日本ケアサプライ

日本ケアサプライ、2026年3月期は増収増益 売上高は11年連続で過去最高を更新 2027年3月期も増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.13
日本ケアサプライ、2026年3月期は増収増益 売上高は11年連続で過去最高を更新 2027年3月期も増収増益を計画

※本記事は日本ケアサプライが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本ケアサプライは2026年5月12日、2026年3月期決算の補足説明資料を公表した。売上高は34,929百万円(前期比+9.1%)、営業利益は3,094百万円(同+25.8%)、経常利益は3,121百万円(同+25.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,258百万円(同+26.0%)となり、福祉用具サービスが堅調に推移し前期比で増収増益となった。売上高は11年連続で過去最高を更新した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

EBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)は10,405百万円(前期比+10.1%)と着実に向上した。営業利益の増減要因としては、増収効果やレンタル資産の効率的運用により増益となった一方、レンタル資産購入による減価償却費や人件費などの費用が増加した。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
売上高32,006百万円34,929百万円2,922百万円+9.1%
営業利益2,459百万円3,094百万円635百万円+25.8%
経常利益2,485百万円3,121百万円635百万円+25.6%
純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)1,792百万円2,258百万円465百万円+26.0%
EBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)9,450百万円10,405百万円955百万円+10.1%

2026年1月30日発表の業績予想との比較では、売上高の達成率は99.8%、営業利益は98.2%、経常利益は97.5%、純利益は102.6%となった。1株当たり当期純利益は予想141.58円に対し実績145.32円だった。

項目2026年3月期 業績予想(2026年1月30日発表)2026年3月期 実績達成率
売上高35,000百万円34,929百万円99.8%
営業利益3,150百万円3,094百万円98.2%
経常利益3,200百万円3,121百万円97.5%
純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)2,200百万円2,258百万円102.6%
1株当たり当期純利益141.58円145.32円
連結売上高の四半期推移。2026年3月期は34,929百万円で、売上高は11年連続で過去最高を更新
出典:日本ケアサプライ 2026年3月期決算 補足説明資料 P.6

事業別の取り組み

福祉用具サービスでは、レンタル資産の積極的な投入および効率的な運用を図るとともに、介護施設への商品ラインアップを強化し、販売・サービスを拡販した。高齢者生活支援サービスは社会の課題に的確に対応し、食事サービスでは今後の事業拡大に向け、ECサイトの構築による基盤強化や冷凍倉庫の新設等の各種施策を実施したほか、「バランス弁当」の認知度向上のためのプロモーション活動を推進した。

拠点展開では、後期高齢者が増加する都市部を中心に新規開設や既存拠点の大型化に向けた移転を推進し、2025年6月に静岡営業所を新設、2026年3月に板橋ステーション・小田原ステーションを移転した。2026年3月末時点の営業拠点数は99か所。人的資本投資では、積極的な人材採用や環境整備を推進し、女性活躍に向けたアクションプラン推進ではキャリア支援活動などを継続した。

財政状態・キャッシュ・フロー

2026年3月期末の資産合計は27,734百万円(前期末比+1,022百万円)で、業容拡大により売掛債権が増加した。純資産合計は利益の積み上がりにより18,611百万円(同+1,092百万円)に増加した。

項目2025年3月期末2026年3月期末増減額
流動資産5,790百万円6,341百万円551百万円
固定資産20,922百万円21,393百万円470百万円
(うちレンタル資産)15,148百万円15,131百万円▲16百万円
資産合計26,712百万円27,734百万円1,022百万円
負債合計9,194百万円9,123百万円▲70百万円
純資産合計17,518百万円18,611百万円1,092百万円

営業活動によるキャッシュ・フローは3,225百万円(前年比+1,835百万円)で、利益水準の向上とレンタル資産の効率的な運用により支出が減少した。うち減価償却費は7,269百万円、レンタル資産の取得による支出は▲6,458百万円。投資活動によるキャッシュ・フローは▲934百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは短期借入金の返済のため▲2,338百万円となり、現金及び現金同等物の期末残高は692百万円だった。レンタル資産の効率的な運用の結果、償却累計率が上昇し、利益や営業キャッシュ・フローが改善しやすい状況にあるとしている。

2027年3月期 通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高37,500百万円(前期比+7.4%)、営業利益3,450百万円(同+11.5%)、経常利益3,450百万円(同+10.5%)、純利益2,300百万円(同+1.9%)。持続可能な成長と中長期的な企業価値向上を図り、引き続き増収増益を目指すとしている。

項目2027年3月期 業績予想2026年3月期(実績)増減率
売上高37,500百万円34,929百万円+7.4%
営業利益3,450百万円3,094百万円+11.5%
経常利益3,450百万円3,121百万円+10.5%
純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)2,300百万円2,258百万円+1.9%
1株当たり当期純利益148.00円145.32円
2027年3月期の連結業績予想。売上高37,500百万円、営業利益3,450百万円で引き続き増収増益を目指す
出典:日本ケアサプライ 2026年3月期決算 補足説明資料 P.15

株主還元

同社は株主に対する利益還元を経営の重要な施策として位置付け、累進配当制度の導入およびDOE(株主資本配当率)6%を下限とする目標に基づき配当を決定することを基本方針としており、継続性・安定性の株主還元を維持するとしている。

配当金とDOEの推移。累進配当制度の導入とDOE6%を下限とする目標に基づく株主還元方針
出典:日本ケアサプライ 2026年3月期決算 補足説明資料 P.16

長期ビジョン「けあさぷVision2040」

2025年2月公表の長期ビジョン「けあさぷVision2040」では、2030年に向けた財務戦略として、売上高のオーガニック成長6%以上、当期純利益はCAGR5%の業績拡大を掲げる。M&Aでは業界水平統合や高齢者支援サービス事業の基盤整備を志向し、資本コスト水準はエクイティスプレッド5%以上、配当政策は累進配当制導入・DOE6%を下限、財務レバレッジは借入金を活用するとし、PBR/PERの分析と改善策への取組みを進める。経営指標では、ROE(自己資本当期純利益率)は利益の増加により前年比2%向上した。

長期ビジョン「けあさぷVision2040」の外部環境認識と2030年に向けたキャッシュ・アロケーション、財務戦略
出典:日本ケアサプライ 2026年3月期決算 補足説明資料 P.22

※本記事は日本ケアサプライが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次