※本記事はrakumoが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
rakumoの2025年12月期(通期)決算は、売上高1,830百万円(前期比26.8%増)、営業利益428百万円(同11.6%増)、調整後EBITA585百万円(同34.0%増)となり、増収・大幅増益で着地した。rakumoサービスの成長と価格改定効果が主因で、2025年度の業績予想も上回って達成した。2026年12月期は売上高2,330百万円(同27.3%増)、営業利益550百万円(同28.5%増)を計画している。
連結業績(当期 実績)
rakumoサービスの売上高は1,415百万円と前期比17.3%増と順調に推移した。rakumoサービスの成長・価格改定効果を主因として、調整後EBITAは585百万円(同34.0%増)、営業利益は428百万円(同11.6%増)と大幅な増益を達成した。調整後EBITAマージンは32.0%(同1.8pt増)と上昇する一方、営業利益率はのれん償却費等の負担により23.4%(同3.2pt減)となった。クライアント数は継続的に増加し、有料ライセンス数及びユニークユーザー数も前期比で増加に転じた。2025年度業績予想は売上高・営業利益・調整後EBITAのいずれも上回って達成した。
| 項目 | 2024年通期実績 | 2025年通期実績 | 前期比増減率 | 2025年通期予想 | 予想達成率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,443 | 1,830 | 26.8% | 1,841 | 99.4% |
| (rakumoサービス) | 1,206 | 1,415 | 17.3% | – | – |
| (その他サービス) | 237 | 415 | 75.1% | – | – |
| 売上原価 | 492 | 541 | 9.9% | 543 | 99.5% |
| (売上原価率) | 34.1% | 29.6% | △4.5pt | 29.5% | – |
| 販管費 | 567 | 860 | 51.6% | 869 | 99.0% |
| (販管費率) | 39.3% | 47.0% | +7.7pt | 47.2% | – |
| 調整後EBITA | 436 | 585 | 34.0% | 590 | 99.1% |
| (調整後EBITAマージン) | 30.2% | 32.0% | +1.8pt | 32.1% | – |
| 営業利益 | 383 | 428 | 11.6% | 427 | 100.1% |
| (営業利益率) | 26.6% | 23.4% | △3.2pt | 23.2% | – |
| 経常利益 | 375 | 428 | 14.0% | 423 | 101.2% |
| (経常利益率) | 26.0% | 23.4% | △2.6pt | 23.0% | – |
| 当期純利益 | 253 | 272 | 7.6% | 260 | 104.5% |
| (当期純利益率) | 17.5% | 14.9% | △2.6pt | 14.2% | – |

主要KPI
2025年度末の主要KPIは、ARRが21.5億円(前年比+41.6%)、有料ライセンス数が124万ID(同+1.3%)、ARPUが843千円(同+37.2%)、ライセンス売上高が17.9億円(同+28.7%)となった。解約率はグロス指標で1%未満へと低下し、高い更新率を維持した。
| 指標 | 2025年度実績 | 前年比 |
|---|---|---|
| ARR | 21.5億円 | +41.6% |
| 有料ライセンス数 | 124万ID | +1.3% |
| ARPU | 843千円 | +37.2% |
| ライセンス売上高 | 17.9億円 | +28.7% |
| 営業利益 | 4.3億円 | +11.6% |
| 調整後EBITA | 5.9億円 | +34.0% |

財務状態(連結BS)
2025年12月末の資産合計は4,170百万円(前連結会計年度末比+1,135百万円)となった。主にのれん等が1,368百万円増加した一方、現預金は466百万円減少した。負債合計は2,283百万円(同+883百万円)で、主に有利子負債が716百万円、契約負債が80百万円増加した。純資産合計は1,887百万円(同+253百万円)で、純利益272百万円の計上や配当金34百万円の支払等が寄与した。
| 項目 | 2024年12月末 | 2025年12月末 | 前期末比増減額 | 前期末比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 流動資産 | 2,390 | 2,013 | △378 | △15.8% |
| 固定資産 | 636 | 2,151 | 1,516 | 237.9% |
| 資産合計 | 3,035 | 4,170 | 1,135 | 37.4% |
| 流動負債 | 820 | 1,101 | 281 | 34.2% |
| 固定負債 | 580 | 1,182 | 602 | 103.7% |
| 負債合計 | 1,400 | 2,283 | 883 | 63.0% |
| 純資産合計 | 1,634 | 1,887 | 253 | 15.4% |
| 有利子負債 | 500 | 1,216 | 716 | 143.2% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高2,330百万円(前期比27.3%増)と大幅な増収を計画している。2025年10月から開始した価格改定対応や、新製品「aloop」「rakumo for Microsoft 365」の拡販、スタートレ社及びエージェントシェア社のフル寄与等が要因。原価率は0.6pt改善する一方、販管費率は0.4pt上昇する見込み。調整後EBITAは770百万円(同31.5%増)、営業利益は550百万円(同28.5%増)と継続的な増益を計画する一方、経常利益は540百万円(同26.1%増)、当期純利益は318百万円(同16.8%増)を見込む。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,830 | 2,330 | 27.3% |
| (rakumoサービス) | 1,415 | 1,778 | 25.7% |
| (その他サービス) | 415 | 552 | 32.9% |
| 売上原価 | 541 | 675 | 24.8% |
| 販管費 | 861 | 1,105 | 28.3% |
| 調整後EBITA | 585 | 770 | 31.5% |
| 営業利益 | 428 | 550 | 28.5% |
| 経常利益 | 428 | 540 | 26.1% |
| 当期純利益 | 272 | 318 | 16.8% |

株主還元
中期経営計画において、配当性向を2027年度までに30%以上へ引き上げる方針で、株主還元合計額は今後3年間で10億円を目指すとしている。2025年度の配当性向は19.2%(2025年度配当9円/株)だった。また、株式への投資魅力度を高める目的で、2026年6月末日を初回基準日とする株主優待制度を新設した。対象は各基準日時点で500株以上を保有する株主で、基準日ごとにデジタルギフト7,500円分(年間合計15,000円分)を進呈する。
中期経営計画の進捗
中期経営計画(25年度〜27年度)の目標に対する25年度末の進捗は、ARRが21.5億円(目標30億円に対し進捗率71.7%)、調整後EBITAが5.9億円(目標10億円に対し進捗率58.5%)、営業利益が4.3億円(目標7億円に対し進捗率61.3%)、M&A投資額が16.5億円(目標30億円に対し進捗率55.0%)、配当性向が19.2%(目標30%)となった。2025年度の業績目標であった調整後EBITA5億円、営業利益4億円はいずれも達成したとしている。
主要トピックス
2025年10月より一部rakumo製品の価格改定を開始し、大きな解約もなく進捗している。2026年2月2日には「rakumoボード for Microsoft 365」の提供を開始、2026年2月9日にはAIアシスタント機能「rakumoエージェント」をリリースした。スタートレ社及びエージェントシェア社の2社をグループ化しPMIを進めているほか、秋田県庁等の大型自治体案件の獲得など業界特化型マーケティング施策も好調に推移しているとしている。
※本記事はrakumoが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。