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シノプス、2025年12月期は売上高20.4億円に増収 営業利益99.6%増の3.0億円

決算サマリー 2026.08.27
シノプス、2025年12月期は売上高20.4億円に増収 営業利益99.6%増の3.0億円

※本記事はシノプスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

シノプスの2025年12月期は、売上高2,040百万円(前年比+14.9%)、営業利益309百万円(前年比+99.6%)、経常利益311百万円(前年比+101.5%)、当期純利益217百万円(前年比+100.5%)。既存顧客の深耕によりクラウド売上高が1,111百万円(前年比+19.3%)と堅実に推移したほか、製品改善による原価抑制と販管費コントロールの徹底により、営業利益率は15.2%(前年比+6.5pt)まで向上した。ARRは1,586百万円(前年比+18.8%)、クラウド有償アカウント数は13,278(前年比+1,243アカウント)となった。2026年12月期は売上高2,344百万円(前年比+14.9%)、営業利益390百万円(前年比+26.1%)の増収増益を計画している。

目次

業績(2025年12月期 実績)

売上高は、既存顧客におけるアップセル・クロスセルの深耕がクラウド売上高を牽引し2,040百万円(前年比+14.9%)。前年に大規模案件の導入支援があった反動で導入支援売上高の増加は+2.5%にとどまったが、パッケージ売上高は+50.6%と大きく伸長した。利益面では、製品改善による通信費の効率化や販管費等のコントロールの徹底、一過性費用の抑制により、営業利益は309百万円(利益率15.2%、前年比+99.6%)、経常利益は311百万円(利益率15.3%、前年比+101.5%)、当期純利益は217百万円(利益率10.6%、前年比+100.5%)となった。なお、2025年12月期通期計画(売上高2,120百万円、営業利益355百万円)に対しては、売上高は下振れ、利益は計画対比で減少して着地した。

項目(百万円)2024年12月期実績2025年12月期計画2025年12月期実績前年対比計画対比
売上高1,7762,1202,040+14.9%△3.7%
 うちパッケージ7752117+50.6%+122.2%
 うち導入支援401509411+2.5%△19.1%
 うちサポート364373399+9.7%+7.0%
 うちクラウド9321,1841,111+19.3%△6.1%
営業利益(利益率)154(8.7%)355(16.7%)309(15.2%)+99.6%△12.9%
経常利益(利益率)154(8.7%)356(16.8%)311(15.3%)+101.5%△12.4%
当期純利益(利益率)108(6.1%)248(11.7%)217(10.6%)+100.5%△12.5%
2025年12月期通期実績ハイライト
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.5

経営指標・KPIの状況

ARRは既存顧客への深耕や新サービス「DeCM-PF」等の寄与により1,586百万円(前年比+18.8%)まで進捗。ただし新規顧客の獲得ペースが当初想定を下回った結果、目標としていた1,700百万円には未達だった。クラウド有償アカウント数は13,278(前年比+1,243アカウント)、クラウド有償店舗数は3,363店舗(前年比+149店舗)。契約社数は企業統合等の解約により120社(前年比△3社)となった。ストック売上(クラウド売上高+サポート売上高)は1,511百万円で、ストック売上比率は目標の70%を上回る74.1%となった。NRR(クラウド)は101.5%(2025年平均)、100.9%(2025年4Q平均)と100%超を維持している。

指標2025年12月期実績前年比
ARR1,586百万円+18.8%
クラウド有償アカウント数13,278アカウント+1,243アカウント
クラウド有償店舗数3,363店舗+149店舗
契約社数120社△3社
ストック売上比率74.1%
NRR(クラウド、2025年平均)101.5%
ARR進捗の推移
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、新規事業への先行投資を継続しながらも増収増益を計画。売上高は導入支援売上高の伸長(前年比+59.0%)等により2,344百万円(前年比+14.9%)、営業利益は収益性改善により売上成長を上回る390百万円(前年比+26.1%)、経常利益392百万円(前年比+25.7%)、当期純利益272百万円(前年比+25.3%)を見込む。ストック売上比率は引き続き約70%を計画。一方、既存ユーザーの企業統合等に伴う店舗数変動やサービス見直しの可能性を織り込み、ARRは1,670百万円(前年比+5.3%)を計画している。

項目(百万円)2025年12月期実績2026年12月期業績予想増減額増減率
売上高2,0402,344+303+14.9%
 うちパッケージ11735△81△69.9%
 うち導入支援411654+242+59.0%
 うちサポート399413+13+3.5%
 うちクラウド1,1111,240+128+11.6%
営業利益(利益率)309(15.2%)390(16.6%)+80+26.1%
経常利益(利益率)311(15.3%)392(16.7%)+80+25.7%
当期純利益(利益率)217(10.6%)272(11.6%)+54+25.3%
2026年12月期通期業績見通し
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.30

株主還元

2023年12月期より剰余金の配当を実施しており、事業拡大のための投資を継続しながら配当の継続実施を目指す方針。2025年12月期の1株当たり配当金は、中間配当8円00銭・期末配当8円00銭の合計16円00銭(当初予定通り)。2026年12月期は年間配当17円00銭を予定しており、増配を計画している。配当性向は毎期40%前後を目安とする方針。

項目2025年12月期2026年12月期(予定)
中間配当8円00銭
期末配当8円00銭
年間配当16円00銭17円00銭
配当性向の基本方針40%前後40%前後
株主還元の状況
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.33

成長戦略・トピック

2025年度を最終年度とする中期経営方針では、既存クラウドサービスで年20〜25%の売上成長を目標に掲げ、コア技術を活用した事業領域拡大に取り組んだ。新たな2026年〜2028年の中期経営方針では、「既存事業の成長」に加え、伊藤忠商事社と連携する食品バリューチェーン最適化プラットフォーム「DeCM-PF」と、人的資源最大化AIサービス「sinops-WLMS」に注力し成長加速の核とする方針。既存事業は年平均成長率15%の安定成長を堅持し、新規事業は2028年から業績への大きな貢献を見込む。また、株式会社富士キメラ総研の調査による「食品ロス削減ソリューション市場」で3年連続シェア1位を獲得したほか、中期経営方針の実効性を高めるため2026年1月から新組織体制で稼働している。

※本記事はシノプスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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