※本記事はリンクアンドモチベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社リンクアンドモチベーションの2025年12月期は、キャリアスクール事業以外の事業が伸長した結果、売上収益・売上総利益がともに前年比大幅増となり、売上収益は過去最高を更新した。一方、キャリアスクール事業における構造改革をさらに推進するため同事業ののれんを全額減損損失として計上した影響により、営業利益・当期純利益は前年を下回った。あわせて、取得金額の上限を60億円とする過去最大規模の自己株式取得の実施を決定した。2026年12月期は、注力事業であるコンサル・クラウド事業の成長をけん引役に、売上収益467億円、営業利益63.1億円といずれも過去最高を見込む。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の売上収益は41,522百万円(前年比110.9%)、売上総利益は22,605百万円(同113.7%)で、いずれも予想値を上回り過去最高を実現した。一方、営業利益はキャリアスクール事業ののれん全額を減損損失として計上した影響により4,204百万円(同76.6%)、当期純利益は2,020百万円(同49.8%)、親会社に帰属する当期純利益は1,621百万円(同43.9%)と、いずれも前年を下回った。
| 項目 | 2025年12月期実績(百万円) | 2024年12月期実績(百万円) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 41,522 | 37,458 | 110.9% |
| 売上総利益 | 22,605 | 19,884 | 113.7% |
| 営業利益 | 4,204 | 5,485 | 76.6% |
| 当期純利益 | 2,020 | 4,053 | 49.8% |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,621 | 3,691 | 43.9% |
セグメント別(Division別)の状況
組織開発Divisionは売上収益・売上総利益ともに前年比大幅増となり、予想にはわずかに届かなかったものの過去最高を実現した。個人開発Divisionは、キャリアスクール事業で構造改革を優先した結果、既存教室の通学者数が減少し、売上収益・売上総利益ともに前年比減となった。マッチングDivisionは、オープンワークを中心とした人材紹介事業の大幅伸長により、売上収益・売上総利益ともに前年比大幅増となり予想を上回った。
| Division | 指標 | 2025年12月期実績(百万円) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 組織開発Division | 売上収益 | 16,845 | 113.4% |
| 組織開発Division | 売上総利益 | 11,757 | 114.7% |
| 個人開発Division | 売上収益 | 6,083 | 94.7% |
| 個人開発Division | 売上総利益 | 2,875 | 94.8% |
| マッチングDivision | 売上収益 | 19,300 | 114.7% |
| マッチングDivision | 売上総利益 | 8,576 | 119.7% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、注力事業であるコンサル・クラウド事業に経営資源を集中する方針のもと、売上収益は過去最高の46,700百万円(前年比112.5%)、営業利益はコンサル・クラウド事業の大幅な成長をドライバーに過去最高の6,310百万円(同150.1%)を見込む。当期純利益は3,930百万円(同194.5%)、親会社に帰属する当期純利益は3,470百万円(同214.0%)を計画し、ROEは30%以上の高い水準を見込む。
| 項目 | 2026年12月期予想(百万円) | 2025年12月期実績(百万円) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 46,700 | 41,522 | 112.5% |
| 売上総利益 | 25,700 | 22,605 | 113.7% |
| 営業利益 | 6,310 | 4,204 | 150.1% |
| 当期純利益 | 3,930 | 2,020 | 194.5% |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 3,470 | 1,621 | 214.0% |

株主還元
2025年12月期第4四半期の配当は1株当たり4.1円とし、2026年3月25日に実施予定。四半期ごとの配当実績は第1四半期3.9円、第2四半期3.9円、第3四半期4.1円、第4四半期4.1円で、年間配当は16.0円となった。機動的な還元が可能な四半期配当により業績に応じた配当を継続する方針で、来期以降も業績の伸長を通じた継続的な増配に取り組むとしている。また、自己株式取得についてはROE向上を目的に、取得金額の上限を60億円とする過去最大規模の自己株式取得を決定し、取得期間は2026年2月13日から2026年8月31日とした。
| 区分 | 一株当たり配当額(円) |
|---|---|
| 第1四半期 | 3.9 |
| 第2四半期 | 3.9 |
| 第3四半期 | 4.1 |
| 第4四半期 | 4.1 |
| 年間配当 | 16.0 |


中期的な成長戦略/トピック
中期的な成長に向けては、コンサル・クラウド事業を中心に収益のストック化を推進する方針で、2030年12月期には営業利益150億円(2025年比約3.5倍)、モチベーションクラウドを中心としたARR240億円(2025年比約3倍)を計画している。モチベーションクラウドの月会費売上は2025年12月末に627,382千円(前年比121.6%)となり、2026年12月末には7.0億円(前年比111.6%)を見込む。上半期はサイトへの直接流入数減少により商談数が一時的に減少したが、マーケティングルートの最適化や予算増加といった対策の実行により下半期の商談数は回復し、成長実現に向けた水準を確保しているとしている。また、キャリアスクール事業における構造改革をさらに推進するため、同事業ののれんの全額減損を決定した。
※本記事はリンクアンドモチベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。