成薬品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
有機合成薬品工業が発表した2026年3月期(日本基準単体)決算は、売上高が前期比2.1%増の15,448百万円となり7期連続で過去最高を更新した。一方、2025年6月に竣工したアミノ酸関係設備の償却負担初年度となったことに加え、化成品関係の一部電子材料向け製品の市場価格とシェアが急落したことにより第4四半期の収益性が大きく悪化し、営業利益は同68.4%減の383百万円、経常利益は同73.4%減の303百万円、当期純利益は同65.1%減の313百万円となった。
業績(2026年3月期 実績)
当期の業績は増収減益となった。売上高は前期比2.1%増の15,448百万円、営業利益は同68.4%減の383百万円、経常利益は同73.4%減の303百万円、当期純利益は同65.1%減の313百万円だった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,448百万円 | 15,128百万円 | 2.1%増 |
| 営業利益 | 383百万円 | 1,216百万円 | 68.4%減 |
| 経常利益 | 303百万円 | 1,139百万円 | 73.4%減 |
| 当期純利益 | 313百万円 | 896百万円 | 65.1%減 |
製品区分別の状況
製品区分別にみると、アミノ酸関係は医薬品用途の販売が好調だった一方、食品添加物用途の販売が減少しほぼ横ばいで推移した。化成品関係は高分子材料やタイヤコード接着剤用原料の販売が好調で増収となった。医薬品関係は一部の原薬の販売が減少し減収となった。なお、当期に稼働したアミノ酸関係の新設備については国庫補助金を受領し、圧縮記帳を実施した。
財政状態
当事業年度末の総資産は前期末比1,141百万円減少の25,730百万円となった。流動資産が増加した一方、固定資産の減少がこれを上回った。純資産は同381百万円増加の13,487百万円となり、自己資本比率は52.4%(前期末48.8%)に上昇した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 25,730百万円 | 26,871百万円 |
| 純資産 | 13,487百万円 | 13,106百万円 |
| 自己資本比率 | 52.4% | 48.8% |
| 1株当たり純資産 | 624.05円 | 608.38円 |
株主還元
配当については、2026年3月期の1株当たり年間配当金を10円(前期9円)とした。配当性向は68.9%(前期21.7%)となった。2027年3月期の配当は1株当たり10円を予定している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 10円 | 10円 |
次期業績予想
2027年3月期の業績見通しについては、旺盛な需要を背景に売上高16,000百万円(前期比3.6%増)を見込むとしている。ただし、一部電子材料向け製品の収益性動向や中東情勢が事業に与える影響を現時点で合理的に算定することが困難なため、営業利益以下の各段階利益は未定としている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16,000百万円 | 3.6%増 |
本記事は有機合成薬品工業が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は有機合成薬品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。