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トヨタ紡織、2026年3月期は営業利益27.2%増 通期配当86円を維持

決算サマリー 2026.08.13
トヨタ紡織、2026年3月期は営業利益27.2%増 通期配当86円を維持

※本記事はトヨタ紡織が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

トヨタ紡織は2026年4月28日、2025年度(2026年3月期)期末決算説明会を開催した。連結売上収益は20,370億円(前年度比828億円、4.2%増)、営業利益は539億円(同115億円、27.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は232億円(同65億円、39.2%増)と増収増益になった。新製品効果やグローバルでの合理化などが増益要因となった一方、前年度の減損損失影響を除くと大規模リコールや米国追加関税影響などにより減益だったという。2026年度は営業利益800億円、当期利益480億円を見込み、年間配当は前回公表と同額の86円を維持する予定。

目次

連結業績(当期 実績)

2025年度(2026年3月期)の連結業績は、売上収益20,370億円(前年度比828億円、4.2%増)、営業利益539億円(同115億円、27.2%増)、税引前利益619億円(同148億円、31.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益232億円(同65億円、39.2%増)となった。新製品効果やグローバルでの合理化などにより増益となったが、前年度の減損損失影響を除くと、品質関連費用(大規模リコールなど)や米国追加関税影響などにより減益だったという。為替レートは米ドル151円(前年度比△2円)、ユーロ175円(同+11円)で推移した。

項目24年度実績25年度実績増減
売上収益19,542億円(100%)20,370億円(100%)828億円(4.2%)
営業利益423億円(2.2%)539億円(2.6%)115億円(27.2%)
税引前利益470億円(2.4%)619億円(3.0%)148億円(31.5%)
当期利益(親会社の所有者に帰属)167億円(0.9%)232億円(1.1%)65億円(39.2%)

セグメント別の状況

地域別では、シート生産台数の伸びを背景に日本の売上収益が9,680億円(前年度比287億円増)となったが、品質関連費用の増加により営業利益は51億円(同50億円減、利益率0.5%)に縮小した。北中南米は売上収益5,423億円(同532億円増)となり、前年度に計上した減損損失や品質関連費用、米国追加関税影響などの反動で営業損失は98億円(前年度は260億円の損失)に縮小した。中国は減産影響や車種構成の変化により営業利益が147億円(同18億円減)となった一方、アジアは増産効果や合理化により営業利益400億円(同38億円増、利益率13.2%)と伸長し、欧州・アフリカは市況変動などの影響により37億円(同16億円減)となった。

セグメント指標当期(25年度)前期(24年度)
日本売上収益9,680億円9,392億円
日本営業利益51億円(0.5%)101億円(1.1%)
北中南米売上収益5,423億円4,890億円
北中南米営業利益△98億円(△1.8%)△260億円(△5.3%)
中国売上収益2,160億円2,335億円
中国営業利益147億円(6.8%)165億円(7.1%)
アジア売上収益3,022億円2,862億円
アジア営業利益400億円(13.2%)361億円(12.6%)
欧州・アフリカ売上収益1,240億円1,181億円
欧州・アフリカ営業利益37億円(3.1%)54億円(4.6%)
セグメント別 シート生産台数・経営成績(実績)
出典:トヨタ紡織 2025年度(2026年3月期)期末決算説明会資料 P.8

通期業績予想

2026年度の連結業績予想は、売上収益21,200億円(前年度比829億円、4.1%増)、営業利益800億円(同260億円、48.3%増)、税引前利益830億円(同210億円、34.0%増)、当期利益480億円(同247億円、106.3%増)を見込む。為替レートは米ドル150円、ユーロ180円を前提とする。北中南米の米国追加関税影響が前年度の△50億円から△20億円へ縮小する見通しであることなども増益要因となる。セグメント別の営業利益は、日本190億円(利益率1.9%)、北中南米40億円(同0.7%)、中国140億円(同6.1%)、アジア400億円(同12.1%)、欧州・アフリカ30億円(同2.5%)を計画する。

項目25年度実績26年度予想増減
売上収益20,370億円(100%)21,200億円(100%)829億円(4.1%)
営業利益539億円(2.6%)800億円(3.8%)260億円(48.3%)
税引前利益619億円(3.0%)830億円(3.9%)210億円(34.0%)
当期利益(親会社の所有者に帰属)232億円(1.1%)480億円(2.3%)247億円(106.3%)
ROE5.0%9.6%
配当金(配当性向)86円(66.0%)86円(32.0%)0円(-)
DOE3.3%3.1%
セグメント別 シート生産台数・経営成績(2026年度予想)
出典:トヨタ紡織 2025年度(2026年3月期)期末決算説明会資料 P.17

株主還元

2025年度の配当金は前回公表と同額の年間86円(中間43円・期末43円)を維持する。2026年度も中間43円・期末43円の年間86円を予定しており、DOE3%以上を維持しつつ、連結業績を加味しながら長期安定的な利益還元の実施に取り組むとしている。配当性向は2025年度実績で66.0%、2026年度予想で32.0%となる見通し。

項目21年度22年度23年度24年度25年度26年度予想
中間32円35円43円43円43円43円
期末32円35円43円43円43円43円
年間64円70円86円86円86円86円
DOE3.3%3.3%3.7%3.4%3.3%3.1%
配当性向30.5%89.1%27.3%91.8%66.0%32.0%
配当推移(21年度〜26年度予想)
出典:トヨタ紡織 2025年度(2026年3月期)期末決算説明会資料 P.25

中期経営計画

2025年度は2025年中期経営計画の最終年度にあたる。売上収益は20,370億円と計画(16,000+α億円)を上回った一方、営業利益は539億円・営業利益率2.6%にとどまり、計画の1,000+α億円・6.0~7.0%には届かなかった。自己資本比率は41.0%で計画の40%程度を確保した。2030年度中期経営計画では、売上収益22,000億円、営業利益1,500億円(営業利益率7.0%)、DOE3.0%以上、自己資本比率50%程度を目標に掲げている。

2025年中期経営計画の振り返り(財務実績)
出典:トヨタ紡織 2025年度(2026年3月期)期末決算説明会資料 P.20

※本記事はトヨタ紡織が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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