※本記事はダイダンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ダイダンの2026年3月期は、受注工事高が前期比25.5%増の353,102百万円、完成工事高が同2.5%減の256,228百万円となった。営業利益は同49.7%増の34,479百万円と大幅に増加し、採算性の向上により過去最高益を達成した。ROEは22.5%、期末繰越工事高は同37.5%増の355,273百万円と過去最高を更新した。
連結業績(2026年3月期 実績)
完成工事総利益率は、工事原価の低減策及び価格転嫁により採算性が改善し上昇した。一方、一般管理費は「ベースアップに伴う従業員給料の増加」「現場業務効率化・事務作業効率化等をはじめとするDX投資」等の費用により増加した。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 受注工事高 | 353,102百万円 | 281,271百万円 | 71,830百万円(25.5%) |
| 完成工事高 | 256,228百万円 | 262,732百万円 | ▲6,503百万円(▲2.5%) |
| 期末繰越工事高 | 355,273百万円 | 258,400百万円 | 96,873百万円(37.5%) |
| 完成工事総利益 | 56,083百万円 | 41,349百万円 | 14,734百万円 |
| 完成工事総利益率 | 21.9% | 15.7% | 6.1p |
| 営業利益 | 34,479百万円 | 23,037百万円 | 11,441百万円(49.7%) |
| 営業利益率 | 13.5% | 8.8% | 4.7p |

セグメント別(工種別)の状況
工種別では、電気工事の受注工事高が44,814百万円から87,303百万円に増加し、空調衛生工事も236,457百万円から265,798百万円に増加した。完成工事高は、電気工事が37,532百万円から49,234百万円に増加した一方、空調衛生工事は225,200百万円から206,994百万円に減少した。
| 工種 | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 空調衛生工事 | 受注工事高 | 265,798百万円 | 236,457百万円 |
| 電気工事 | 受注工事高 | 87,303百万円 | 44,814百万円 |
| 合計 | 受注工事高 | 353,102百万円 | 281,271百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
中期経営計画「Stage2030Phase2《磨くステージ》」に基づく事業戦略により、受注工事高及び完成工事高は過去最高水準であった前期を上回る見通し。各段階利益においても、良好な受注環境による完成工事高の増加を受け、増益となる見通し。Phase2《磨くステージ》の最終年度として業績予想を達成し、Phase3《輝くステージ》へ挑戦するとしている。
| 項目 | 通期実績(2026年3月期) | 通期予想(2027年3月期) | 増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 期首繰越工事高 | 258,400百万円 | 355,273百万円 | 96,873百万円 | 37.5% |
| 受注工事高 | 353,102百万円 | 360,000百万円 | 6,898百万円 | 2.0% |
| 期末繰越工事高 | 355,273百万円 | 450,273百万円 | 95,000百万円 | 26.7% |
| 完成工事高 | 256,228百万円 | 265,000百万円 | 8,772百万円 | 3.4% |
| 完成工事総利益 | 56,083百万円 | 59,800百万円 | 3,717百万円 | 6.6% |
| 完成工事総利益率 | 21.9% | 22.6% | 0.7p | - |
| 営業利益 | 34,479百万円 | 36,000百万円 | 1,521百万円 | 4.4% |
| 営業利益率 | 13.5% | 13.6% | 0.1p | - |
| 経常利益 | 35,770百万円 | 36,500百万円 | 730百万円 | 2.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 26,772百万円 | 27,300百万円 | 528百万円 | 2.0% |
| 自己資本当期純利益率(ROE) | 22.5% | 19.8% | ▲2.7p | - |

株主還元
配当方針として、2026年3月期より配当性向40%以上かつ純資産配当率(DOE)4.8%を下限とする方針を採用している。2026年3月期の配当性向(連結)は40.2%、純資産配当率(DOE、連結)は8.0%、配当金総額(合計)は11,066百万円となった。2027年3月期の年間配当金予想は、普通株式1株につき普通配当85円(中間42.00円、期末43.00円)。なお、当社は2026年1月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施している。
| 区分 | 中間 | 期末 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月期 | 52.00円 | 111.00円 | 163.00円 |
| 2026年3月期(株式分割前換算) | 82.00円 | 168.00円 | 250.00円 |
| 2027年3月期(予想) | 42.00円 | 43.00円 | 85.00円 |

中期経営計画の進捗状況
中期経営計画「磨くステージ」(2025年3月期~2027年3月期)の数値目標に対し、2026年3月期業績は、連結売上高は2025年5月発表の修正目標に僅かに及ばなかったものの、連結営業利益とROEでは目標を超過達成した。最終年度にあたる2027年3月期も、連結売上高は僅かに修正目標に届かない見通しながら、連結営業利益とROEは目標を大きく上回る予想値の達成を目指すとしている。
※本記事はダイダンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。