※本記事は昭和産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
昭和産業は2026年3月期(通期)決算で、売上高3,354億円(前期比9億円増、0.3%増)、営業利益119億円(前期比8億円増、7.3%増)となった。食品事業は原料穀物相場の影響により販売価格が前期を下回るなどして減収となったが、適正価格での販売への取り組みにより増益を確保した。飼料事業は配合飼料・鶏卵の販売数量が前年同期をやや下回ったものの、鶏卵相場の堅調な推移により増収増益となった。2027年3月期は売上高3,500億円、営業利益120億円を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
経常利益は144億円、当期純利益は106億円だった。なお前期の経常利益・当期純利益は資料に記載がない。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,354億円 | 3,344億円 | +9億円(+0.3%) |
| 営業利益 | 119億円 | 111億円 | +8億円(+7.3%) |
| 経常利益 | 144億円 | 開示なし | ー |
| 当期純利益 | 106億円 | 開示なし | ー |

セグメント別の状況
食品事業の売上高は2,718億円(前期比17億円減、0.6%減)、営業利益は113億円(前期比3億円増、3.2%増)だった。カテゴリ別売上高は、製粉1,036億円(前期比27億円減、2.6%減)、製油947億円(同8億円増、0.9%増)、糖質655億円(同2億円減、0.4%減)、その他食品79億円(同5億円増、6.7%増)。飼料事業の売上高は587億円(前期比25億円増、4.6%増)、営業利益は10億円(前期比5億円増、107.2%増)となった。配合飼料および鶏卵の販売数量は前年同期を若干下回ったものの、鶏卵相場の堅調な推移により増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減 |
|---|---|---|---|---|
| 食品事業 | 売上高 | 2,718億円 | 2,735億円 | ▲17億円(▲0.6%) |
| 食品事業 | 営業利益 | 113億円 | 109億円 | +3億円(+3.2%) |
| 飼料事業 | 売上高 | 587億円 | 561億円 | +25億円(+4.6%) |
| 飼料事業 | 営業利益 | 10億円 | 4億円 | +5億円(+107.2%) |


通期業績予想
2027年3月期は、売上高3,500億円(前期比145億円増、4.3%増)、営業利益120億円(前期比1億円増、0.5%増)を見込む。鹿島工場のバイオマス発電ボイラーや神戸工場立体倉庫などの減価償却費、AI関連などの投資の費用が増加する見込み。経常利益は140億円(前期比4億円減、3.2%減)、当期純利益は95億円(前期比11億円減、10.5%減)を予想する。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,354億円 | 3,500億円 | +145億円(+4.3%) |
| 営業利益 | 119億円 | 120億円 | +1億円(+0.5%) |
| 経常利益 | 144億円 | 140億円 | ▲4億円(▲3.2%) |
| 当期純利益 | 106億円 | 95億円 | ▲11億円(▲10.5%) |

株主還元
配当方針は、配当性向40%またはDOE3.0%のいずれか高い方を基準とし、投資進捗や資金状況に応じた柔軟な追加還元を実施するとしている(事業ポートフォリオ再構築や資産売却等の一時的な特殊要因は除く)。2025年度(当期)の1株当たり配当金は115円で、配当性向は35.2%、DOEは2.6%だった。
| 年度 | 配当性向 | DOE | 1株当たり配当金 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 27.9% | 1.9% | 65円 |
| 2023年度 | 21.7% | 2.1% | 80円 |
| 2024年度 | 28.1% | 2.4% | 100円 |
| 2025年度(当期) | 35.2% | 2.6% | 115円 |
| 中期経営計画26-29(目標) | 40.0% | 3.0% | ー |
中期経営計画26-29
中期経営計画26-29の定量目標は、2029年度にROE8.0%、ROIC6.0%、営業利益140億円、営業利益率4.0%(いずれも2025年度実績比で改善)。基盤事業の強化を進める一方、オレオケミカル・ファインケミカル分野やニュートリション分野など新規事業領域の拡大にも取り組む。投資アロケーションは4年間累計で価値創出投資170億円以上、基盤投資400億円以上、株主還元210億円以上を計画している。
※本記事は昭和産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。