ジェイ・エス・ビー

ジェイ・エス・ビー、2025年10月期は増収も一時的費用計上で減益 2026年10月期は大幅増益を予想

決算サマリー 2026.08.26
ジェイ・エス・ビー、2025年10月期は増収も一時的費用計上で減益 2026年10月期は大幅増益を予想

※本記事はジェイ・エス・ビーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ジェイ・エス・ビーが発表した2025年10月期の連結業績は、売上高76,045百万円(前期比9.4%増)、営業利益7,658百万円(同5.5%減)、経常利益7,347百万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,151百万円(同30.9%減)となった。主力の不動産賃貸管理事業の拡大により売上高は伸長したものの、従業員への一時金や追加的租税負担に係る見積額の計上など非経常性の一時的費用(合計約1,349百万円)が発生したことで利益水準は業績予想を下回った。一時的費用を除いた調整後の営業利益は8,893百万円、経常利益は8,697百万円、当期純利益は6,080百万円となり、その場合は業績予想を超過達成する水準だったという。2026年10月期は前期の一時的費用計上の反動もあり、大幅な増益を見込んでいる。

目次

連結業績(2025年10月期 実績)

2025年10月期の連結業績は、売上高76,045百万円(前期比9.4%増、売上比100.0%)、売上原価62,361百万円(同9.2%増)、売上総利益13,684百万円(同10.0%増、売上比18.0%)、販売費及び一般管理費6,025百万円(同39.0%増、売上比7.9%)となった。営業利益は7,658百万円(同5.5%減、売上比10.1%)、経常利益は7,347百万円(同6.8%減、売上比9.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,151百万円(同30.9%減、売上比6.8%)で、業績予想(営業利益8,508百万円、経常利益8,152百万円、当期純利益5,476百万円)をいずれも下回った。設備投資額は10,631百万円(同14.5%増)、減価償却費は1,923百万円(同15.0%増)だった。

項目2025年10月期(実績)2024年10月期(実績)増減額増減比
売上高76,045百万円69,529百万円+6,515百万円+9.4%
売上原価62,361百万円57,088百万円+5,273百万円+9.2%
売上総利益13,684百万円12,441百万円+1,242百万円+10.0%
販売費及び一般管理費6,025百万円4,334百万円+1,690百万円+39.0%
営業利益7,658百万円8,106百万円△447百万円△5.5%
経常利益7,347百万円7,886百万円△538百万円△6.8%
親会社株主に帰属する当期純利益5,151百万円7,452百万円△2,301百万円△30.9%
2025年10月期 決算の概況
出典:2025年10月期 決算説明会資料 P.5

入居関連指標(不動産賃貸管理事業)の状況

収益基盤となる物件管理戸数は99,300戸となり、前期比4,322戸(4.6%増)増加した。内訳は借上物件58,095戸(前期比3,928戸増、7.3%増)、管理委託物件34,049戸(同521戸減、1.5%減)、自社所有物件7,156戸(同915戸増、14.7%増)。入居率は99.9%と前期と同水準の高水準を維持した。契約決定件数は33,688件(前期比505件増、1.5%増)で、うち当社管理物件は28,036件(同795件増、2.9%増)だった。

区分2025年10月期2024年10月期増減数増減比
管理戸数(戸)99,30094,978+4,322+4.6%
借上物件(戸)58,09554,167+3,928+7.3%
管理委託物件(戸)34,04934,570△521△1.5%
自社所有物件(戸)7,1566,241+915+14.7%
入居率(%)99.999.90.0pt
契約決定件数(件)33,68833,183+505+1.5%
不動産賃貸管理事業 管理戸数の推移
出典:2025年10月期 決算説明会資料 P.9

通期業績予想(2026年10月期)

2026年10月期の連結業績予想は、売上高81,826百万円(前期比7.6%増)、売上原価67,092百万円(同7.6%増)、売上総利益14,734百万円(同7.7%増)、販売費及び一般管理費5,574百万円(同7.5%減)を見込む。営業利益は9,159百万円(同19.6%増)、経常利益は8,731百万円(同18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,935百万円(同15.2%増)を予想しており、前期の一時的費用計上の反動もあり大幅な増益を見込んでいる。物件管理戸数は約4,000戸の増加を想定する一方、原材料価格・建築コスト等の上昇により一定のコスト高を見込む。中期経営計画「GT02」の最終年度にあたる2026年10月期は、売上高・各利益ともに当初計画を上回る見通しとしている。

項目2026年10月期(予想)2025年10月期(実績)増減額増減比
売上高81,826百万円76,045百万円+5,781百万円+7.6%
売上原価67,092百万円62,361百万円+4,730百万円+7.6%
売上総利益14,734百万円13,684百万円+1,050百万円+7.7%
販売費及び一般管理費5,574百万円6,025百万円△450百万円△7.5%
営業利益9,159百万円7,658百万円+1,500百万円+19.6%
経常利益8,731百万円7,347百万円+1,383百万円+18.8%
親会社株主に帰属する当期純利益5,935百万円5,151百万円+784百万円+15.2%
2026年10月期 連結業績予想
出典:2025年10月期 決算説明会資料 P.13

株主還元

同社は株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置づけ、業績に応じた利益配分を基本方針としている。連結配当性向40%を目標に毎期の配当額を決定する方針で、2025年6月13日に配当方針を見直し、増配および連結配当性向の引き上げを行った。1株当たり配当金は2024年10月期72.0円(配当性向20.3%)、2025年10月期105.0円(同43.0%)、2026年10月期は115.0円(同40.8%)を予想する。自己株式取得については、株主還元や資本効率向上のため、時期及び財政状況に応じ機動的に実施するとしている。

項目2024年10月期2025年10月期2026年10月期(予想)
1株当たり配当金(円)72.0105.0115.0
配当性向(%)20.343.040.8
配当金総額(百万円)1,5252,221開示なし
株主還元(配当金・配当性向の推移)
出典:2025年10月期 決算説明会資料 P.15

中期経営計画「GT02」の進捗

中期経営計画「GT02」(2023年11月~2026年10月)は、生産性向上に向けた業務改革・組織改革を継続して推進しており、順調に進捗しているとする。2025年10月期における女性管理職比率は16.3%、男性社員の育児休業取得率は60.0%となり、いずれも中期経営計画の目標値を1年前倒しで達成した。また、2025年に判明した役員の経費不正処理事案については、2025年1月14日に策定した再発防止策を期中に概ね実行しており、今後も継続的な運用を推進するとしている。

※本記事はジェイ・エス・ビーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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