※本記事は高千穂交易が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
高千穂交易は2026年3月期(通期)の連結業績で、売上高29,510百万円(前期比+5.0%)、営業利益2,098百万円(同+0.9%)、経常利益2,408百万円(同+20.1%)となり、営業利益・経常利益は上場来最高を更新した。一方、当期純利益は投資有価証券評価損の計上等により1,415百万円(同▲2.9%)の減益となった。セグメント別ではビジネスセキュリティが増収増益で業績を牽引し、エレクトロメカニクスは減収減益だった。2027年3月期はビジネスセキュリティ、エレクトロメカニクスともに増収増益を計画し、営業利益・当期純利益は上場来最高益を更新する見通し。配当は2027年3月期より累進配当の方針を導入し、1株当たり年間配当金は前期と同額の76円とする計画。
連結業績(当期 実績)
ビジネスセキュリティの好調により前期比増収となり、営業利益・経常利益は上場来最高を更新した。投資有価証券評価損の計上等により当期純利益は減益となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 29,510 | 28,098 | +5.0% |
| 売上総利益(百万円) | 7,383 | 6,909 | +6.9% |
| 営業利益(百万円) | 2,098 | 2,079 | +0.9% |
| 経常利益(百万円) | 2,408 | 2,004 | +20.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 1,415 | 1,458 | ▲2.9% |
| ROE | 8.2% | 8.7% | ▲0.5pt |
| EPS(円) | 75.88 | 79.10 | ▲3.22円 |

セグメント別の状況
ビジネスセキュリティはデータセンター向けが好調なビジネスソリューションやグローバルが牽引し増収増益で、営業利益率は9.3%に上昇した。エレクトロメカニクスはエレクトロニクスの低調により売上高が微減、円安による仕入コスト増加や成長投資による販管費増加で減益となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| ビジネスセキュリティ | 売上高(百万円) | 15,152 | 13,708 |
| ビジネスセキュリティ | 営業利益(百万円) | 1,402 | 1,153 |
| ビジネスセキュリティ | 営業利益率 | 9.3% | 8.4% |
| エレクトロメカニクス | 売上高(百万円) | 14,358 | 14,389 |
| エレクトロメカニクス | 営業利益(百万円) | 695 | 926 |
| エレクトロメカニクス | 営業利益率 | 4.8% | 6.4% |
| 連結合計 | 売上高(百万円) | 29,510 | 28,098 |
| 連結合計 | 営業利益(百万円) | 2,098 | 2,079 |

通期業績予想
2027年3月期はビジネスセキュリティ、エレクトロメカニクスともに増収増益の計画。成長投資や企業認知度向上、製品プロモーション等の広告施策により販管費は増加するものの、営業利益及び当期純利益は上場来最高益を更新する計画。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 32,000 | 29,510 |
| 営業利益(百万円) | 2,350 | 2,098 |
| 経常利益(百万円) | 2,300 | 2,408 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 1,650 | 1,415 |
| ROE | 9.3% | 8.2% |
| EPS(円) | 88.33 | 75.88 |
| 1株当たり年間配当金(円) | 76.0 | 76.0 |

株主還元
資本政策の方針である「成長投資と株主還元の両立」に基づき、2026年3月期は配当性向100%、2027年3月期以降は累進配当制を導入する。2026年3月期の年間配当金は減益により前期比4円減配の76.0円、2027年3月期の年間配当金は累進配当により前期と同額の76.0円を予想している。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金(円) | 80.0 | 76.0 | 76.0 |
| 配当方針 | - | 配当性向100% | 累進配当 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画2025-2027では「Security. Solutions. Synergy.」を掲げ、KPIとして2028年3月期に営業利益3,000百万円、当期純利益2,000百万円、ROE10%以上を目指す。基本方針は「注力事業への重点投資による事業成長」「お客様伴走型で共に新しい未来と価値を創造」で、成長投資60億円の実行を掲げる。なお、2027年3月期のセグメント別の詳細や中期経営計画のトピックスは、5月22日開催の決算説明会資料で別途説明するとしている。
※本記事は高千穂交易が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。