※本記事はファーストコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ファーストコーポレーションの2026年5月期(第15期、2025年6月1日~2026年5月31日)の連結業績は、売上高36,417百万円(前期比△15.7%)、営業利益2,896百万円(同+12.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,882百万円(同+12.8%)となり、利益は過去最高益を更新した。売上高は不動産売上・共同事業収入の反動減により減収となった一方、完成工事総利益率の改善と不動産売上総利益率の上昇により増益を確保した。年間配当は前期比6円増の48円とし、過去最高の配当金額となった。
連結業績(2026年5月期 実績)
完成工事総利益率は前期の8.0%から11.5%に、不動産売上総利益率は9.0%から17.6%にそれぞれ改善した結果、売上総利益は4,692百万円(前期比+11.8%)となった。販管費は1,796百万円(同+11.0%)に増加したが、営業利益は2,896百万円(同+12.3%)、経常利益は2,689百万円(同+8.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,882百万円(同+12.8%)と、各段階利益はいずれも増益となった。期末受注残高は28,360百万円(同△20.7%)、当期受注高は20,138百万円(同△24.4%)で、2025年5月期の受注残高の消化が進んだ。
| 項目 | 2026年5月期 | 2025年5月期 | 対前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,417百万円 | 43,194百万円 | △15.7% |
| 売上総利益 | 4,692百万円 | 4,197百万円 | 11.8% |
| 営業利益 | 2,896百万円 | 2,579百万円 | 12.3% |
| 経常利益 | 2,689百万円 | 2,478百万円 | 8.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,882百万円 | 1,669百万円 | 12.8% |

セグメント別(建設事業・不動産事業)の状況
建設事業は完成工事高の増加と完成工事総利益率の改善により、売上高27,224百万円、セグメント利益3,036百万円(セグメント利益率11.2%)と過去最高利益となった。不動産事業は不動産売上・共同事業収入の反動減により売上高は8,817百万円に減少したものの、セグメント利益は1,106百万円(セグメント利益率12.6%)を確保した。
| 事業 | 指標 | 2026年5月期 | 2025年5月期 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 売上高 | 27,224百万円 | 22,641百万円 |
| 建設事業 | セグメント利益 | 3,036百万円 | 1,740百万円 |
| 建設事業 | セグメント利益率 | 11.2% | 7.7% |
| 不動産事業 | 売上高 | 8,817百万円 | 20,274百万円 |
| 不動産事業 | セグメント利益 | 1,106百万円 | 2,187百万円 |
| 不動産事業 | セグメント利益率 | 12.6% | 10.8% |

通期業績予想
2027年5月期は、売上高44,000百万円(前期比+20.8%)、営業利益3,500百万円(同+20.9%)、経常利益3,000百万円(同+11.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,070百万円(同+10.0%)を計画している。受注高は35,000百万円(同+73.8%)を計画し、造注比率は20.0%を計画する。フェーズ1の2年目である2027年5月期は売上高目標を変えずに、利益率の改善により営業利益を増加させる計画。
| 項目 | 2027年5月期(予想) | 2026年5月期(実績) | 対前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 44,000百万円 | 36,417百万円 | 120.8% |
| 営業利益 | 3,500百万円 | 2,896百万円 | 120.9% |
| 経常利益 | 3,000百万円 | 2,689百万円 | 111.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,070百万円 | 1,882百万円 | 110.0% |
| 受注高 | 35,000百万円 | 20,138百万円 | 173.8% |

株主還元
利益還元方針は連結配当性向30%以上を基本とし、内部留保の状況等を勘案の上、機動的に自己株式を取得し還元拡充に努めるとしている。2026年5月期の1株当たり配当金は前期比6円増の48円(1株当たり当期純利益157.18円、配当金総額609百万円、配当性向30.5%)とし、2027年5月期は51円(予想1株当たり当期純利益169.84円、配当金総額647百万円、予想配当性向30.0%)への増配を計画している。株主優待として保有株式数・継続保有期間に応じたクオカードを贈呈する制度も設けている。
| 項目 | 2026年5月期(実績) | 2027年5月期(予想) |
|---|---|---|
| 当期純利益 | 1,882百万円 | 2,070百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 157.18円 | 169.84円 |
| 1株当たり配当金 | 48円 | 51円 |
| 配当金総額 | 609百万円 | 647百万円 |
| 配当性向 | 30.5% | 30.0% |

中長期ビジョン「First VISION 2031」の進捗
中長期ビジョン「First VISION 2031」の初年度である2026年5月期は、営業利益で計画2,800百万円を上回る2,896百万円(計画比103.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益も計画1,750百万円を上回る1,882百万円(計画比107.5%)で着地した。フェーズ1(足場固め・基盤構築)の目標である売上高500億円は2028年5月期の達成を目指し、フェーズ2(進化・飛躍)では売上高1,000億円、営業利益率8%以上を目標に掲げている。ROEは18.0%となり、株主資本コスト(1.5%程度+0.8程度×6%程度=6~7%程度)を上回る水準を維持している。
※本記事はファーストコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。