※本記事はホットマンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ホットマンが発表した2026年3月期の業績は、売上高22,501百万円(前期比+2.7%)、営業利益648百万円(同▲2.0%)、経常利益703百万円(同▲3.7%)、当期純利益356百万円(同+6.7%)となった。主力のイエローハット事業及びアップガレージ事業でスタッドレスタイヤの販売が好調に推移し増収となった一方、仕入価格の高騰に伴う売上原価及び各種費用の増加により減益となった。当期純利益は投資有価証券の売却に伴う特別利益の計上により増益となった。
業績(2026年3月期 実績)
イエローハット事業及びアップガレージ事業において、スタッドレスタイヤ、車検及びサービス売上が好調に推移したことに加え、イエローハット事業のアプリ会員増加により来店客数が安定し、売上高は増収となった。一方、タイヤの仕入価格高騰に伴う売上原価増加により売上総利益は売上高比1.0ポイントのマイナスとなり、水道光熱費は節電・節約努力により減少したものの、販売手数料・販売促進費の増加により販管費が前期比60百万円増加し、営業利益は減益となった。投資有価証券の売却に伴う特別利益を計上したことにより、当期純利益は増益となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,908百万円 | 22,501百万円 | +2.7%(+592百万円) |
| 営業利益 | 661百万円 | 648百万円 | ▲2.0%(▲13百万円) |
| 経常利益 | 731百万円 | 703百万円 | ▲3.7%(▲27百万円) |
| 当期純利益 | 334百万円 | 356百万円 | +6.7%(+22百万円) |

セグメント別(事業別)の状況
セグメント別売上高は、主力のイエローハットが17,340百万円(前期比+2.5%)、TSUTAYAが1,362百万円(同▲7.1%)、アップガレージが1,190百万円(同+6.2%)、その他が2,607百万円(同+8.5%)となった。イエローハットは来店客数の安定により増収、TSUTAYAは前期の2店舗閉店により減収したが既存店売上高は増収、その他は物価高に伴う節約志向の継続でダイソー事業が好調に加え、買取大吉・カーセブンの買取事業も好調で増収となった。セグメント別営業利益は、イエローハットがタイヤ仕入価格高騰により849百万円(同▲13.7%)に減益した一方、アップガレージは継続的な収益構造の見直し及び業務効率化、物価高におけるリユース市場の拡大により157百万円(同+51.9%)に増益した。TSUTAYAの営業損失は29百万円(前期は85百万円の損失)に縮小し、その他は128百万円(同+22.5%)に増益した。
| セグメント | 2025年3月期(売上高) | 2026年3月期(売上高) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| イエローハット | 16,918百万円 | 17,340百万円 | +2.5% |
| TSUTAYA | 1,466百万円 | 1,362百万円 | ▲7.1% |
| アップガレージ | 1,121百万円 | 1,190百万円 | +6.2% |
| その他 | 2,402百万円 | 2,607百万円 | +8.5% |
| 合計 | 21,908百万円 | 22,501百万円 | +2.7% |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の業績予想は、売上高22,800百万円(前期比+1.3%)、営業利益700百万円(同+7.9%)、経常利益750百万円(同+6.5%)、当期純利益370百万円(同+3.7%)としている。イエローハットを中心にアプリ会員増加による安定的な客数増加で増収を見込む一方、仕入価格及び各種費用の増加を織り込みつつ、車検内製化及び車検・カーメンテナンス販売強化により営業利益・経常利益は微増を計画している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,501百万円 | 22,800百万円 | +1.3%(+298百万円) |
| 営業利益 | 648百万円 | 700百万円 | +7.9%(+51百万円) |
| 経常利益 | 703百万円 | 750百万円 | +6.5%(+46百万円) |
| 当期純利益 | 356百万円 | 370百万円 | +3.7%(+13百万円) |

株主還元
株主還元方針は「安定配当」と「長期保有者への優待」を掲げる。1株当たり配当は、2025年3月期の10円(配当性向21.1%)から2026年3月期は11円(配当性向21.7%)に増配した。2027年3月期は1株当たり11円(配当性向21.0%の予想)を計画している。株主優待はJCBギフトカードを贈呈し、100株以上で1,000円分、300株以上で2,000円分、1,000株以上で3,000円分としている。2027年3月期第2四半期末(2026年9月末)時点の株主に対しては、1年間継続所有した場合の優待も設けている。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当 | 10円 | 11円 | 11円 |
| 配当性向 | 21.1% | 21.7% | 21.0% |

中長期戦略・トピックス
中長期戦略として、M&A及び複合・ドミナント出店戦略により新たなFCビジネスの展開と相乗効果による企業成長を目指す。また、イエローハット事業では2027年3月期に既存店4店舗を車検指定工場化する計画で、車検の自社内完結による利便性向上と収益拡大を図る。人材面では新卒・中途採用を強化しながら整備士資格取得の奨励に力を入れる。トピックスとして、2026年3月19日にイエローハット筑西下館店(茨城県筑西市、旧店舗名:下館店)が移転オープンした。
※本記事はホットマンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。