※本記事はニックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ニックスの2025年9月期(第95期)連結業績は、売上高4,403百万円(前期比+17百万円、+0.4%)、営業利益213百万円(同△3百万円、△1.5%)、経常利益250百万円(同+43百万円、+20.9%)、当期純利益194百万円(同+12百万円、+6.5%)となった。会社は事業環境として、長引く物価高による経費の高止まりや米国関税措置への警戒感の高まり、国家間の争いによる経済の混乱・貿易摩擦による地政学的リスクの表面化を挙げる一方、業績背景として記録的な円安継続による恩恵、関税懸念による米国向け製品需要の減少や脱中国の加速、国内の住宅設備・自動車業界等からの需要減少と工場稼働率の低下を挙げている。
連結業績(2025年9月期 実績)
売上高は4,403百万円で前期比0.4%増、経常利益は250百万円で同20.9%増と大きく伸長した。一方、営業利益は213百万円で前期比1.5%減とわずかに減益となった。当期純利益は194百万円で前期比6.5%増。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 4,403 | 4,386 | 17 | 0.4% |
| 営業利益(百万円) | 213 | 216 | △3 | △1.5% |
| 経常利益(百万円) | 250 | 207 | 43 | 20.9% |
| 当期純利益(百万円) | 194 | 182 | 12 | 6.5% |

製品別・地域別の状況
製品別売上高構成(連結)では、工業用プラスチックが3,205百万円(前期3,048百万円)、生産設備治具が1,078百万円(前期1,223百万円)、その他が118百万円(前期114百万円)。売上総利益率は43.0%(前期44.4%)に低下した。地域別売上高推移(連結)では、国内が2,621百万円(前期2,474百万円)、アジアが1,217百万円(前期1,157百万円)、北米が485百万円(前期677百万円)、その他が80百万円(前期78百万円)で、海外売上高比率は40.5%(前期43.6%)となった。
| 区分 | 2025年9月期 | 2024年9月期 |
|---|---|---|
| 工業用プラスチック(百万円) | 3,205 | 3,048 |
| 生産設備治具(百万円) | 1,078 | 1,223 |
| その他(百万円) | 118 | 114 |
| 売上総利益率 | 43.0% | 44.4% |

通期業績予想(2026年9月期)
2026年9月期の連結業績予想は、売上高4,530百万円、営業利益234百万円、経常利益247百万円、当期純利益191百万円。2025年9月期実績との比較では、売上高・営業利益は増加を見込む一方、経常利益・当期純利益は減少を見込む。業績予想のポイントとして、為替変動による円高シフトの可能性を警戒するとしている。
| 項目 | 2026年9月期 予想 | 2025年9月期 実績 |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 4,530 | 4,403 |
| 営業利益(百万円) | 234 | 213 |
| 経常利益(百万円) | 247 | 250 |
| 当期純利益(百万円) | 191 | 194 |

財務体質(資産概況)
資産概況(連結)は、総資産5,986百万円(前期5,909百万円)、純資産4,470百万円(前期4,276百万円)、自己資本比率74.7%(前期72.4%)、1株当たり純資産1,924.44円(前期1,840.97円)となった。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 |
|---|---|---|
| 総資産(百万円) | 5,986 | 5,909 |
| 純資産(百万円) | 4,470 | 4,276 |
| 自己資本比率 | 74.7% | 72.4% |
| 1株当たり純資産(円) | 1,924.44 | 1,840.97 |
中期展望・トピック
中期重点方針として「収益化までのビジネスプロセスを早める(創る・作る・売る)」「DX推進による企業変革」「グローバル市場での事業拡大」「新規市場、新規分野、新規顧客を拡大」を掲げ、2027年度目標として連結営業利益率10%(利益獲得及び費用削減による生産性改善で目標達成を目指す)を挙げている。課題としては、中長期での成長実現に向けた新たな柱の創出、高付加価値製品の開発や生産性向上など総合的な利益率改善、海外拠点との更なる連携強化を挙げる。トピックスでは、海外市場での更なる現地ローカルニーズの開拓により日系企業向けへの売上依存から脱却し市場拡大を目指すグローバルWebサイトの運用開始や、YouTubeでの動画コンテンツ配信・AI技術による生産性向上の模索、SNS動画やブログコンテンツなどの配信強化(2026年度の重点方針に設定)を挙げている。

※本記事はニックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。