ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス

ヒト・コミュニケーションズホールディングス、2025年8月期は増収増益 純利益は黒字転換

決算サマリー 2026.08.19
ヒト・コミュニケーションズホールディングス、2025年8月期は増収増益 純利益は黒字転換

※本記事はヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ヒト・コミュニケーションズホールディングスの2025年8月期(通期)は、売上高63,596百万円(前期比108.6%、+5,049百万円)、営業利益2,495百万円(同159.1%、+927百万円)、経常利益2,504百万円(同163.0%、+969百万円)と増収増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は853百万円で、前期の当期純損失43百万円から黒字転換した。空港グラハン事業を中心とする「エアポート」と、IPライセンスを活用した「ホールセール」が業績を牽引し、2026年8月期は売上高66,280百万円、営業利益2,800百万円の増収増益を計画している。

目次

連結業績(2025年8月期 実績)

売上高は期初計画(59,000百万円)・上方修正計画(62,333百万円)をいずれも上回った。増収要因として、空港グラハン事業における拠点拡大およびランプハンドリング会社新規設立による機能拡充で「エアポート」が大幅増収となったほか、「ホールセール」は推し活トレンドを追い風に保有ライセンスを活用した企画商品の販売が想定以上に拡大した。一方、ECサイト運営における大口顧客の離脱が減収要因となった(いずれも計画に織り込み済み)。

営業利益は、「エアポート」で新規就航海外エアラインの受注拡大がランプ機材等の先行費用を消化して大幅増益となったほか、「ホールセール」は受注拡大に加えコンセプトカフェの運営等IP活用による収益機会の創出が寄与した。また人件費の高騰を受け各セクターで粗利改善交渉を推進した。減益要因はECサイト運営における大口顧客の離脱(計画に織り込み済み)。なお前期に計上していたコロナ対策関連業務を除くベースでは、売上高は56,323百万円から63,596百万円(前期比112.9%、+7,273百万円)、営業利益は1,176百万円から2,495百万円(同212.2%、+1,319百万円)となった。

項目2025年8月期実績2024年8月期実績前期比(増減額)
売上高63,596百万円58,547百万円108.6%(+5,049)
売上総利益(粗利率)12,912百万円(20.3%)12,097百万円(20.7%)106.7%(+815)
販管費(販管費率)10,416百万円(16.4%)10,528百万円(18.0%)98.9%(△112)
営業利益(営業利益率)2,495百万円(3.9%)1,568百万円(2.7%)159.1%(+927)
経常利益(経常利益率)2,504百万円(3.9%)1,536百万円(2.6%)163.0%(+969)
親会社株主に帰属する当期純利益(純利益率)853百万円(1.3%)△43百万円(-0.1%)-%(+896)

セクター別の状況

セクター別売上高(前期比)は、エアポートが7,943百万円(同160.8%、+3,006百万円)、ホールセールが16,680百万円(同130.5%、+3,907百万円)と大きく伸長した。スポーツ・エンタメは大阪・関西万博の各種業務の受託(+1,073百万円)等により4,638百万円(同162.5%、+1,783百万円)となった。祖業である販売系営業支援は14,767百万円(同100.2%、+30百万円)とほぼ横ばい。一方、デジタル営業支援は11,998百万円(同94.7%、△665百万円)、インバウンド・ツーリズムは5,778百万円(同86.0%、△934百万円)と前期を下回った。

セクター2025年8月期2024年8月期前期比(増減額)
エアポート7,943百万円4,937百万円160.8%(+3,006)
ホールセール16,680百万円12,773百万円130.5%(+3,907)
スポーツ・エンタメ4,638百万円2,855百万円162.5%(+1,783)
販売系営業支援14,767百万円14,737百万円100.2%(+30)
デジタル営業支援11,998百万円12,663百万円94.7%(△665)
インバウンド・ツーリズム5,778百万円6,712百万円86.0%(△934)
2025年8月期 セクター別売上高実績
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年8月期 計画)

2026年8月期は、売上高66,280百万円(前期比104.2%、+2,683百万円)、営業利益2,800百万円(同112.2%、+305百万円)、経常利益2,810百万円(同112.1%、+305百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,295百万円(同151.7%、+441百万円)を計画している。セクター別では、エアポートが売上高94億円(同118.8%)、デジタル営業支援が129億円(同107.5%)、インバウンド・ツーリズムが61億円(同105.7%)を計画している。

項目2026年8月期計画2025年8月期(実績)
売上高66,280百万円63,596百万円
営業利益2,800百万円2,495百万円
経常利益2,810百万円2,504百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,295百万円853百万円
2026年8月期 損益計算書(計画)
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.12

株主還元

2025年8月期の年間配当は37.5円(配当性向51.7%)で7期連続増配となり、HD前身からの起算で上場以来15期連続増配となった。累進配当(原則として減配せず)を基本方針としている。

2026年8月期 配当予想
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.14

中期経営計画の進捗

2025年8月期は2025-2029年中期経営計画のスタート年度。売上高は636.0億円(2025年期初計画590.0億円、2029年目標710.0億円)、営業利益は24.9億円(期初計画20.0億円、2029年目標40.0億円)、EBITDA(営業利益+減価償却費(のれん償却費含む)で算出)は35.2億円(期初計画29.9億円、2029年目標50.2億円)、ROEは4.9%(期初計画5.0%、2029年目標10%以上)となり、資料は「経営目標は順調なラップ」としている。

指標2024年8月期実績2025年8月期期初計画2025年8月期実績2029年8月期目標
売上高585.4億円590.0億円636.0億円710.0億円
営業利益15.6億円20.0億円24.9億円40.0億円
EBITDA26.3億円29.9億円35.2億円50.2億円
ROE-0.2%5.0%4.9%10%以上
中期経営計画の経営目標
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.9

※本記事はヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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