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プリマハム、2026年3月期は売上高が過去最高 当期純利益は減損影響で減益

決算サマリー 2026.08.23
プリマハム、2026年3月期は売上高が過去最高 当期純利益は減損影響で減益

※本記事はプリマハムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

プリマハム株式会社の2026年3月期連結業績は、売上高4,756億円(前期比+3.8%)と過去最高を更新した。主力のハム・ソーセージや食肉のトレード拡大が寄与した一方、営業利益は91億円(前期比+2.0%)とほぼ横ばいにとどまった。親会社株主に帰属する当期純利益は一部事業会社の固定資産減損等により46億円(前期比△35.2%)の減益となった。2027年3月期は主力商品の伸長と課題事業の収益建て直しにより、営業利益・当期純利益とも大幅な増益を見込んでいる。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は4,756億円(前期比+172億円、+3.8%)で過去最高を更新した。売上総利益は526億円(前期比+41億円、+8.4%)、営業利益は91億円(前期比+2億円、+2.0%)、経常利益は112億円(前期比+7億円、+6.5%)といずれも増益となった。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、一部事業会社の固定資産減損等の影響により46億円(前期比△25億円、△35.2%)の減益となった。期初(2025年5月7日発表)の業績予想との比較では、売上高は予想比△0.9%、営業利益は予想比△23.9%、経常利益は予想比△14.0%、親会社株主に帰属する当期純利益は予想比△42.7%と、いずれも計画を下回った。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高4,756億円4,584億円+172億円(+3.8%)
売上総利益526億円485億円+41億円(+8.4%)
営業利益91億円89億円+2億円(+2.0%)
経常利益112億円105億円+7億円(+6.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益46億円71億円△25億円(△35.2%)
プリマハム2026年3月期連結損益実績
出典:プリマハム 2025年度決算説明会資料 P.4

セグメント別の状況

セグメント別では食肉事業部門が増益となった。食肉事業部門の売上高は1,601億円(前期比+11.0%)、営業利益は19億円(前期比+60.4%)で、輸入鶏・輸入豚のトレード収益の伸長が寄与した一方、国内養豚事業は疾病等の影響で減益となった。加工食品事業部門は売上高3,146億円(前期比+0.4%)、営業利益79億円(前期比+0.1%)とほぼ横ばいで、主力のハム・ソーセージは伸長したものの、CVSベンダー事業の不調が響いた。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
加工食品事業部門売上高3,146億円3,135億円
加工食品事業部門営業利益79億円79億円
食肉事業部門売上高1,601億円1,442億円
食肉事業部門営業利益19億円12億円
連結合計売上高4,756億円4,584億円
連結合計営業利益91億円89億円
プリマハム2026年3月期セグメント別業績
出典:プリマハム 2025年度決算説明会資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高5,000億円、営業利益110億円、経常利益は非開示ながら親会社株主に帰属する当期純利益75億円としている。主力商品であるハムソーセージの更なる伸長に加え、課題事業の収益建て直しにより営業利益の伸長を見込む。当期純利益は前期の一過性損益の反動もあり大幅な増益を見込む。一方、緊迫化する中東情勢に起因する原材料の調達困難や、今後の包材・エネルギーコスト等の上昇を懸念材料に挙げている。2026~2028年度中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)における2029年3月期の経営イメージとして、営業利益150億円、当期純利益100億円規模、ROE8%達成を目指すとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(計画)2029年3月期(経営イメージ)
売上高4,756億円5,000億円5,200億円
営業利益91億円110億円150億円
営業利益率1.9%2.2%2.9%
親会社株主に帰属する当期純利益46億円75億円100億円
ROE3.8%6.1%7.6%
1株当たり配当金80円80円
プリマハム2027年3月期業績予想と2029年3月期経営イメージ
出典:プリマハム 2025年度決算説明会資料 P.21

株主還元

2026年3月期の年間配当金は80円(配当性向88%)であった。配当性向目標は2025年3月期より30%以上から40%以上に引き上げている。2027年3月期の配当方針は、前期水準の安定的なキャッシュフローを見込み、80円/株で不変としている。2026~2028年度中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)では、3ヵ年累計のキャッシュ・アウト約650億円のうち、株主還元に約120億円を充てる計画である。

年度2024年3月期2025年3月期2026年3月期
1株当たり配当金(年間)65円80円80円
配当性向44%57%88%
配当利回り3.0%3.5%3.6%
プリマハム配当金及び配当性向の推移
出典:プリマハム 2025年度決算説明会資料 P.14

中期経営計画のトピック

2026~2028年度中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)では、「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」「成長投資とグローバル展開」「持続可能な経営基盤の強化」を全社基本方針に掲げる。既存事業の基礎収益力の向上や事業基盤の強化に加え、次世代プラットフォーム構築プロジェクト「Prima Next Project」(PNP)の稼働開始、伊藤忠商事とのコラボレーションを主体とした国内外事業展開、成長領域への挑戦などに取り組むとしている。

※本記事はプリマハムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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