Faber Company

Faber Company、2025年9月期は増収増益 ディストリビューション事業が新規20社受注で始動

決算サマリー 2026.08.23
Faber Company、2025年9月期は増収増益 ディストリビューション事業が新規20社受注で始動

※本記事はFaber Companyが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Faber Companyの2025年9月期は、大手・中堅企業向けの取組が奏功し、売上高2,560百万円(前期比+10.5%)、営業利益376百万円(前期比+12.4%)と増収増益で着地した。四半期の売上高は686百万円となり過去最高を記録した。新たに開始したディストリビューション事業は約20社から受注し、順調な滑り出しとなった。2026年9月期は売上高2,817百万円(前期比+10.0%)を見込む一方、同事業への先行投資拡大により営業利益は300百万円(前期比▲20.2%)を計画している。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

2025年9月期の連結売上高は2,560百万円(前期2,317百万円)、売上総利益は1,774百万円(売上総利益率69.3%)となった。営業利益は376百万円(前期334百万円、営業利益率14.7%)、当期純利益は263百万円(前期219百万円、当期純利益率10.3%)で、EPSは96.96円だった。売上高、営業利益ともに計画どおりの着地となった。

項目2024年9月期実績2025年9月期実績
売上高2,317百万円2,560百万円
売上総利益1,584百万円1,774百万円
売上総利益率68.4%69.3%
営業利益334百万円376百万円
営業利益率14.4%14.7%
当期純利益219百万円263百万円
当期純利益率9.5%10.3%
EPS89.34円96.96円
FY25/9通期連結決算サマリーのスライド
出典:2025年9月期 通期決算説明資料 P.9

事業別の状況(新規事業の進捗)

現在の注力事業であるミエルカ事業に加え、生成AI関連事業とディストリビューション事業の育成に取り組んでいる。生成AI関連事業では、2025年9月期2Qより生成AIを活用した新機能の開発を加速し、約20程度の機能追加を完了した。2025年4月〜9月の生成AI活用機能のプレスリリース数は13件で、ツール競合A(5件)、コンサル競合B(6件)、大手代理店(1件)と比較して多い状況にある。新たに開始したディストリビューション事業は、事業開始後約20社を受注し、初回取引時点のLTV/CACは2.1以上と一定の収益性を確保した。

事業指標実績
生成AI関連事業2025年9月期のAI活用機能追加数約20程度
生成AI関連事業AI活用機能プレスリリース数(2025年4月〜9月)13件
ディストリビューション事業事業開始後の受注社数約20社
ディストリビューション事業初回取引時点のLTV/CAC2.1以上
ディストリビューション事業のFY25/9における実現内容を示すスライド
出典:2025年9月期 通期決算説明資料 P.21

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期はミエルカ事業における大手・中堅企業顧客への売上拡大の継続と、ディストリビューション事業への更なる投資を織り込み、売上高2,817百万円(前期比+10.0%)、営業利益300百万円(前期比▲20.2%)を見込む。売上総利益は1,991百万円(前期比+12.2%、利益率70.7%)、当期純利益は210百万円(前期比▲20.2%)、EPSは77.21円を計画している。1Q及び上期はディストリビューション事業の成長投資に向けた費用計上により前年比で大きく減益となる見込みだが、四半期ごとに売上を積み上げ、トップラインの持続的な上昇トレンドを目指す。

項目2025年9月期実績2026年9月期予想前期比
売上高2,560百万円2,817百万円+10.0%
売上総利益1,774百万円1,991百万円+12.2%
営業利益376百万円300百万円▲20.2%
当期純利益263百万円210百万円▲20.2%
EPS96.96円77.21円
配当金普通配当20円+記念配当10円普通配当30円
FY25/9通期業績結果とFY26/9業績予想の一覧表
出典:2025年9月期 通期決算説明資料 P.24

株主還元

2025年9月期より配当性向20%を目安とし、M&A等による大きな財務状況の変化が無い限りは累進配当を想定する方針である。2025年9月期は初配として普通配当20円に記念配当10円を加えて実施した。2026年9月期の期末配当は1株当たり普通配当30円を予定しており、2025年11月12日終値1,042円に基づく配当利回りは2.88%となる。2025年9月期末の現預金/換金可能資産は24億円で、月商2ヶ月分にあたる5億円程度を定常資金として保有したうえで、成長投資とM&Aに積極的に取り組む方針としている。

項目内容
2026年9月期期末配当予想1株当たり普通配当30円
配当利回り2.88%(株価1,042円、2025年11月12日終値)
配当方針配当性向20%を目安+累進配当(M&A等による大きな財務状況の変化があった場合は検討)
2025年9月期末 現預金/換金可能資産24億円
FY26/9期末配当予想を示すスライド
出典:2025年9月期 通期決算説明資料 P.29

中期経営計画/トピック

ディストリビューション事業は、2030年9月末に保有ARR36億円を中期ゴールとして掲げ、前倒しでの計画達成を目指して投資を実施する方針である。M&Aについては、既存顧客基盤へのクロスセルが見込める企業や、参入障壁を強化できる企業、当社のリード獲得力を生かしたPMIが可能な企業を対象とし、黒字企業の取得を基本方針としている。2025年2月には株式会社so.laのグループ入りに伴い辻正浩氏が上席SEOコンサルタントとして参画するなど、業界著名人材の獲得によるサービス力強化にも取り組んでいる。

※本記事はFaber Companyが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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